III FRUM THA SOUL


    1993年当時、R&Bのメジャーシーンはニュージャックからヒップホップ・ソウルと名前を変え、よりポンポコ音が先行する作りに 一時・新譜の購入意欲をなくした私・・・、でもマイナーシーンでは もの凄いアーティストが活躍していたんですよね!。

 シンシナティー出身のボーカルグループ「スリー・フラム・ザ・ソウル」、メンバーは「ヴィクター・グリーン」「ジミー・ジョンソン」&「ラモンテ・リチャードソン」の3人で、「ヴィクター」と「ジミー」は兄弟・・・そして「ラモンテ」はハイスクール時代の同級生かな?、この3人で かなり若い時代から音楽活動を行っていたみたいであります。噂ではショータイム・ジ・アポロと言うイベントで4週連続勝ち抜き、またアマチュア・ナイトのイベントで3週連続勝ち抜きと 数多くの舞台をあらしていた彼ら。それが功を奏し、めでたくマイナーレーベル「BROWN STREET」と契約し アルバムデビューと相成りましたです。

 左が彼らのデビュー盤"What Cha Missin' [BRWON STREET '93]"で、正直に書くと リリースからちょっと遅れて手にした作品だったのですが、聴いた瞬間に電撃が走った感覚は今でも覚えていますね!。「ジェラルド・レバート」似(誌面では「テディペン似」のカキコも見られますが、私はあえて「ジェラルド」一本で!)の野太いバリトンが吠える歌声も凄いが、それをパフォーマンスする楽曲が また素晴らしい!!!。

 前半の攻撃的なジャック・アップナンバー3曲で まさにノックアウト状態になった私。90年代半ばはマイナー独特の時代錯誤のビート&メロディーといろいろ書かれていたも、これは素直に攻撃的なダンスナンバーに完全にやられた!・・・この3曲でニュージャックの良き時代を思い出したって感じでしたです!。でもこのアルバムの凄さはアップだけにとどまらず、中盤からのド!バラード・ナンバーへと続く・・・バラード面?のスタートになった#6"I Can't Wait"のグループ「レバート」を思わせるナンバーも凄かったが、ハイライトになる#7"Let Me Make Love To You/Turn Off The Light"のフィーリー・ソウルの名曲カバーナンバーで またまたノックアウト・・・にゃ(^^)、結局アルバム1枚 どこから聴いてもノックアウトを食らった作品でしたですよーん(^o^)。

 ちなみに90年代半ばは 話題の作品であったものの、日本国内ではマイナー店でしか取り扱われていなかった一品。それが原因からか、レコ屋で見かけなくなってしまってから 一時 かなり高値で売買されていましたが、ここ数年でなぜか大量に本CDを見かけるようになり 今現在ではかなり安く買えるようになりましたです。っと言うことで、90sR&Bを代表する作品ですので、もし見かけたら 是非とも購入してくれこと お勧めしますよーん(^-^)v。 

<その他のアルバム・レビュー>

 WHAT CHA MISSIN' [BROWN STREET '94/'95]

 1st盤の2ndプレス盤です。実は「3・フラム・ザ・ソウル」さんは、こちらの作品から聴き始めましたです。
 ちなみに正規1st盤との違いは"I Get Lonely"のリミックスが入っているところですね。
 III FRUM THA SOUL [RCA / BMG JAPAN '99]

 マイナー1作品で終わってしまうのでは?・・・っと思ってた時にリリースされた、メジャー・レーベル「RCA」からリリースされた2nd盤。さすがにメジャー・レーベルだけあり、プロデューサーに「ジェラルド・レバート」&「キース・スウェット」...etcと豪華お客人がわんさかと参加しています(^-^)。ちなみに2nd盤では「ラモンテ」さんに代わり、「リカルド・スコット」さんが参加しています。
 BIG JIM / COMMITMENT EPISODE 1 [ALL RIGHT '03]

 メンバー「ジミー・ジョンソン」さんが2ndから「ビッグ・ジム」に名前を変え、そしてソロ活動を開始しての作品です。マイナー・レーベルからのリリースですが、中身はかなり以上の極上R&B盤でしたですよん。
 予備  2011年、待望の3rdアルバムがリリースされるみたいですよ〜!。
http://www.iiifrumthasoul.com/fr_logo.cfm

トップに戻る