日本大学マンドリンクラブのシンボルマーク
鳳凰を模したマークです。日本大学マンドリンクラブの機関誌『鳳友』は、
もちろん、この≪鳳凰≫から名付けられたものです。
鳳凰(ほうおう)は、古くから中国の伝説にみえる想像上の瑞鳥です。
麟(りん)・亀・竜とともに四霊(四瑞)と呼ばれ、体は、前半身が麟、後半
身は鹿、頸(くび)は蛇、尾は魚、背は亀、頷(あご)は燕(つばめ)、くちばし
は鶏に似ています。羽にはクジャクのような五色の紋があり、声は五音
にかない気高く、梧桐(ごどう)にすみ、竹の実を食べ、醴泉(れいせん)の
水を飲むとされています。
聖天子の治政の兆として現れ、麒麟・霊亀・応龍とともに四霊と総称 され、
雄を「鳳」、雌を「凰」と称したと言われ、羽のある生物の王とさ れていま
す。
OBの中でもこのマークを≪不死鳥(フェニックス)≫と誤解されている方が
いらっしゃるようですがこれは≪不死鳥(フェニックス)≫ではなく≪鳳凰≫
です。
≪不死鳥(フェニックス)≫は、永遠の時を生きるという伝説上の鳥で不死
鳥(フェニックス)は伝承から≪火の鳥≫とも言われますが、これらのものと
≪鳳凰≫は全く別な生物です。鳳凰は中国の伝説にある生き物で、混同
されることが多くありますが、別なものですのでご注意下さい。
新一万円札の裏面に、宇治・平等院鳳凰堂の屋根上にいる鳳凰像が印
刷されています。また、手塚治虫著の漫画『火の鳥』や『ポケットモンスタ
ー』のホウオウは、この≪鳳凰≫をモチーフにした作品だそうです。
4期 宇野五千雄さんが在学中に考案されたものでご本人に確認していま
す。
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