<冷たくしないで Live at 高円寺 ペンギンハウス>

ゲスト:矢野かおり(Vo)、高橋さん[都市航海](Dr)

冷たくしないで
高森理之(Vo, P)、服部壮雄(Vo, B)

2008.3.8.(土) 冷たくしないで Live at 高円寺 ペンギンハウス
ゲスト:矢野かおり(Vo)、高橋さん[都市航海](Dr)

(この日、3部作最後です)
「冷たくしないで」は元STBのピアノ&ヴォーカルの高森氏、そしてベース&ヴォーカルの服部氏のユニットである。
2006年に突然、「解散」と言う言葉を目にする。
私は学生時代にメンバーと知り合い、学生→社会人バンドとして20年以上も続けていたSTBが「何をいまさら」と思ってその気持ちを伝えた。
STBは4人で曲を作り、基本的に作った人がメインヴォーカルをとる5人編成のバンド。
そして他のメンバーはコーラスをとり、繰り広げられる歌の世界は「LOVE&PEACE」。
その世界は年を重ねるごとにSTBとしてまとまっていって、これからも楽しみにしていた...
しかし、私がごねて何とかなる問題じゃないんだ。

その後、高森氏&服部氏は少しずつ活動し始める。
今回、「冷たくしないで」とユニット名を決めてのライブ告知が届く。
そして私がこの日、ライブに足を運ぶことになった。


夕方のLiliesのライブ
が終了し、ライブハウスを出たのが20時10分。
高森氏からは20時30分ぐらいからスタートと聞いていた。
大急ぎで新宿駅→高円寺 ペンギンハウスへ向かう。
着いたのは20時40分。
ライブハウスに入ると、まだ音がしていない...間に合いました。
丁度セッティングの時間でそそくさとチャージ、ドリンク注文を済ませて席へ着こうとしたら満席状態。
友人のいる席へ向かってつめてもらい、席に着くとすぐにライブの始まりです。


まずは、「ペーパームーン」から(歌:高森氏)。
男のジレンマを歌った切ない曲であります。
二人のコーラスワークが一層切なくさせてくれる。
そして「タバタでブガルー」(歌:服部氏)。
STB時代にこの曲に嵌ったフリークが多数。
この曲の歌詞には都会のジトジト感、疲弊感がどっと伝わってくる。
服部氏の歌詞にはホント驚かされる。
次に「ラブ&ピース物語」を披露(歌:高森氏)。
これは自問自答的ラブ&ピースな曲。
「大塚慕情」服部氏の曲(歌:服部氏)。
この曲は情景を表す言葉だけでも酔えてしまう。
ある意味、「3丁目の夕日」であります。

ここでゲスト、この日の午後に足を運んだ「kaolune」のヴォーカル:矢野かおりが入って、メンバー二人と「矢野かおりとタコス」としてライブを行っていた曲を披露。
(当時はもう一人、ギター&ヴォーカルが入っていました)
二人とのステージでは矢野かおりは安心感が漂っている。
「One Fine Boy」を矢野かおりのヴォーカル、そしてメンバー二人のコーラスで。
そして「生きる」を高森&矢野のヴォーカル、高森&服部コーラスで披露。
この3人のハーモニーは気持ちをやさしくしてくれる。
「生きる」は3人のライブを知っている人なら誰もがリクエストしたくなる曲。
(まず、3人でライブステージに上がることが少ないからね)
「機が熟すと、互いに寄り添っているだけで」 といった真っ直ぐなラブソングに、お客さんがみんな腕枕されている状態でじっくり聴き入ってました。

ここでゲスト・チェンジです。
ドラムの都市航海の高橋さんが入り、カバー曲、SMAPの「朝日を見に行こうよ」、スタッフの「Love Of Mine」を演奏。
そして、「モモとオホシサマのバラッド」を演奏。
これは親が子供に「今何しているんだろう?どんなこと考えているんだろう?」と、すくすく育ってくれと募る想いがほのぼのと伝わる名曲。
最後は二人で「いつもの気持ち」を演奏し、この日のライブは終了。
この「いつもの気持ち」は知り合った当時からのSTBの代表曲。
男が自問自答している姿を歌った曲として、今まで巡り合った歌の中でも個性が光っていた。


この日のお客さんはじっくり聴くタイプ。
ひとしきり演奏に酔う様は、演奏しているほうは大変だったかも(笑)

対バン、「都市航海」の高橋さんは、何度か二人と共演している仲。
まったり感漂うリズムが心地よいんだ。
そして、午後のkaoluneとはまた違った編成で矢野かおりの歌声を聴く。
二人の演奏、コーラスに身を委ねるように歌っている。
だから伝わるんだよね。矢野かおりの歌声が。
矢野かおりは久しぶりに披露するのにきっちり歌えるんだから。

二人のユニットとしての演奏となったが、まだバンドのイメージが濃い。
他のメンバーの音が頭の中に残っているんだ。
一度聴いたことのある方だとギターの音、4声コーラスを捜してしまうのでは。
逆に音数が減った分、歌のメッセージが伝わるということもあるから、お二人の間合いを追及していって欲しい。

「冷たくしないで」として動き始めた高森氏&服部氏。
矢野かおりを含め、こんな面子が学生時代から知り合いになったこと。
今改めて素晴らしい出会いだなと感じる。
私は末永くこの二人のライブに足を運びます。

いつかSTBが...私が生きている間、この気持ちは変わらないだろうね。


そして、次に演奏した高橋さんのバンド、「都市航海」のライブレポ。
書きたいんだけれど歌詞が良く聴き取れなかった。
やはりオリジナル曲で演奏している歌もののバンドは歌詞の意味が重要ですので。
再度足を運びますので次回に...
スミマセン、高橋さん、そして他のメンバーの皆さん(_●_)

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冷たくしないで
高森理之(Vo, P)、服部壮雄(Vo, B)
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