1999年〜 1.STBCOMMON BILLジンタ

【STB

まず、学生時代からのバンド仲間、STBはその後も年に何回かライブに出演。
高円寺 ペンギンハウスでのライブがメインとなる。

そしてSTB。
彼らのテーマは歌詞&サウンド共に”ラブ&ピース”。
基本的にオリジナル曲を歌う、そうみんなが曲を書き、それぞれ個性的な曲を聴かせてくれる。
和洋折衷折混ぜながら”LOVE&PEACE”を歌う。
聴いているほうが楽しめちゃうんですよ。
とにかく、みんな自分達の曲に愛情を持っているってことが感じられるんだ。
長年聴いていると、各人の持ち歌をやっているにもかかわらず、きっちりSTBとしての音楽になっていた。
これがバンドの歴史なんだよなぁ。
1、2年で解散してしまうバンドとはまた違った味わいがある。
そしてSTBの魅力はコーラス。ドラム以外4人でコーラスをする。
サウンドが分厚くなるんだ。

そしてSTBは毎回「御茶ノ水通信」といったビラ&歌詞カードを配布する。
これによって自分たちのことをわかってもらう、自分たちの曲をわかってもらおうとする姿勢。
大切だよね。


...しかしながら、STBは2006年に解散。
25年近く一緒に続けてきたバンドである。今でも「何で?」という想いがある。
正直、このバンドでは「解散」という言葉は聞きたくなかった。
楽器を手放せない彼らなのにね。
メンバーでない私がこんなことを言っても仕方がないのであるが...
私が生きている間は待っているよ。

【COMMON BILL

巡り合わせというものはあるもので、1998年、1999年とSTBの対バンにCOMMON BILLが出演。
そう、沢登氏をベースでサポートしていた可知氏が在籍していた「HIPGELLO」のVo&Gの玉川氏が演奏していた。
これがまた、カントリー、ロカビリーなサウンドに特有の歌詞。
「相変わらず活動しているんだな」とにんまりしながら聴いていた。


そして、2006年に西広しょうた氏のライブにて、COMMON BILLの曲、「ひと粒」をカバー。
敬愛するミュージシャンによって、曲と再会することもあるんだな。

2008年現在、 玉川氏は別のバンドで活動しているが、COMMON BILL名義の活動は私の耳には届いていない。
【ジンタ

そしてSTBの対バンで最も心揺り動かされたのが、「ジンタ」である。
このバンドに出会えて感謝。
日本人の侘び・寂びが息づいているんだ。
道の片隅に落ちているような風景が浮かんでくるんです。
お客さんもそれを聴き、みんなで歌っている(口に出さずとも心の中で...)。
障子紙に水を垂らすように心に沁みてくるんだ。

しかしながら、2000年にジンタはドラムの方が北海道に引っ越すということで解散となる。
ラストライブにはペンギンハウスにお客さんが長蛇の列となって押し寄せた。
後ろのほうは見えないので椅子の上に立って観戦するぐらい、みんなジンタを慕っていた。
アンコールにはこの日演奏していない曲をお客さんがどんどんリクエストする始末。
曲名覚えて歌詞覚えて、みんなで歌うジンタの曲。
今はアルバムを聴くことしかできない。
ジンタのアルバム、絶対逃す手はないよ。
この3グループ、サウンドは非なるものの、日本人の心の一ページに残している想いを呼び起こさせてくれる点は一緒だったよ。


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