御祈祷札、お守りについて   2
 前回登載した同じ題名の内容とは、様々な意味で程度が違いますので登載させていただきます。

 今回の祈祷の関係者から電話があり、祈祷時に展開されたものを、素人にも分かる様に書いて欲しいという要望がありました。

 今回の祈祷は、延べ時間にして7時間以上を費やしています。

 途中で昼食を取りましたが、祈祷を完璧に遂行する為、途中の進行状況を霊視し、その結果で次の課題に移って行きますので、長時間を費やしてしまいました。

 7時間以上を費やしていますが、根本原因がはっきりしていますので、私としては全く書き易い部類に入ります。

 確かに祈祷時に展開され、霊視した内容が、余りにも悲しく、生々しく、悲惨なものは、私には書けません。

 そして内容が複雑すぎ、長時間かけて全てを解決、解明し終えた祈祷も、後から思い出し、資料として残そうと思っても、私達の中に記憶として残っている量は、ほんの少しだけの事が往々にしてあります。

 ですから、余りにも複雑過ぎる祈祷内容も、正確に記憶している自信がありませんので、登載出来ません。

 私達の祈祷の場に同席されて、私達が行っている事を見ていたら、、私の言っている事はお分かりになると思います。

 今まで登載させていただいた鳴釜の祈祷の実際も、そんなに複雑な例は登載していません。

 そんなに複雑な例は登載していませんが、その様な祈祷でも、途中で展開された場面の量などは、全体の半分位しか覚えてないのが実状です。

 これから書いて行く祈祷の内容も、情報は正確でも、祈祷時に展開された情報量からは、大分少なくなっていると思います。

 
 今回の祈祷の依頼は去年から聞いてはいましたが、他にも沢山聞いていたのと、効果的な祈祷の時期を過ぎていた事もあり、躊躇(ちゅうちょ)していました。

 祈祷も時期的なものが有り、期を逃しては効果は有りません。

 この方は京都の祇園で十数店舗を持つ二代目です。

 しかし、どの商売でも言えますが、不況の影響で余り芳しくありません。

 先代は一代で今日を築き上げた方ですから、実力も有り、又時代にも乗り、商売を広げられました。

 一代で富を得る方は、当然その過程で無理をし、又様々なものに対しても、無理を押し通した事も有るはずです。

 その結果、当然その反動も作用します。

 先代は大変信仰深かったとも聞いています。

 家の庭には立派な御社が在り、事務所にも大きな御社が在ります。

 そして先代は、奈良県の○○山の○○の信望者で、家の御社や事務所のお社の中に○○の御祈祷札を置いています。

 それも一つならまだしも、沢山の御札が入っています。

 種類の違うお札も入っています。

 ○○から頂いた、どう見ても信仰の対象には程遠いものも入っています。

 この家の宗旨は、浄土宗ですが、仏壇には浄土宗の掛軸は無く、○○山の○○に関係すると思われる掛軸がかけてあります。

 それも、直接ガムテープで仏壇に貼られています。

 そして、その掛軸の下の部分には、空海様の掛軸がセロテープで貼ってあります。

 長年の年月をかけて、今の様になったのだと思います。

 家の御社や事務所の御社を祀り始めた当所は、それこそ純粋な気持ちで祀り始められたと観ます。

 その結果商売が繁盛します。

 ○○の御祈祷札に対する信頼が増します。

 ○○の御祈祷札だけではなく、御札と名が付くものに盲信します。

 その結果、仏壇の中にまで御祈祷札を置かれるようになったものと思います。

 この方の家の御社を霊視すると、沢山のガラクタが見え、寒さが襲います。

 事務所の御社を霊視すると、黒いコールタール状のものが見えます。

 この事務所の御社に居るものを見て、これは私達にしか出来ないものだと思いました。

 私の心の中で、この方の所へ祈祷に行こうと決めたその晩、妻の枕元に男性が立ちました。

 整髪料の香りもします。

 二日続けて来られましたので、もう直其方へ行って祈祷をしますので安心してくださいと伝えると、それ以後姿はありません。

 祈祷に行くと決めてから、私と妻の体には、それを阻止しようとする力が働き、何か落ち着きがありません。

 私達が祈祷に行くと決めた直後、この経営者な方は急激な目まいに襲われ、病院に担ぎ込まれました。

 この様な類のものの取る行動に対し、私は腹が立ち、真っ向から対決します。

 汚いものには汚い言葉で対応します。

 それは、私の中に巳神様が入っているという裏づけがあるから出来る事です。

 この領域の方で、祈祷の後で体調を崩す方や、この領域に入ってから体調が優れず病気がちな方は、もう一度自分自身に影響を与えているものの真偽を見極める必要があります。

 何故なら、この領域の仕事を続けていると、とてつもなく力の強い悪霊と縁を持つ事があります。すごい力で攻撃して来ます。その場合、自身を守ってくれる正統なものが入っていないと、相当なダメージを受けます。

 正統なものが入っていても、入っている神霊の程度によっては、体に残ります。

 最悪の場合、そのダメージから立ち直れない場合もあります。

 
私達の場合、どんなに厳しい祈祷でも、終わった後は、体が軽く清清しい気持ちに包まれます。

 それは、その祈祷が完璧に成し遂げられたという事と、私達の体に作用したものが、巳神様の引き受けにより消されたという証です。



 この方の家に着き、此方の巳神様を出し、庭の御社の前に立ちます。

 御社の扉を開けると、○○山の○○の御祈祷札や、金属で出来た蛇の置物、○○から頂いた、瓦の蛇の置物など、他のも数個入っています。

 私、「地神様、この御社の中に入っているもの(神霊)を見せてください」、と頼みました。

 妻、「地神さん、笑ってるみたいや」、「三角形のものを口でくわえて、ぽいと御社の外に捨てたわ」。

 私、「地神様、他には居ないですか」。

 妻、「居ないけど、汚いと言ってるわ」。

 私、「地神様、この土地に地神様が居るはずですが、御姿を見せる様に言ってください」。

 妻、「何も見えないけど」。

 私、「居(お)るはずや」、「綺麗にしたら、出て来るやろ」、「汚いから、隠れているんやろ」、「此処は簡単や」。

 この御社の中に祀られているもの全てを、御社の外に出しました。

 先ずこの家の仏壇(御先祖様)に対し、今までの祀り方の間違いに、侘びを入れます。

 「観音経」を上げますが、御先祖様の反応が全く有りません。

 仏壇は空です。

 只の箱です。

 線香の護摩に入る前に、仏壇にかけてある間違った掛軸を剥がしました。

 線香の護摩に入り、五大明王をお呼びします。

 線香の護摩を進めて行くと、急に私の体に入って来る(こんなものが来たぞ、というお知らせ)ものがあります。

 私、「これ何や、ちょっと見てくれ」。

 妻、「何か、鎧(よろい)みたいなものを着けた腕が出て来たわ」。

 妻、「派手やわ」、「胸の辺が赤で、緑色も入ってるわ」。

 私、「あんた、顔見せてみ」。

 妻、「兜(かぶと)をかぶってるわ」、「面白い格好してるわ」。

 私、「あんた、耳出してみ」。

 妻、「?」。

 私、「あんた、鼻見せてみ」。

 妻、「?」。

 私、「あんた、尻尾があるやろ、見せてみ」。

 妻、「豚の、荒い、猪みたいな・・・・・?顔してるわ」。

 妻、「足で頭を踏んづけてる」。




 妻、「赤い、金色も入ったものを履いてるわ」。

 私、「男か女か」。

 妻、「ぼ〜として、形を成してるのかないのか・・・・?」、「荒々しいわ、手に何か持ってる」、「偉そうに威嚇して来るわ」。

 私、「仏さんの目は?」。

 妻、「抜けてるわ」。

 私、「お前、えらい(非常に)偉そうにしてるけど、○○の御札について来たものやな」、「○○の寺にうろうろしてる族(やから)やな」、「な、此処は居心地がええから(良い)、天国やな」、「足で踏んでる仏さん、離したり、可哀想やろ」。

 妻、「言う事聞かへんわ、笑ってるわ」。

 私、「地神さん、どんな顔して見てる?」。

 妻、「知らん顔してるわ」。

 私、「知らん顔か・・・」。

 ここで関西弁で汚くまくし上げましたが、書きません。

 私、「お前、ええ加減にしとけよ、お前みたいなチンピラ、消して落とすのは簡単な話や・・・」、もっと言いましたが、汚い言い方ですので書きません。

 私、「今からお前の首を斬り落とす、首を前に出せ」。「わしの持ってるこの剣が見えとるやろ、首を前に出せ」。

 妻、「あかんわ、震え出したわ」、「何か小さくなってるわ」。

 私、「頭踏むのを止めたらんかい、ボケ」。

 妻、「しょぼんとしてるわ」。

 妻、「離れて、しょぼんと立ってるわ」。

 私、「あんた、此処に居りよ、釜で消したるから、逃げるなよ」。

 ここで「仏説阿弥陀経」を上げます。

 妻、「仏さんの形が整って来たわ」、「座って、こっちを向いてお辞儀を繰り返してるわ」、「手を頭の上に上げて、お辞儀を繰り返してるわ」。

 
妻、「着物を着た、女の人が座って出て来たわ」、「ちょっと斜め横を向いてこっちを見てるわ」。

 私、「誰やろ?」。
 
 鎧を着て出て来た族は、○○山や○○の地域でうろうろしている程度の悪いものです。

 ○○の眷属神の格好を真似ているのかも知れませんし、自分の力を誇示して、この様な格好を見せているのかも知れません。

 やたら手を合わすのが好きな人が来たので、この人に付いて行けば酒も飲めるし、食べ物も不自由しないとみて、此処の先代の御札に付いて来たものです。

 霊視の出来ない方は信用されないかも知れませんが、このての族は、奈良の山によく見ます。

 

 次はこの家の御社に居る(この家の御社には、最初此方の巳神様が、口に巳神擬き(もどき)の様なものをくわえてぽいと捨てた時点で、もう何も居ないのですが、それらが発した汚いものが残っています)「邪」の祓いと、さっき出て来た族の祓い、そして事分けてと断りを入れ、この家の御先祖様の成仏を、鳴釜の神事で祈願します。

 庭の御社に向かい、鳴釜の準備をします。

 鳴釜の準備が終り、さっきの族を出します。

 私、「こら、さっきの奴、出て来い」。「地神様、出してください」。

 妻、「出て来たわ、小さくなってるわ」、「おどおどしてるわ」。

 私、「仏さん出てるか」。

 妻、「見えんわ」。

 私、「もう安心されたんやろ」。

 コンロに火をつけ、釜が沸騰し始めました。

 この時点位から、私の後頭部から右肩にかけて、相当な苦痛が出て来ました。

 祈祷が続いて、疲れている事は確かですが、その事から来るものではなさそうです。

 今から釜を焚いて対処するものは、そんな力は有りません。

 妻に話しかけると、妻は後頭部から背骨にかけて穴を開けられていると言います。

 私に作用して来るのと、入って来る部位から観るに、悪い意味で相当な力を持ったものと推測されます。

 大体検討はついています。

 この後で行く所の御社に入っているものです。

 事務所の御社に祀られている祈祷札に寄って来たものです。

 先に此方を片付けます。

 米を入れます。

 釜が鳴り出しましたが、少し音が小さいです。

 私、「族はどうなってる」。

 妻、「まだ見えるわ」。

 音は少し小さ目ですが、このまま進めても族は消えます。

 族は消えますが、私の中で忘れていた事が有ります。

 それは、釜を焚く前の願文に、姿を隠すこの土地の地神様に対する表白を入れてなかった事です。

 もう一度米を磨ぎ直します。

 この土地の地神様に、「この鳴釜の神事をもって、この家、この所を祓い清めます。祓い清めて何も無い綺麗な状態にします。どうか御姿をお見せください」と告げ、コンロに火をつけます。

 湯が沸騰して来ます。

 洗い米を入れます。

 釜は大きな音で鳴り出しました。

 私、「族は消えたか」。

 妻、「まだ見える」。

 ある言葉を唱えます。

 妻、「ひらひらになって、かすかすになって、散ってしまったわ」、と言います。

 私、「ひらひらか・・・、まあ、そんなもんやろ」。

 私、「釜の上に、何か出てるか」。

 妻、「何も見えない」。

 私、「御先祖は」。

 妻、「何も見えない」。

 私、「地神様、まだこの家の障りが残っているなら出してください」。

 妻、「もう何も見えないわ」。

 釜の音が小さくなって行きます。

 私、「〜家の地神様、鳴釜で全ての障りを消しました」、「御姿をお見せください」。

 妻、「腹が出て来たわ」、「腹の鱗が見えるわ」、「腹の下に、小さな白い子供が居て、その腹が子供をこすっているわ」。



 私、「そんな訳ないやろ」。

 妻、「子供と違うわ、小さめの巳神さんやわ」。

 私、「奥さんの方やろ」。

 妻、「大きい方は、目が赤くて、太いわ、力が有りそうやわ」、「少しベージュがかった色やわ、真っ白ではないわ」。

 私、「〜家の地神様、有難う御座います。長年に渡り、大変失礼な事を続けたていた事をお詫びします。この家屋敷を守ってくれる地神様が居られるのに、他所からの神霊を入れ、本来の守り神様をないがしろにした事をお詫びします。何も分からないでした事ですので、どうか御許しください。今こうして鳴釜で家屋敷を綺麗にしました。どうか許してやってください」。

 妻、「赤い舌を出したわ」、「舌の先が二つに分かれてるわ」。

 私、「〜家の地神様、鳴釜でこの御社も綺麗になりました。又後日、縁が有りましたら、鳴釜の神事をもって、この御社に御迎えしたいと思います・・・・・・」。

 妻、「嫌やと言っているわ」、「汚いと言っているわ」。

 私、「地神様、〜家の地神様を、この御社に御祀りする事は不可能ですか」。

 妻、「汚いと言ってるわ」。

 私、「それでは、この庭に、新たに御社を置いて御祀りする事は可能ですか」。

 妻、「この家の地神さん、又舌を出したわ」。

 私、「〜家の地神様、それでは新たに御社を置きますので、そうすれば、この家の地神様として、この家の商売、家族を守ってくれますか」。

 妻、「ぐ〜とくねったわ」。

 私、「有難う御座います」、「縁が有りましたら、勧請の儀に呼んでください」、と告げました。

 この時点で3時間半位の時間を費やしています。

 昼食を取って直に事務所の御社に向かいます。

 事務所に向かう車の中で、此方の巳神様に聞いてみました。

 私、「地神さん、さっき釜を焚く時に出て来た奴、あいつを完全に消してしまって宜しいですか」、と聞きました。

 妻、「目を閉めて合図してあったわ」。

 この言葉を聞くと安心します。

 何故なら、いくら悪いものでも、、一応神霊と名の付くものに対しては、此方の巳神様に聞いて対処しなければいけない場合も多々あります。

 私が業を煮やして辛抱しきれなくなり、こいつを刀で斬っても宜しいですかと尋ねても、斬ってはだめだと、頭を横に振る場合が有るからです。

 相変わらず、私と妻の後頭部から首、肩にかけての痛みが続きます。

 この家の御主人は、ずっと以前から、後頭部から肩にかけての痛みが続いていると言われます。

 会社の事務所に着き、二階の庭の御社の前に立ちました。

 此処も立派な御社が在ります。

 黒いコールタール状のものが見えた所です。

 やはり此処にも、○○の御祈祷札が何種類もありました。

 早速鳴釜の準備にかかります。

 準備が整いました。

 一応神に捧げる表白、願文を、ましてや少し下から出る様な表白を考えていましたが、もうこんな族に対しては必要ありません。

 私、「こら、ボケ、姿を出してみ、はよ出んかい、どろどろのボケ、出て来い」。

 妻、「あかんわ、出えへん」。

 私、「地神様、出してください、この御社の御札についてるものを出してください」、「地神さん、どんな顔してる?」。

 妻、「普通にしてる」、「何にも出てこないけど」。

 私、「アホの極み、出て来たらんかい」。

 妻、「そんな事言ったら、余計に出て来ないわ」。

 私、「伏見さん、呼ぶわ、来てくれるやろ」。

 京都伏見稲荷大社、白狐社の白狐様を「稲荷大神秘文」を上げ、お呼びします。

 妻、「来てあったわ」。

 私、「白狐様、有難う御座います。以前からお伝えしていた御社です」、「白狐様、この御社の中のものを出してください」。

 妻、「出て来たわ、黒いものが社の中から噴出して流れ出てるわ、下に溜まってるわ、きしょく悪」。

 私、「出られるやないか、呼んだらはよ出て来んかい、アホよ」。




 このものに対し、ある言葉を述べ、不動金縛りの印を結び、関西弁で襤褸糞(ぼろくそ)に言いました。

 私、「あんたな、目があるやろ、目を出してみ」。

 妻、「白い目が出たわ、白く抜け通った目やわ」。

 ここで、釜と焚くぞとまくしあげましたが、内容は書きません。

 妻、「形が変わったわ」、「真ん中が白で、片一方が黒で、もう一方が赤に変わったわ」。



 私、「恐いから、隠れているつもりやろ」、「心配せんでもええで、消したるからな、楽しみにしとけよ」。

 何時もの様に、向かって左に此方の巳神様、右に白狐様が位置します。

 コンロに火を入れます。

 湯が沸騰して来ます。

 米を入れます。

 大きな音で釜が鳴り出しました。

 妻、「白狐さんが、地面の白い砂の様なものを両手で上に巻き上げているわ」。

 私、「?」

 妻、「銀色やろか、光の様な、霧の様な・・・・・」。

 不動真言(火界呪)を上げ続けます。

 妻、「地神さんも口から白いものを出して、上げてるわ」。

 何時もは、一方が何かをする場合、もう一方は引いて、見ている場合が多いのですが、今回は両方の神様が力を合わせて動いています。

 それだけ強い悪霊と観ます。

 妻、「釜の真ん中で、白狐さんと地神さんが上げた白いものが合わさって上がって行くわ」。



 釜は相当大きな音で鳴り続けています。

 私、「消えたか」。

 妻、「まだ黒く残っているわ」。

 私、「しつこいな」。

 釜が鳴り出してから、そこそこの時間が経っていますが、大きな音で鳴り続けています。

 それだけ、程度の悪いものなのでしょう。

 ある言葉を言い、その後、金縛りの法を行いました。

 妻、「まだ見えるわ」。

 妻、「白狐さんと地神さんが、ずっと白いものを上げてるわ」。

 「龍神祝詞」、「稲荷大神秘文」を上げます。

 妻、「消えた、消えた、やっと消えたわ」、と言います。

 釜はまだ大きな音で鳴り続けています。

 妻、「消えたら、白狐さんも地神さんも、普通に此方を見てるわ」、と言います。

 一年間に2〜3回有るか無いかの程度の悪いものでした。

 この黒いコールタール状のものは、悪の極みです。

 この領域の者も、お役の無い者、修行の足りない者が、この様なものと縁(この様なものの祈祷をすれば)を持てば、その後体調を崩したり、最悪の場合、入院したり、施術者のその後の人生、生き方に影響を与えます。

 要するに、負けるわけです。


 この様な類は、消えた様でも、根本は残る場合が多いです。

 それは人間の深い所に持っている悪と通じますので、中々断ち切る事は難しいです。

 そしてこれは、沢山の程度の悪いものが集まった醜態です。

 一応今回の祈祷で消えましたが、注意は必要です。

 まだ釜は鳴り続けていますが、火を消しました。

 釜がこの様に長時間鳴り続けたというのは、それだけの意味が有って、鳴り続けさせたと観ます。

 私、「白狐様、地神様、有難う御座いました。これでこの所、この御社も綺麗になりました」、と礼を述べました。

 そしてこの後、此処の会長さんが、商売繁盛の為には、伏見稲荷様をお祀りすべきですかと尋ねられます。

 この旨を白狐様に尋ねましたが、何もお答えになりません。

 妻、「巳神さんの御姿が出て来たわ」、と言います。



 私、「白狐様、この地で地神様を祀れという意味ですか」、と尋ねました。

 妻、「御姿が消えて、金色の三角形が出て来たわ」、と言います。

 妻、「三角形のものに、矢印(→)が来たわ」、「違うわ、白狐さんの手やわ」、「白狐さんの手が金色の三角形のものを掴んで、それを御社の中に置いたわ」、と言います。

 私、「白狐様、祓い清めたこの土地に地神様を祀れと、祓い清めたこの御社で地神様を祀れと、そしてその地神様は、白狐様が伏見の稲荷山から縁をつけると取りますが」。




 妻、「白狐さん、前の両足で細かく(小さく)2〜3回、土をかいたわ」、と言います。(よくする仕草です)

 私、「白狐様、再度聞きます。この御社でお祀りして良いのですね」、と聞きました。

 妻、「良しと合図したよ」、と言います。

 京都伏見稲荷大社、白狐社の白狐様が、直々に巳神様の縁をつけるのは初めての事です。

 前に一度、稲荷山から縁をつけてもらった巳神様は居ますが、今回のケースとは異なります。

 白狐様も、それだけのお考えが有ってされた事なのでしょう。

 これで二箇所の祈祷は済んだのですが、会長さんが祇園の料亭の一つに井戸が在り、その井戸の状態を知りたいと言われます。

 わざわざ其処まで行く必要は無いのですが、帰り道ですので寄らせていただきました。

 店内の隅に井戸が在りますが、蓋がしてあります。

 その井戸のすぐ側の壁には、その土地の神社の御札が祀られています。

 霊視をしましたが、この御札自体は何ら問題ありません。

 この井戸の神霊を呼んでみました。

 「井戸神祓」、「龍神祝詞」を上げます。

 私、「〜の水神様、どうか御姿をお見せください」、と言いました。

 妻、「白い、綺麗な巳神やわ」、と言います。

 私、「〜の水神さん、何か不満は無いですか、良い機会ですので、言ってくだい。私がこの家の者に言いますので、言ってください」。

 妻、「此処の巳神さん、首を伸ばして、壁に祀ってある神社のお酒を飲んでるみたいやわ」、と言います。

 私、「そうか、御免な、そうやな〜、お酒も飲みたいな〜。今までそこのお酒を飲んでたんやな〜。会長さんに言うたるからな、御免な」と言いました。

 この井戸の水神様は、すぐ側の壁に祀られている神社のお神酒を飲んでいたようです。

 この地の巳神様は、正統な神様で、そんなに不満は無い様です。

 私、「〜の水神さん、今日から此処にお酒を置くからな、そして商売が繁盛する様に守ってやってな」、と頼みました。

 妻、「うん、うんと言ってるわ、綺麗なおとなしい神さんやわ」。

 
この水神(地神様)様に、毎日お酒や卵をお供えして祀れば、お客さんを取ってくれます。

 商売繁盛します。

 此処までの時点で、7時間以上かかっています。

 今日の祈祷で、この家の商売、家族の障りは無くなりました。

 障りが無くなったというだけの事です。

 この家の商売の繁盛、家族の守りは、白狐様が縁をつけてくださった巳神様を祀ってこそ、成就すると観ます。

 白狐様が縁をつけてくださる巳神様をお祀りしてこそ、この様な類のものから守ってくださると観ます。

 この家の先代が長年お祀りしていた御札を、何も分からずに祀り続けた事に原因がありますが、この御札を出した元の所の根本も大いに責任が有ります。

 純粋で強い正統な正念が御祈祷札に入っていれば、この様な事は起こらないはずです。

 祀っている家の者の後頭部や肩に、痛みを出す様な事は無いはずです。

 今私がブログにこうして書いている時点で、これを阻止しようとする力が、私の左の親指の付け根、そして私の妻の後頭部に入って来ています。

 もう祈祷を行ったこの家には居ませんが、この様なものの類は、何処にでも居るという事です。

 おそらく今回の祈祷で逃げた部分が、御札を出した方から、作用をしていると観ます。

 又誰かについて行きます。

 困ったものです。

 
 余談ですが、今回の祈祷中、小さい巳神さんの姿が出て来ませんでした。

 祈祷が終わって、何も無い状態になった時点で呼びますと、此方の巳神様の尻尾の後ろ辺りから、顔を出しました。

 恐かったのだと思います。







 

 
 
鳴釜神事の実際と考察
ひとりごと・ふたりごと
新 ひとりごと・たまに・ふたりごと・・8
(906)