狐の婿入り

何故それが今なのか?・・・。この家に発せられた呪詛との関係か?
 先ず、「ある不動明王の念の形」、を読んで頂いてから本分を読んで頂きたいと思います

 前回の祈祷の後、もう一度祈祷に行かせて頂き、不動明王様の両脇の観音菩薩の撥遣をさせて頂きました。

 その後、この敷地に在る伏見稲荷の御社の御正念も何も入っていない御霊を伏見稲荷大社にお返しして、新たに伏見稲荷大社で勧請を受けられました。

 勧請を受けられ、家に帰って、早速敷地内に在る立派な稲荷社に御霊を治められました。

 私の方には直ぐに電話が有って、今、稲荷社の御霊を治めさせて頂きましたが、どの様な神霊様(稲荷様)が我家に来られていますかと尋ねられます。

 早速、此方の地神様に頼み、○○家に来られた稲荷様をお呼びしましたが、それらしい雰囲気は有るのですが、その神霊の御姿は出ませんでした。

 本当の事を言うと気にされますので、夫婦の稲荷様が来られていますとお答えした事を覚えています。

 私の方にしても気になりましたので、その後、再度○○家の稲荷様をお呼びしましたが、そのお姿は出ませんでした。

 そして少し後、○○家の稲荷様をお呼びすると、一体だけ、稲荷様のお姿が出ましたが、後ろにもう一体の稲荷様が隠れておられる事がよく有りますので、それについては余り気にかけてはいませんでしたので、この家の方には夫婦の稲荷様が居られますとお伝えしていました。。

 この家は手広く事業をされています。

 東京にも会社が在り、商売と生活は此方と東京を行き来されています。

 そして東京の方でも、稲荷様が来ておられるとして、お酒などをお供えされています。

 この神霊に対するお祀りの行為、感謝の気持ちは、この家の娘さんが主に行っています。

 神霊にしても、この娘さんを通していろんなお知らせを送って来られて来ます。

 この家は手広く商売をされていますのでその人脈も多彩で、それを狙っての、その人脈を利用して儲けようと企む程度の低い輩の念や、実際その出入りも有って、私達の方から観れば余り感心しない、要するに、厳しい家と観ます。

 実際、数え切れない程の回数、被害を蒙った事や、今現在も余り感心しない他からの念が入って来ています。

 数百人という信者を持つ団体から利用され、施設を乗っ取られる直前で気がつき難を免れた事や・・・、厳しく言えば、何か・・・、この家も、そんなものと縁が出来る低いものが有る事は確かです

 その事をこの家の娘さんが気づき、私達との縁が出来たものと思います。

 新たに伏見稲荷様が来られてまだ一年は経っていませんが、この家の伏見稲荷様は一番良くお祀りされる娘さんを通してお知らせを送って来られます。

 実際、この家の代表者の人の良い部分を利用して一儲けしようとする念が来ると、娘さんが反応します。

 この家の伏見稲荷様や不動明王様が教えてくれる訳です。

 当然、その様な低い輩には低い程度の邪が憑いていますので、娘さんに入るお知らせは辛いものになります。

 前回の祈祷でも、その時点までのその事については対処させて頂きましたが、やはりこの家の娘さんとお母さんを除いた方が本当に理解されない限り、永遠にこの様なものは出入りして来ます。

 今回、この家に行かせて頂く様になったのは、急遽、その様な事になったという事で、私の方でも今回の祈祷の途中で大体の事が把握出来たというのが実情です。

 確かに、祓い消すものはありましたが、それ以上の大事な事、今の段階で対処しておかなければこの先が臨めない、この時点で対処しておかないとこの先が無いという事が有ったので、急遽、私達が行かされる様になったと観ます。

 祓い消すもの、この家の方が以前付き合われていた団体からの呪縛、この家の伏見稲荷様の事、全て今の時点で対処しておかなければこの家の事業、家族、娘さんの将来など、良い方向に行くには、今が限界だったのかと、後になって思う次第です。

 本題に入ります。

 ず〜っと伏見稲荷様のお知らせが入って来ていました。

 綺麗な音です。

 音色など、詳しくは書かれませんが、神霊様の音です。(何故詳しく書けないかは、この様なものに興味のある方は、そして何も守護神がついていない方は、騙されるからです。邪神はどんな事でもするからです)

 白狐社の命婦専女神様からのお知らせです。

 左から入って右に通り抜ける時もあります。

 私の方にしても、命婦専女神様からのお知らせは良く入りますので、現に今回の祈祷の4日前の祈祷にしても、命婦専女神様からの依頼でしたのでその祈祷が終わるとそれでお知らせは終わりと思っていました。

 この家の娘さんからメールを頂いたのは、今回の祈祷の4日前の朝、祈祷に行く前にメールが入りました。

 その日、東京から京都に来て、伏見稲荷にお参りして東京に帰りますという内容でした。

 普段なら直ぐに、家の地神様を通して、○○さんがお参りするので命婦専女神様にはその様にお伝えくださいと言うのですが、祈祷の朝でしたので、今回を何も言いませんでした。

 そして4日前の祈祷が終わったのですが、その後、余計にお知らせの強さがきつくなって来ました。

 その日の午後、この娘さんから再度メールが有って、道を知り尽くしているお父さんが大阪からの帰りに道に迷い、気がついたら京都の伏見稲荷大社の前に車が着いたという内容でした。

 大阪から伊勢の方に帰るのに、伏見稲荷の前に行くとは、増してや、車で行かれた方はお分かりでしょうが、あんなややこしい細い道を・・・、不思議なものです。

 「あ・・・・、呼ばれたな・・・」、と思いました。

 そしてこの娘さんは東京に帰る予定を急遽変えて実家に帰られました。

 「あ・・・・、○○家の伏見稲荷様の一大事やな・・・」、と思いました。

 命婦専女神様のお知らせの強さは段々強くなって来ます。

 妻も、「ず〜っと来とってやわ・・・、伏見さん・・」、と言います。

 「これは聞かなあかんな・・・」、と思いました。

 私、「地神さん、○○さんの所の伏見稲荷さんの所に、一体何が来てますか?」。



 妻、「こんなものが出て来たわ」、と言って絵に描きました。

 私、「それと地神さん、あのお不動さんの御社にも、何が来てるんですか?」。



 妻、「馬・・・、茶色かな?・・・。男の人がその馬の手綱を持ってるわ・・・。黒い服装で・・・、人力車を引く人みたいな服装で、黒い笠もかぶってるわ・・・・」、と言います。

 私、「馬のあんたに尋ねるが・・・、あんた、この家や会社を困らせようとしているものやな?。そうなら、歯をむいて首を振ってみ」、と言うと、「歯をむいて、頭を上に向けて首を振ってるわ」、と言います。

 私、「あんた・・・、ほんまの顔してみ」。

 妻、「一瞬、男の顔になったけど直ぐに馬の顔に戻ってしまったわ・・・、何か・・・こめかみがへこんだ様な・・、ミミズクの様な顔やったと思ったけど・・・」、と言います。

 私、「男のあんたに尋ねるが・・・、あんた・・・、○○家に対して・・、何を企んどるんや?」。

 妻、「何も言わないわ」。

 私、「地神さん、稲荷さんのお社に入ってるもの・・・、あれは何ですか?」、と聞きましたが、何も教えてはけれませんでした。

 妻、「地神さんが・・・、厳しい顔してるわ」、と言います。

 私、「地神さん、これ、きついか?。これ、私らの体、大丈夫か?」。

 妻、「考えとってやわ・・・。かすかにうなずいてあったわ・・・。良い機嫌のうなずき方と違うわ・・・」、と言います。

 私、「地神さん、これ・・・、命婦専女神様が私らに何とかしてやってくれという意味やな?」。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 私、「ほな・・、これ・・、地神さんの守護と命婦専女神様の守護が私らに働くという事やな?」。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 私、「ほな、行かせて頂くわ・・・。命婦専女神様にはその様に伝えてください」。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 この方とは直ぐに連絡を取って今の始終をお伝えしましたら、「私も左の耳から綺麗な音がずっと聞こえていました」、と言われます。

 「あ・・・、この方にもお知らせは行っていたんやな・・・。もう、急がなあかんな・・・」、と思いました。

 直ぐに祈祷の日にちは決まったのですが・・・、地神様から見せてもらったのはこの二つの情報だけです。

 情報が極端に少ないという事は、経験上、相当厳しいものの念が其処に働く、今現在働いているという事は解ります。

 まだ祈祷までの日にちが少なかったので良かったのですが、こんなものが10日〜2週間先の祈祷予定なら、それまでに疲れてしまいます。

 祈祷が近づいて来るに従って、命婦専女神様からのお知らせも大きくなって来ます。

 それに伴って、心臓の動悸、体にかかる重み等・・・、相当な厳しさを感じます。

 人が聞いたら・・・、観光ホテルに泊まって(この地域はこの手のホテルしかありませんので)・・・、のんびりと・・・・、と思われるかも知れませんが・・・、そういうと、ホテルに着いて8階の廊下を歩いていたら・・・、仏さんが私に入って来ました。

 「しゃ・・・ないな・・・」、と思いましたが・・・、「えらい事やったな・・・、辛かったな・・・、成仏しいよ・・・。なまんだぶ・・・、なまんだ〜ぶ」、と言うと、何処かへ行かれていました。

 話しがそれましたが、ホテルに着いて、再度、明日の祈祷で、稲荷のお社に入っているものを聞いてみました。

 私、「地神さん、再度、教えてください。何が来てるんですか?」。

 手真似で・・・、

 妻、「何か・・・、白い・・・・、イソギンチャクの・・・、何か・・・・、かすかに動いてるわ・・・。周りは水やと思うけど?・・・・」、と言います。



 私、「有難う御座いました」、と言って、それ以上は聞きませんでした。

 躊躇無しに対峙するものと取りました。

 食事が終わって・・・・・、ビールも沢山飲んでいないのに・・・、頭が痛くなって来ました。

 疲れている様で疲れていない・・・・、何とも言えない感じがあります。
 
 妻は珍しくいびきをかいて寝てしまいました

 「あ・・・・、これはきついな・・・」、と確信しました。

 霊的なものが作用すると眠くなる事があり、いびきをかきます。

 私はとうとう朝まで眠れない状態でした。

 先ずない事です。

 頭痛がひどくなって来ました。

 朝、ホテルを出る前に、再度、聞いてみました。

 私、「地神さん、あの稲荷社に何が入っているのですか?」。

 妻、「口?・・・・・。わなわな・・・・、と震えている様な・・・、口?。周りは水やと思うけど・・・」、と言います。

 私、「口の色は?」。

 妻、「白やわ」、と言います。



 私、「地神さん、躊躇せずに対したら良いんですね?」。

 妻、「うなずいとってやわ・・」、と言います。

 「よし・・、その時はやらなしょがないやろ・・・」、と思いました。

 現地に着いて、この家の方と話をすると、皆さん、昨日は頭が痛くて鎮痛剤を飲んでも治らず、吐き気と下痢がひどく、従業員も頭が痛くて休んで、腰が痛い人もいたと言わます。

 社長は頭の中が嵐で?ひどい状態でしたが、今朝はすっきりとして体も軽く、こんなのは一年に2〜3回しかない軽い状態です。階段もすいすい上がれますと言われます。

 「いや・・・、そんなもんでもないで・・・・」、と内心、思いました。

 祈祷の順序としては、釜は二つ焚きます。

 一つはお不動様のお社に入っていているもの・・・、黒い衣装をつけて馬の手綱を引いたその存在の意味に対しての対処をします。

 これは大変意味の有るものです。

 そして同時に、この敷地に在る伏見稲荷様のお社に入って?・・というより、作用しているもの・・・、白いイソギンチャクの様な・・・、わなわなと震えている様な口・・・、周りは水・・・、の存在に対しての対処をします。

 一つ目の釜の祈祷の途中で解明したのですが、これが大変意味の有るものでした。

 今回の祈祷の本当の目的が・・、命婦専女神様が私達を此処に来させた目的が・・・、これだったのだという事が祈祷の途中で解明したものです

 今回の祈祷は、ある意味、私を試したものかも知れません。

 その後、二つ目の釜を焚きます。

 二つ目の釜は伏見稲荷様のお社の前で焚きます。

 日頃の守護に対する感謝と、これからの事業繁栄の釜を焚きます。

 その前に、この様な祓いの対象が稲荷のお社に作用した事の詫びをお伝えしたのは勿論です。

 お不動様の前で一つ目の釜に入ります。

 先ず、お不動様を祀るお社の中に祓いの対象が入った事、また、その事に気がつかなかったこの家の住人の失態を詫びます。

 黒い衣装を着けて馬の手綱を引いた存在に対処をします

 それと・・・、この時点では祓いの対象と思っていた白いイソギンチャクの様な・・・、わなわなと震える口・・・、周りが水・・・、の存在に対処します

 私、「このお不動様のお社に入って来ている、黒い衣装を着て馬を引いたあんた、ちょっと出てくれるか?。地神さん、ちょっと出してください」。

 妻、「何も出ないわ・・・」。

 この繰り返しを続けましたが、はっきりとしたものは出て来ませんでした。

 私、「ええ加減にしときや・・・。出て来てみ!」。

 妻、「何か・・・・、ぐじゃぐじゃ・・・としたものが出てるけど・・・、はっきりしないわ・・」、と言います。

 私、「ほな・・・、それでええわ・・・。地神さん、此奴、逃がさんといてください」。

 私、「それと・・・、稲荷さんの社に入ってる方・・・、出てください」。

 妻、「出ないわ・・・」。
 
 私、「神霊と観ます。貴方を神霊と観ます。どんな事が有ったんか知りませんが・・・、ちょっとお姿を見せてください。貴方と話がしたい。私は貴方と話がしたい。どうか姿をお見せください」、と何回も同じ事を繰り返しましたが、全くその存在が出ません。

 私、「地神さん、開けるわ。今から開けるわ」、と言って、両手で目の前の空間を開ける仕草をしました。

 私、「どや?。出たか?。出たやろ」。

 妻、「・・・・・・・う・・・・・、何やろ?・・・・・」。

 私、「稲荷やろ?。白の稲荷やろ?」。

 妻、「稲荷さんやけど・・・・、う・・・・、何やろ?・・・・」。

 私、「わし、解っとったで・・・・。あんたが稲荷さんやという事が・・、解っとったで・・・。あんた・・、何をしたんや?。神霊がしたらあかん事をしたんか?。あんた・・・、男の稲荷さんやな?。どや?。あんた・・・、えらい恰好で出たな・・・.。そない嫌わんでもええやんか。こなして・・、命婦専女神様が縁をつけてくださるくらいやからな・・・。あんたもまだお役があるんやろ・・・。あのな・・・、あんた、ところで・・、伏見稲荷の命婦専女神様、知っとるな?」。

 妻、「うなずいてるわ」。

 私、「あのな・・・、その命婦専女神様がな・・・、私らのとこに、大分前から来てあってな・・・・、まあ・・、それで此処に来させてもろたんや、今日。それで・・、何やろな?・・・、と思ってたら、あんたが出て来た訳や・・・。ところで、あんた、私らの事は前から知っとるな?」。

 妻、「うなずいてるわ」。

 私、「ほな、ちょっと聞いてか。あんた、今の状態、それでええんか?。あかんやろ。な・・。それでな・・・、あんた、観たとこ・・、大分力の有る神霊さんやな?・・・、解るねん。何でそうなったか知らんけど、一回わしらを信じて、わしらの言う事を聞いたらどないや?。あんた、何をしでかしたか知らんが・・、まあ・・、もうそれはそれや。もうええがな。神さんも失敗はするで・・・。人間なんかアホな事ばっかりしとるがな・・・。私らも失敗ばっかりやで・・・。もうええから・・、あんたをこの釜で綺麗にさして欲しいねん。釜焚いてな・・・・・、あんたのした事や今のあんたの状態を元の綺麗な神霊に戻さして欲しいねん。私らを使こたらええねん。どないや?。・・・・・・・・・・・・・・・・」。

 妻、「稲荷さん・・・、泣いてるみたいやわ・・・。涙が見えたわ・・・」、と言います。





 (この様な感じで涙が見えたと妻が言います)

 「良し。もうこれで喧嘩をせんでええな・・・」、と思いました。

 私、「稲荷さん、泣いてるか?」。

 妻、「泣いてるわ」。

 私、「な、そなしょ。任せとき。そしたら釜を焚きます」、と稲荷様に告げました。

 私、「それと地神さん、姿が出んが・・・、馬を引いた男の事、これ、釜で消してください」。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 私、「地神さん・・・、やっぱり、祓いの表白は読んだ方が宜しいか?」。

 妻、「読め、って」。

 「龍神様、大日大聖不動明王様の申し上げます。仰ぎ願わくは、この鳴釜に神事をもって、○○県・・・・・・・、○○の処を祓い清め給わんことを。この○○県・・・・・・・・・・・○○の処に住するの・・・・・・・・、龍神様、不動明王様の下等、所応の力に応じて・・・せよ」。

 「龍神祝詞」、「稲荷祝詞」、を上げます。

 「観音経」、を上げます。

 「稲荷心経」、を上げます。

 コンロに火をつけます。

 湯が沸騰して来ます。

 米を入れます。

 釜は波をともなった音で鳴り出しました

 これが、この祓いの当然の鳴り方です

 やがて音は消えて行きました。

 私、「どやった?」。

 妻、「・・・・・、稲荷さん・・・、大きくなったわ・・・。はっきりして来たわ・・・」。

 私、「馬を連れた・・・・ぐじゃぐじゃになってたやつは?」。

 妻、「釜が鳴ったら直ぐに消えたわ」、と言います。

 私、「稲荷さん・・、居ってか?」。

 妻、「居ってやわ」、と言います。

 この時点で・・、私の中で解明したものが有ります。

 私、「地神さん・・・、そういう事か?。そういう事やったんか?。そうやな?。地神さん」、と思わず言ってしまいました。

 妻、「うなずいとってやわ・・・、地神さん」、と言います。

 私、「稲荷さん・・・、あんた・・・、そういう事やったんか?」、出て来られた稲荷様に聞いてみました。

 妻、「ういなずいてるわ」、と言います。

 この・・、急に私が言い出した意味は妻は勿論、後ろに居られるこの家の方は何が何やら・・・、全く解らなかったと後で言われました。

 私、「そうか、稲荷さん、ほんならな・・・、この後で稲荷社の前で釜を焚くから、待っとってくれるか?」。

 妻、「稲荷さん、うなずいてるわ」、と言います。

 私、「○○家の不動明王様、お姿をお見せください」。

 妻、「・・・・出てあったわ・・・・、お不動さんのお姿で出とってやわ・・・」、と言います。

 この後、後ろに居られる家の方が家庭内の問題や諸々の質問をされましたが、それは書きません。

 また、その質問の答えとして、不動明王様が下される判断が厳しいものになるか知れないという推測から、声に出さずに聞いてみました。

 勿論、妻は霊視しているだけですのでお不動様のそれがどういう意味なのかは解りません。

 ある質問にお不動様は、

 私、「剣を上に上げてあったやろ?」、と妻に聞きました。

 妻、「上げてあったわ・・・」。

 私、「お不動さん、首を下に向けてあったか?」。

 妻、「下に向けてあったけど・・・、お不動様の顔が・・・、観音様の顔の様になって下を向いて・・・、上に向きなおしてあった時は・・・、お不動さんの顔になってあったわ・・・」。

 私、「「そうか・・・・。困ったな・・・・、という様な観音さんの顔か?」。

 妻、「ちょっと表情をくずして・・・、そうやな・・・・、という様な感じやったわ」、と言います。

 内容は書けませんが、そんなに心配は要らない、願いはかなうという事でした。

 また、家の方からは、「我家のお不動様は水神様ですが、その水神様は出られないのですか?」、という質問を受けました。

 私、「○○家の不動明王様、水神の形を取ってください」、と言いました。

 妻、「・・・・巳さんが出てあったわ」。

 私、「何体や?」。

 妻、「二体、出とってやわ・・・」、と言います。

 本来、この不動明王様には三体の巳神様が入っておられますが・・・、三体出てくださいとお願いすれば出られると思いますが、まあ・・、形としてはこれで良しです。
 
 この巳神様にもいろいろと聞きましたが、その内容は書きません。

 只・・・、この家は手広く商売をされていますので、また、はっきり言って、この家の判断の甘さで、今まで沢山の歓迎されない者との付き合いも有った経緯から、表面の縁は切れても、私達の様なものから観る呪詛に相当するものは絶えず受けています

 今も受けています

 この家の方も、商売上、個人的な人間関係から蒙った事を絶えず話されますので大変気にされている事は解ります。

 その事を心配されて聞かれますので、

 声に出さずに、

 私、「地神さん・・・、○○さん、まあ・・・、今は・・、表面上は縁が切れていますが、しょうもない連中と縁が有った時期もあって・・・、またその事を・・、気にされているからよく話されるが・・・、これはそんなに気にしなくても宜しいですね?」、と尋ねてみました。

 妻、「・・・どん!と壁が両側に出て来たわ」、と言います。



 声に出さす、

 私、「地神さん・・・、まだ来とるか?」。

 妻、「地神さん・・・、うなずいてるけど?・・・・」。

 私、「でも・・、お不動さん・・・、水神さん・・・、巳さんが守っているから大丈夫ですね?」、と聞いてみました。

 妻、「うなずいてあったけど?・・・」。

 この事は声に出して家の方には説明させて頂きました。何処まで深刻なものかは解っておられないと思いましたので、軽く説明させて頂きました。

 勿論、脅かす様な説明の仕方は謹むべきですが、心配されると思って実際よりも軽く表現するのも考えものだとは思うのですが、ついついその様な表現になってしまいます。

 「他から来る程度の低い念や、この家を地獄に落としてやるという鬼神、野蛇、野狐を勧請する神の仕業は、この家の不動明王様(巳神様)がドンと壁を作って防いでいてくださるから大丈夫です」、とお伝えしました

 声に出して、

 私、「地神さん・・・、(その方角を指して)この方から来る呪詛の様なものは有りますか。来ていますか?」、と尋ねました。

 妻、「有るみたいやわ・・・」、と言います。

 私、「有るか・・・・・」。

 二つ目の釜は、この家の伏見稲荷様のお社の前で焚きます。

 私、「今日来られた稲荷さん、今から稲荷社の前で釜を焚きますので、一緒に来てください」、とお伝えして稲荷社の前に移動しました。

 この家の伏見稲荷様には、何時もお守り頂いている事への感謝と事業繁栄を祈願して釜を焚きます。

 それと・・、この時点では私以外誰も知らない事の展開に期待をよせて、また、今日来られた男の稲荷様には、以後この家族、事業を守って頂く期待を込めて釜を焚きます。

 勿論、この家族が今日までこの稲荷社に働くものの存在も知らずにいた事も謝りました。

 「謹み敬って、○○家の正一位伏見稲荷大明神様に高橋克明、畏み、恐み申し上げます。方に今、○○家の正一位伏見稲荷大明神様の御前に於いて、「○○○・・・・・・」、○○○○の事業隆昌、商売繁盛を祈願し奉る。夫れ推れば・・・・・・・・・・・・・・、祈願圓萬感應成就無上霊寶神道加持」。

 稲荷様に祝詞を上げます。

 妻、「稲荷さん・・・、此処の稲荷さん・・・、泣いてるわ・・・・」、と言います。

 私、「そうか・・・、泣いてるか・・・」、「稲荷さん、あんた、女やもんな・・・。長い間迷惑をかけたな・・・・。御免な・・・・。私も何も知らんかってな・・・・。こんな様になるのは解らんかったわ。まあ・・・、全て命婦専女神様の考えでこの様な流れになる様になっとったと思うけど・・・。私も気がつかなかったな。な、そしたら今から釜を焚くから・・・、頼むで」、とお伝えしました。

 コンロに火をつけます。

 湯が沸騰して来ます。

 洗い米を入れます。

 釜は低い音から鳴り始めました。

 「稲荷大神秘文」、「稲荷祝詞」、「龍神祝詞」、を上げます。

 やがて音は止んで行きました。

 妻に、

 私、「どや?。右に居ってあった・・・、今日来た稲荷さん、○○家の稲荷さんとこに行ったやろ?」。

 妻、「釜が鳴ったら、す〜と側に行ってあったわ」、と言います。

 私、「それで稲荷さん・・・、二人並んでこっちを見てるか?」。

 妻、「向かいあってるわ・・・。こっちを見てるわ」。

 私、「そうか・・・。○○家の稲荷さん、これでやっと正式な形になったな・・・。良かったな・・・。前から居たあんた、寂しかったやろ?・・・・。なあ・・・、良かったな・・・。それで今日来られた男の稲荷さん、これであんたもちゃんと力を出せるやろ?。これからな・・・・、この家の生業、繁盛さしたってよ・・・、頼むで・・・。それと此処の娘さん、まだ独身やからな・・・、あんたらも夫婦になったんやから、この家にも良いお婿さんが来る様にしてやってよ。頼むで。・・・・・・・・・(まだまだいろんな事頼みました)」。

 妻、「二人でうなずいとってやわ」、と言います。



 やっと終わった・・・、という感じです。

 ドッと疲れが出て来ました。

 まだ頭痛はします。

 妻も急に疲れが出たのか・・・、無口になってしまいました。

 某月、某日、(159)にも書いていますが、家に帰る道中、妻は放心状態で寝ていました。

 しかし・・・、今回の祈祷、伏見稲荷大社で勧請を受けたこの家の伏見稲荷様は何故女の稲荷様一体だけだったのか

 この方が伏見稲荷大社で勧請を受ける前、家の地神様を通して命婦専神様には、「何日に○○という者が勧請を受けに行きます。手広く商売をされている所ですのでそれにふさわしい稲荷様と縁を付けてください。また、独身の娘さんも居られますので、その縁も付く為の夫婦の稲荷様と縁を付けてください」、とお伝えしていました。

 そして京都の伏見稲荷大社で勧請を受けられた後、家の稲荷社に治められたと連絡を頂いた後○○家の稲荷様をお呼びしたのですが、冒頭にも書いていますが、それらしきものは出るのですが、はっきりとしたお姿が出たのはその少ししてからでした。

 大人しそうな稲荷様が一体だけお姿を見せた事を覚えています。

 よく経験する事ですが、勧請を受けられた後、其処の稲荷様をお呼びすると一体だけの御姿しか出ない事が有ります

 大概は後ろにもう一体隠れておられる事が多いので、この家の場合もそう思っていました。

 しかし何故、それが今、男の稲荷様が正式にこの家に来られたのかは解りません。

 そして何故、あんなにきつく私達を拒む念を送って来ていたのかも解りません。

 あの様なきつい念を発せられる事自体、本来相当な力を持った稲荷様と観ます

 そして今回来られた男の稲荷様は私が声に出さずとも話が出来たというのも、そこそこの稲荷様と観ます

 此方の地神様が祈祷の前、「躊躇無しにせい」、と言った事の意味が、私達が祈祷の方向性を間違えば、それこそ妻の方にその禍が行く事の危険から、「躊躇無しにせい」、という指示になったのだと思います。

 いくら命婦専女神様からの依頼でも、「危なかったら斬れ」、という指示だったと思います。

 家に帰って聞いてみました。

 私、「地神さん・・・、今日来られた男の稲荷さん、何であんなに強い拒否の念を送って来ていたんですか?。私らに祓い消されると思っていたのであんな強い念を送って来ていたのですか?」、と尋ねてみました。

 妻、「そうらしいわ・・・。うなずいとってやわ・・・」、と言います。

 私、「地神さん・・・、今日の祈祷は・・・、終わってみたら、ひさしぶりに気持ち良かったな・・・・。私らがした事は間違って無かったな・・・。しかし地神さん・・・・、あの稲荷さん、相当な力持っとるな?」。

 妻、「うなずいとってやわ・・・」、と言います。

 妻、「でも・・・、あの男の稲荷さん・・・、どっちでも転びそうな稲荷さんやわ・・・・、そんなタイプやったわ・・・」、と言います。

 ああ・・・・・・・、神霊がやられることやな・・・、と思いました。

 今回の稲荷社の前での祈祷でも、主な返事は全て女の稲荷様がされました

 この家の稲荷様夫婦は女の稲荷様の方がしっかりしています

 妻が言った、「どっちでも転びそうな稲荷さんやわ・・・」、の意味は・・・、男の稲荷様もしっかりしているが、一つ違えば大きな失敗をする・・・・、また、その反対に大きな成功もする・・・、人間に例えれば、一代で財を成したタイプの経営者によく見るタイプで、その様なタイプの稲荷様だという意味です。

 そしてその形が、この会社の社長夫婦によく似ていると思えてなりません。

 ああ・・・・・・・、神霊は・・・、命婦専女神様は何処まで解っておられるのか・・・、神霊がやられることやな・・・、と思いました。

 祈祷のあくる日、

 妻、「男の神さんが見えるわ・・・・・。女の神さんは何時もの場所に居ってやけど・・・・」、と言います。

 私、「・・・?????・・・・・・・」、「・・・????・・・・、また・・・・、文句を言いに来とるのと違うんかい」、と思った事は確かですが・・・・・。

 妻、「昨日の祈祷は満足に出来たと思ってるんやろ?」、と私に聞きます。

 妻、「男の神さん・・・、褒めに来てあったんと違う・・・」、と言います。

 その日の夕方、

 私、「地神さん、朝、男の神さんが来られていたが・・、あれは私らが良くやったという事で来てあったのですか?」、と聞いてみました。

 妻、「うなずいてるわ」、と言います。

 私、「無い事やな・・・。珍しい事やな・・・」。

 まあ・・・、確かに、女の地神様が、「躊躇無しにせい」、と言われていたが・・・、私の中では・・・、それは止めておこうと思っていました。

 最近の私達の祈祷を見られた方なら解るはずですが、兎に角、丁寧に、低姿勢で、祓いの対象とは話をして、説得して、説得して、なだめて、おだてて、という姿勢で行っています。

 祈祷の二日後、大きな取引が成立したと連絡が有りました。

 良かったな・・・・・、と思っていたら、次のメールに・・・、「お不動様をお祀りしている建物の○の方角に・・・・・・・・・(これは書きません。要するに、この家、家族、会社に向けられた呪詛の証拠を見つけたという内容です)」、という様な内容のメールが届きました

 この家の方は誰がその様な事をしたのかはお分かりでしょうが・・・、呪詛をかける方も怖い事をしたもんだと思いました。

 私はその経緯は知りませんが、それだけの恨みを受ける様なものもこの家に有ったという事です

 私が指差した方角にそれがあったと言われます。

 お不動様の中に入っておられる水神様(巳神)に聞いている時に、妻が、「・・・・どん」、とお不動様の両側に壁が出て来たわ・・・」、と言った事を思い出しました

 「呪詛に対してもこうして壁を作ってお前らを守っているぞ」、という意味でそれを見せてくださったのでしょう。

 呪詛をかける方も・・・、この家の方も・・・、こうなる前に・・・、何か・・・・、方法が有ったとは思うのですが・・・。

 どちらも不幸です

 どちらも不幸になります

 呪詛をかける方も、もう本当に止めて欲しいと思います。

 もうこんな事は終わりにしないと・・・。

 今回、、私達が急に此処へ行かせて頂いたのは稲荷様の件も有ったのでしょうが、この呪詛に対しての事も有ったのでしょう

 そして稲荷様の婿入りも?、何故今なのか・・・・

 やはりこの家の会社を守る為には、この・・・どちらにも転びそうな危なっかしい、そういうパワーを持った存在が今必要だったのでしょう

 それもぎりぎりのタイミングだったのでしょう

 兎に角、稲荷様は正当な形になりました。

 この先事業は繁栄して行くでしょう。

 また、娘さんにも縁が来るでしょう。

 それは、この家にお祀りする稲荷様夫婦の様な縁かも知れません。

 神霊が決めるでしょう。

 因みに、呪詛の証拠が有った、この家の方が見つけたものから発せられていたものの念はこの形になります



 念を送る男の方、その使役神の馬、馬の顔が一瞬男の顔になりましたが、その顔は手綱をもっている男の方の顔ではなくその奥に居られる方の顔です。

 その道のプロの方と観ますが、最初この道に入られたのは人々の幸せの為、御自分の修行が人の為になればと思いこの道に入られたと思います。

 この方に取っても、本当はこんな事はしたくないはずです。

 何か理由が有るのでしょうが、冷静になって欲しいと嘆願します。

 

 *この文章を書き終えてた後、この会社の社長さんが急に家に来られました。

 商談の途中、近くまで来たので寄らせて頂きましたと言われます。

 そして今回の祈祷の説明をしていた時、私の耳に稲荷様のお知らせが入りました。

 この家の伏見稲荷様です。

 家の地神様を通してこの家の伏見稲荷様をお呼びしてみました。

 私としては最初から居られた女の稲荷様が来られると思いましたが、今回来られた男の稲荷様が来られました。

 良い機会ですので男の稲荷様に聞いてみました。

 私、「○○家の伏見稲荷様、今回、あんたが○○さんの家に来てあったのは、全て命婦専女神様の命で来られたんか?」。

 妻、「うなずいとってやわ」。

 私、「そうですか・・・・。それで・・・、何故今のタイミングやが・・・・、○○家には男の稲荷さんの強い力が必要やから・・・、このままやと、○○さんとこがややこしくなるので・・・、あんたの強い力が必要やから、命婦専女神様がそうさせてあったんか?」、と尋ねてみました。

 妻、「そうらしいわ・・・・・」。

 私、「今がぎりぎりのタイミングやったんか?」。

 妻、「うなずいてあったわ」、と言います。

 この男の稲荷様には、○○家の家族、会社を守ってくれる様にお伝えして帰って頂きました。

 やはり、ぎりぎりのタイミングだった様です。


 *尚、この家の娘さんのこの先を今回来られた男の稲荷様に聞いた時、稲荷様は口に鍵をくわえて見せてくれました。

 願いは成就すると取ります。



 

 

 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

鳴釜神事の実際と考察
神殿(神像)の移転(移動)、撥遣などについての私見