なんでも覚え書き(自宅で介護・ベッド/車椅子)





介護ベッドを探す
身体が思うように動かすことが困難になってくると、タタミにフトンを敷いて暮らすよりベッドを使った方が楽でです。フトンで寝ている状態から状態を起こして立ち上がるという動作は腰と脚に大変な負担がかかります。ベッドの場合はこの辛さが半減します。
介護はまだ不要と思っても電動モータによって起き上がりを補助してくれるベッドは便利です。モータの数で補助の度合いが違います。(価格も違います)
モータの数 高さ調節 背上げ 膝上げ 背膝連動
  2個 × ×
  3個
昨年(2005年)、我が家が選んだベッドは3モータの膝上げ・背膝連動の機能が有りました。この膝上げは背上げによって起こされた上体が体重によって足元の方向にずれてしまうことが無いように機能します。また、膝がすこし曲がっていると本人が楽であです。
また、ベッドの高さ調節ができることは介助者にとっても必須です。車椅子に移乗してもらう時、車椅子の座の高さよりわずかに(ベッドを)高くしておくとスムーズに移乗できます。

車椅子を探す
車椅子は歩行が困難な人にとって貴重な器具です。普通、長時間イスに腰掛けていると辛くなります。長距離の列車や飛行機に乗っていて感じる、足・腰の辛さのことです。車椅子に腰掛けている場合は、身体が不自由なだけに短時間で辛くなります。
左写真の車椅子の良い点を上げてみます。
肘掛け跳ね上げ式
  ベッドに腰掛けている状態から移乗する場合を考えてみます。
椅子をベッドに対して直角に近づけると人は立ち上がり後、身体を180度回転させなければなりません。
椅子をベッドに対して平行に近づけると身体の回転は90度ですみますが、肘掛けがハードルとなってしまいますので跳ね上げる必要がでてくるのです。
脚部スイング式
  足を乗せる所が左右に開いているのがわかるでしょうか?やはり移乗する場合じゃまになるのを防ぎます。(拡大写真
リクライニング
  介助者の持つハンドルの少し下に黒い小さいレバーがわかりますか?このレバー操作で背もたれの上半分がリクライニングします。
この機能が有ると車椅子に座った状態で衣服の脱ぎ着が楽になります。
車椅子にはザブトンが付属していますが、左半身が自由にならないため、姿勢が左に向かって崩れてしまいますので、エクスジェル・サポート(商品名かもしれません)を買い足しました。車椅子はチェック模様ですがサポートは紺色です。(写真を参照してください) 左右に三角のパットが差し込めるようになっています。

ベッドと車椅子の関係は重要なことと思います。移乗するにあたって負担が重いと移乗を嫌い、寝たきりになってしまいます。できるだけ負担を少なく、本人の意思で移乗できることが望ましいと思います。「介助者は側でチョットだけ手伝う」のが良いです。
ボード
移乗の負担軽減道具として、ベッドと椅子との間に「渡し板」を置く方法があります。ベッドの高さを椅子の座より少し高くしておいて、ベッドに起き上がっている人の横に「渡し板」を乗せます。お尻をずらしながら板に腰掛け、滑り台の要領で椅子のほうに滑ります。
移乗について気をつけること
男性特有の問題ですが、椅子に座るとき、大事なものを太ももで踏みつけてしまう場合があります。これは移乗してすぐにはわからなくて、座っていると自然と姿勢が崩れてきて痛みが発生してわかります。