引き抜き、伸管には、熱間引き抜きと冷間引抜があります。冷間引抜の技術は、もともとは伸線技術からの応用により伸管を冷間で行うことにあります。技術的にはダイス引き プラグ引き(フローティングプラグ 固定プラグ)芯金引き等の組み合わせにより、1〜3mの直線伸管 10m〜30mのコイル伸管により肉厚、外径を仕様サイズに伸管することです
金属は、加工を行うと硬くなる特性をもっています。伸管を行うことにより硬度は、1.5倍から2倍に硬くなりそのままでは伸管を行うことはできませんので、伸管後に洗浄をおこない熱処理を行います。これをアニール処理といいます。 伸管から洗浄そしてアニール処理が、1サイクルになります
この1サイクルを数回より最大30回繰り返すことにより仕様のサイズに仕上げていきます。
冷間引抜は、各金属が有している特性をそのまま活用したり変化させたりすることができます。硬度 強度といった特性を本来持っている金属の特性内に設定することができます。