ストーンズの「Satisfaction」とカバー曲について
最近、auのCMでBENNIE Kがカバーした「Satisfaction」が流れているが……どうにもピンとこない。原曲の持つ荒々しさや抜けの良さが薄まってしまい、どうしても物足りなさを感じてしまう。やっぱり“サティスファクション”といえば、あのキース・リチャーズのギターリフ、そしてミック・ジャガーのボーカル――ローリング・ストーンズのものに尽きるのだと改めて思った。
BENNIE K版「Satisfaction」について
auのCMで使われたBENNIE Kの「Satisfaction」は、確かに勢いはある。しかし、どうしても“満足しない”感じが残ってしまう。曲自体が「満足できない!」と叫ぶ歌なのに、BENNIE K版はむしろ本人たちが満足しているような明るさが前面に出てしまい、皮肉にも曲の本質が薄れてしまったように思う。
もちろん、カバーとしては工夫されているし、現代的な音作りも悪くない。しかしストーンズの持つ、あの汗のにおいがするようなロックの手触り――そこがどうしても不足してしまうのだ。
オーティス・レディング版は別格
一方で、“カバーとして最高峰”と言いたいのがオーティス・レディング版の「Satisfaction」。ソウルシンガーならではのリズム、煽り、盛り上げ方が圧倒的で、観客を一気に巻き込むパフォーマンスは必見だ。
ストーンズの原曲も、複雑なコード進行というよりはリフとリズムで押し切るスタイルだが、オーティスはその性質をさらに強く押し出し、曲全体を“ソウルの熱”で塗り替えてしまう。これこそカバーの醍醐味だと思う。
やっぱり原曲が最高な理由
結局のところ、「Satisfaction」はキースのあのリフと、ミックの気だるくも尖ったボーカルが揃って初めて完成する。ロック史に残る名曲と言われる理由は、テクニック云々ではなく“音の存在感”そのものにあるのだと思う。
どれだけ新しい解釈が生まれても、あの荒削りな原曲を超えるのは難しい。けれど、だからこそ他のアーティストが挑戦する意味がある――そんなことを考えさせられる。
1965年発表のUS4枚目のアルバム。「マーシー・マーシー」等R&Bのカヴァー曲が中心だが、ジャガー&リチャーズ作の「サティスファクション」、ナンカー・フェルジ(ストーンズの別称)作の「ウエスト・コーストの宣伝屋」他、ストーンズのオリジナル性が散見できる作品。 (C)RS
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シンプルで心に迫るソウル・ミュージックの金字塔! オーティス・レディングの最高傑作と名高い3作目。オーティス・レディングが1965年に発表した、最高傑作と名高いサード・アルバム。ヒット曲「愛しすぎて」「リスペクト」、ローリング・ストーンズのカヴァー「サティスファクション」、サム・クックの「チェンジ・ゴナ・カム」と息つく暇もない名唱の数々を収録。無駄な曲がひとつもなく、おそるべき完成度で迫る、当時24歳のオーティスの才気が爆発した真の傑作。 (C)RS
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