エディンバラ(Edinburgh) 〜焦りまくった1日目〜


ピープルズ・ストーリー(The People's Story)の看板

6月7日(金)
2ヶ月前にPi-子が留学のため、イギリスへ出発。ねじきも先週イギリスへ・・・そして、今度は自分(nogi)の番だぁ〜♪
天気は晴れで出発日和〜♪ (o^_^)o

(今回はなぜか)成田までご両親が車で送ってくれるとおっしゃって下さいまして…楽出来る〜♪と浮かれていたのだった。
しかし、この日は平日とはいえ、金曜日。
渋滞ラッシュにまきこまれ…成田に余裕で着くはずが…チェックインカウンターへ、ギリギリ2〜3分前に到着。(← トイレも我慢してたんだよね)

でも、とりあえず間に合った〜♪  で、チェックイン。
カウンターのお姉さん:こちらで手続きが出来るのはヒースローまでですので、エジンバラへの手続きは現地カウンターでお願いします。
nogi:
(心の中では思いっきり「えっ!」と思いつつ)あ、はい。
実はnogiはフリーの海外一人旅は初めてなのであった。(^_^;

カウンターのお姉さん:では良いフライトを…
ん〜〜まぁ、ど〜にかなるかな〜?(この時はとっても楽観的)



一方、朝のカーライル駅
ねじき:昨日のパスタ激まずだったね・・・
Pi-子:・・・うん・・・でも、これでイングランドとはおさらばで、今日からスコットランドだよ。料理もイングランドよりは、まし・・・かも・・・
ねじき:でも、「ハギス」って超まずいって話だよ。
Pi-子:ハギスって?
ねじき:羊の内臓の料理らしい。食べたいような食べたくないような、だね。
Pi-子:・・・・・・・・・・あ、エディンバラ行きの列車が来た。




日本 → ロンドン行きの機中
隣は短パンのおにぃちゃん。 飛立つ直前まで関西弁で携帯電話。(← この時、すでに嫌な予感はあった)

・・・で、結果
短パン・関西弁おにぃちゃん、隣でガ〜ガ〜寝るわ…よっかかってくるわ…重いわっ!O(><)o

しかも、機中は寒いし・・・この時、日本は暑くてnogiは半袖!
ほとんど眠れず…だから…もうえぇわいっ!寝ないでゲームしたるっ!
・・・と、ゲームに没頭…これが原因でとんでもないことになるとは、露とも知らず・・・。



エディンバラ、ウェーヴァリー駅に到着したPi-子とねじき
ねじき:え〜と、今日の宿は?
Pi-子:それはこれからツーリスト・インフォメーションへ行って、紹介してもらおうかと。
ねじき:決まってないんだ。
Pi-子:うん、ペイントンの図書館で調べたんだけど、エディンバラ広いし、土地カンがないから、どこがいいか分からなくてさ。

駅の中に入っているツーリスト・インフォメーションへ行くとすでに何組かの先客がいたので、そこにあった地図を見つつ待つ。
数分後に順番が来たので、予算と希望を伝えると、1件のホテルを紹介された。
ちょっと郊外になるけれど、予算的に文句は言えないか。

手数料+前金を支払うとスコットランド紙幣のおつりが返ってきた。
Pi-子:おおっ、スコットランド・ポンドだ!
インフォのお姉さん:見たの初めて?
Pi-子:聞いてはいたけど、見たのは初めて。
インフォのお姉さん:価値はイングランド・ポンドと同じだから大丈夫よ。

スコットランドでイングランド・ポンド(普通のポンド)は使用できるけれど、逆はどうかというと、疑問なので、なるべくスコットランドにいるうちに使ってしまおう。

ガネーシャがお出迎え

ねじき:なんていうホテル?
Pi-子:"Original Raj Hotel"だって。
ねじき:・・・なんかインドっぽい名前のホテルだね。
Pi-子:う〜ん、確かにそうだね。


名前はインドっぽいけど、まさかねぇ、イギリスだから・・・といいつつ、ホテルに着くと

まさかのインドだった

従業員もインド系、家具も全部インド風
イギリスでインドを楽しめるとは一石二鳥・・・なんだろうか?



イギリス時間15:15到着。
予定より30分もロンドン・ヒースロー空港に着いてしまった…

う〜〜ん、時間余っちゃったな〜
エジンバラ発の飛行機18時だから、あと3時間もあるな〜・・・これだったら、もうちょっとゲームしたかった・・・(;_;)

ふと外を見ると、お見事に雨!
日本はあんなに天気がよかったのに・・・さすがはPi-子!天気悪いじゃん。

飛行機から出る時にスチュワーデスさんに乗り換えのことを聞きてみると「外に案内人がいますので…」と言われ、行ってみるが、そのような案内人はいなかった!
あれれ? まぁいぃや、なんとかなるさ、と…
"Flight Connections Information"を見てみると、Virgin Atlantic Airways は"ターミナル3"と書いてあったので行ってみる。

ターミナル3にて
荷物検閲のおねーさん:Edinburgh ?
nogi:Yes !
荷物検閲のおねーさん:No, ここじゃないくて"ターミナル1"。シャトルバスに乗るの。乗り場はあっちよ。

なんとなくこんなことを言われたんだと思う・・・っていうか、こんなようなことを言われて、追い払われたのか・・・?

とりあえず、もう一度"Flight Connections Information"を見ると…

 Virgin Express - Terminal1

と書いてあったので、とりあえず納得。シャトルバスに乗ってターミナル1へ。

ターミナル1へは無事に着いたが、荷物検閲で長蛇の列
まぁ、検閲はすんなりいったけど、その後のチェックインカウンターが超長蛇の列 ひぇ〜(^^;)・・・でも、しょうがないか…と並ぶ。

結構待った後、自分の番になったのでチケットを見せると
チェックインカウンターのおにーさん:Are you going to go Edinburgh ? There is no flight to Edinburgh, here !
すごい勢いの英語を言われるが、全く理解できず…
「ここではない…」ってのが、なんとなくわかっただけ…

うっわ〜〜〜!ど〜するよ〜〜〜!
やっぱりさっきのターミナルだったのかな??? 頭の中はぐるぐるぐる…
カウンターの真ん中で途方にくれる (T_T)

はっ、そ〜いえば!? さっきの別のカウンターのそばに日本人・・・らしき人がいたじゃん!これはもう、その人に聞くしかないっ!

nogi:すみませんっ!エジンバラに行きたいんですけど、そこじゃないって言われて
と、チケットを見せながら、「ここではない…」と言われたカウンターを指差す。
カウンターの女性:(やはり日本人でした)そうね。そこじゃないわね。あっちよ。
nogi:えっ???あっちなんですか?(あまりにも拍子抜け)
カウンターの女性:そうそう、向こうね。
と、にこやか〜〜に言った。
↑ あとで知ったのだが、Virgin Atlantic Airways は国内線はやってないらしく、国内線はすべて、British Airways だとか…(^^;)

そして、ようやく教えてもらったカウンターに行き、おずおずとチケットを出してみる。(もはや全てが半信半疑)
すると、問題なくチェックイン。\(^▽^@)ノ

・・・と、そこまでは良かったのだが、その後長々と(もちろん英語で)説明が続き…
カウンターのおじさん:XXXXXXXXXX.・・・understand?
nogi:えぇっとぉ〜
(← ここで日本人の得意技、営業スマイルをするか悩む…)
カウンターのおじさん:……Just moment.

しばらく待っていたら、日本人らしき女性を連れてきた。
女性(日本人):お客様、これから入国手続きをして頂くのですが、そのカウンターは、あちらのエスカレーターを下りずにまっすぐ進み…(略) …おわかりになりましたでしょうか?
nogi:はい、ありがとうございました。

とは言ったものの・・・実はあまりにも説明が長すぎて、最後の方はわからなくなっていたのだが (^_^;
ま、いっか〜と入国審査へ進む。(← これもちゃんと聞いていればねぇー)

あとは入国審査だけだし、ポンポンと入国のはんこを押してもらえば終わりでしょ…と、ホッとしたのもつかの間。
入国審査官のお姉さん:Could you fill in this form which hotel you stay ?
nogi:えっ?
入国審査官のお姉さん:Which hotel will you be staying ?
nogi:ええっっ??
入国審査官のお姉さん:Where are you going to go ? Which hotel ?
nogi:えええっっっ???

に、またもや怒涛の英語〜!
えっえっえっ!ど〜しよ〜わっかんないよ〜。何が問題になってる訳???

と、固まっているところに調度良く(というか運悪くか?その方達にとっては…)日本人のご夫婦が隣の入国審査のカウンターにいたので、 それを見つけた審査官がそのご夫婦に通訳してくれとお願いし、何とかイギリスへ「入国」( ^o)-o<パッパラッパ~~~♪

入国審査カードに滞在先のホテルが未記入だったのが問題だったらしいけど、ホテルはPi-子が手配してくれていた訳で、nogiは知らないから書けなかった訳で…それを説明する英語力が全くなかった訳で…

で、まぁ…入国審査が終わり、免税店でも見ようか・・・と思ったところ、もう「入国」しちゃったので、これより先に免税店はなかった!
し、しまったぁ〜!でも、いぃや、どうせほとんど買わないもんっ!(泣)(← 負け惜しみ)

やることないし、ねじきの携帯にTELするかな?と、公衆電話へ…
しかし、やり方がわからない。(??)
おっかしぃなぁ?○○の○き方にはカードもOKって、書いてあるのに変だなぁ?
しょうがない、コインでかけるか…と持っていた2£(約400円/2002年6月現在 1£=約200円)を使う。
・・・後で考えれば、すごいムダ遣いだった。

ゲートナンバー前のラウンジで待ってると、ボーとしていたところに、[日本人団体客ツアー御一行様]が到着した。
なんか一気にうるさくなったな〜と、ちょっとダンボの耳。(^^ゞ
モレ聞えてきた情報によると、私よりも2時間も遅い便でエジンバラへ行くらしい。
エジンバラに22時? つっ…疲れそうなツア〜〜(_ _).。zZZ'°



エディンバラの町を散策中のPi-子とねじき
Pi-子:エディンバラ城とホーリールード宮殿はnogiと合流してから行くとして、どこ行く?
ねじき:ん〜、それほど見て回るところもないねぇ・・・
(ガイドブックを見ながら)ここは?ピープルズ・ストーリー。「エディンバラ庶民の生活の歴史博物館」だって。

早速、ピープルズ・ストーリー(The People's Story)行ってみる。
ガイドブックの説明の通り、18世紀から現代までのエディンバラ一般市民の暮らしぶりを人形と当時の家具・身の回りの道具で再現している。
お城見物をする時に見る、王様のベッド、銀の食器、豪華な装飾・家具なんかとは違って、こうゆうのも楽しいもんだ。

お次は・・・
ねじき:昨日お茶できなかったから、お茶したい!
という希望を聞き入れて、ブロディース・クロース(Brodie's Close)のディーコンズ・ハウス(Deacon's House)というカフェへ。
"クロース (close)" とは簡単に言うと"路地"のこと。しかし、エディンバラのクロースは延々と階段が続いていたり、トンネルになっていたりとかなり入り組んでいて、うかつに旅行者が入ると本気で迷子になるとか・・・。
ブロディース・クロースはそんな路地の一つだけれど、ある有名な話のモデルとなった人物が住んでいたのです。

ディーコンズ・ハウス(Deacon's House)R.L.スティーブンソンが書いた・・・

ねじき:このカフェ、穴倉っぽくてまさに盗賊の隠れ家って感じ。
Pi-子:本当、あ、壁には「ジキル博士とハイド氏」の挿絵が書いてあるよ。

18世紀、昼は商業ギルド(商工業者の組合)の長、夜は泥棒の首領とだったという、ディーコン・ブロディーという人物が、ここに住んでいたのです。
ブロディは賭博が大好きで多額の負債があった為、昼の人脈を利用して裕福な家を狙って窃盗を働いたが、最後は捕まって絞首刑にされた。
昼と夜の2つの顔を持つ・・・この話をヒントにR.L.スティーブンソンは「ジキル博士とハイド氏」というお話を書いたのです。

ぴろろろろ・・・ぴろろろろろ・・・

Pi-子:ねじきの携帯じゃない?
ねじき:あ、本当だ・・・もしもし
nogi:今、ロンドンのヒースロー空港だけど、18時発のエディンバラ行きに乗るから
(nogiはこの一言で2£も使った)
ねじき:うん、分かった。じゃあね。・・・nogiから、18時発の飛行機に乗るって。
Pi-子:ふぅん、まだ時間はあるけど、適当にぶらついたら、一旦ホテルに帰って空港へお出迎えに行きますか。




さて、今回のフライトは何の問題なくエディンバラに到着。
・・・外を見ると、とうとう雨。さらに、どんどん激しくなってきていたが…
すでに「入国」していたので、飛行機を降りてから…さぁ荷物〜♪と、ターンテーブル前で待つ。

しかし、いくら待っていても荷物が来ない!
…とうとう最後の荷物もなくなり…

外は雨だし、かなり北に来たので「早く上着〜!」な状態だったというのに・・・
荷物の中に上着を入れてしまっていたので寒かったのだ。
なんで?なんで?なんでぇ〜?。・°°・(>_<)・°°・。

一方、Pi-子とねじきもエディンバラ空港に到着。
ねじき:ロンドンからの飛行機、まだ着いてないみたいだね。
Pi-子:うん、まだ誰も出てきていないし。・・・そこのカフェで見てようか、なるべくターンテーブル側から見えない席でね、あの、柱の影なんてサイコー!
ねじき:目立たないようにしなくっちゃ
(笑)

いた、いた

しばらくすると、ターンテーブルが回り始め、nogiの姿を発見!
・・・しかし、すぐに見えなくなった?
Pi-子:あれっ?どこへ行った?

今日何度目になるか分からない、途方にくれるnogi。
さきほどのご夫婦(入国審査でお世話になった):日本からの荷物はあっちですよ。
あっ、同じ便だったんですね〜(^^ゞ
(それにしても…其の節は色々とお世話になりましたっ!m(_ _)m)

さっそく、言われた所へ行ってみると・・・
おぉ〜!あった!あった〜!良かった〜!o(^-^)o

ほっとしたところで、ねじきに電話してみるか

ぴろろろろ・・・ぴろろろろろ・・・

ねじきの携帯が鳴った。
ねじき:nogi?どこにいるの?

やはり、nogiからだ。しかし、どこへいるのだろう?
電話をしている時に、こっそり背後にまわって、おどかそうと計画していたのに・・・(;_;)

ねじき:えっ、私たち?・・・あ〜・・・う〜・・・今、空港に着いたところ。
ねじきが大ぼら吹いてやがる。
・・・あっ、あそこだ、見つけた!

ねじきのいる公衆電話の方へ近寄るが、すでに電話を切っていて、Pi-子とねじきとは反対方向に歩きだしていた。(そりゃ、そうだ、空港の入り口はnogiの歩いている方向だ)
Pi-子&ねじき:nogi、nogi〜!

振り向くnogi。
そして「今、空港に着いたところなんだよ」という演出を忘れないPi-子とねじき。
こうして感動的(?)な再会を果たした私たちでありました。

nogi:今日はほんとうにいろいろあってさ・・・
歩きながら、おおざっぱに今日のことを話すnogi。
nogi:エディンバラで滞在のホテルが分からなかったから、入国審査カードに(ホテルの名前が)書いてないっていわれて、たいへんだったよ。
Pi-子:そんなん適当に書いとけばいぃんだよ。ガイドブック開いて、目に付いたホテルとか。大きいホテルのが名前通ってるからいいかもね。
nogi:本当にそれでいぃんかいっ!
Pi-子:いいんだよ。決まってないものはしょうがないし、調べないもん。・・・イギリスは不法就労とか多いし、9.11のテロの後、いっそう入国チェックが厳しくなってるから、そうゆうこと言われるんだよね〜。
(Pi-子入国時には学校が発行する「入学許可書」を提示させられた)

nogi:それを先に言ってよ!!!(ToT)
あ〜、なんか一気に疲れた・・・

で、ぐったりなnogiにねじきが一言。
ねじき:今日ね、nogiが来るにしたがって雨が強くなったんだよ。Pi-子さんと相乗効果かな?
をいをい……

出迎えの言葉がそれかいっ? (-""-;)

(nogi&Pi-子)


本日のお宿:  Original Raj Hotel

ウェーヴァリー(Waverley)駅からは遠いけど、ヘイマーケット(Haymarket)駅からは近く、空港からバス
で約30分(乗換えなし)と便利です。 1つの国で2つの国を楽しめるお得感のある(かな?)お宿です。