台湾2日目
1月14日 星期二 (火曜日)


故宮博物院(外観)

折角だから、台湾に来た記念にはんこを作ろう・・・と言うことで、ガイドブックに載っていた「有名工藝社」へ。

地下鉄中山で降り中山北路を中山市場方面に行き、天津街の路地で店を探すが・・・おかしい!?
地図ではこの辺りなのに…住所を頼りにウロウロしたけど見つからない…

ねじき:無いよね。地図間違ってるんじゃないの?
こなつ:もしかして、お店潰れてたりして…
ねじき:まあ*1「地球の迷い方」に載ってる情報だからね…


そう言って諦めようとした矢先にお店を発見!
中国系特有の派手な看板に埋もれていました。(汗)判子屋なので店構えが地味目(失礼)なので気が付きませんでした。

お店はおばちゃんが片言の日本語で応対してくれます。字体も形も日本には無いもの多くアレでもないこれでもないと迷います。
1.5cm角の縞瑪瑙で日本への郵送料込み1300元でした。
帰り際おばちゃんが
おばちゃん:ココ、トテモイイトコネ。ゼヒイッテミルトイイヨ。
と言って淡水の観光遊覧船の割引チケットをくれた。

ねじき:淡水??どこだっけ?
こなつ:なに?遊覧船?

するとおばちゃんは地下鉄の路線図を取り出して丁寧に行き方まで教えてくれました。
おばちゃん:イマココ(中山)ネ。
ねじき:あ、はい。
おばちゃん:コノデンシャ
(MRT淡水線)でシュウテンヨ。ワカル?
ねじき:あ、はい解ります。
おばちゃん:スグツクワヨ。イッテラッシャイナ。

午後から観光がはいっていて行けないんだけど、おばちゃんの親切にありがとう行ってみますとお礼を言って店を後にしました。

ねじき:Pi-子さんがいたら行きたがったかもね。
こなつ:アウトドア大好きだからね。

お昼までまだ時間があったのでガイドブックに載っていた漫画専門店「合成書店」(名前からして怪しい)へ
住所を頼りに行ってみるといかにも下町の裏通りっぽい、薄暗くゴチャゴチャと込み入ってて一寸入り込むのに躊躇しそうな道が…
こなつ:ねえホントにこの道?
ねじき:住所だとこの小路なんだよな…
こなつ:どうする?行ってみる?

ねじき:ちょっと行ってみて、無さそうだったら諦めて帰ろうか?

そう言っておっかなびっくり100mほど進むとありました「合成書店」。大きな看板が出てるので見つけやすいです。
店内は怪しくなく普通の小綺麗な本屋さんです。売っている物はマンガばかりですが。

この店では日本のコミックが翻訳されて売られています。昔と違って海賊版ではなく、きちんと日本の出版社との契約のある正規版?です。
翻訳の都合のためか日本より1、2ヶ月発売は遅いみたいですが、日本で売られているものは大抵あります。


ねじき:おーあるある!全部タイトルが漢字だ!
こなつ:あ、「名偵探柯南」、「少年金田一事件薄」これはまんまだね。
ねじき:「麻辣教師 GTO」、「將太的壽司」、「彼氏彼女之事情」ここら辺も解りやすいね。
こなつ:この絵は「スラムダンク」?「男兒當入樽(灌籃高手)」って読めない!
ねじき:あ、「俺たちのフィールド」だ。「我們的足球場」あ、足球場(あしたまじょう)!?(足球場=サッカー場)
こなつ:ははは!ダサー!
ねじき:「浪客劍心」これは「るろうに剣心」、おー「網球王子」って「テニスの王子さま」だ!、「NARUTO」が「火影忍者」!?
こなつ:「海賊王」が「ONE PIECE」は解るけど「SAMURAI DEEPER KYO」が「鬼眼狂刀KYO」か・・・
ねじき:「ひかるの碁」は「棋靈王」か主役はひかるじゃなくて佐為なのか?「WHISTLE!」は「WHISTLE!哨聲響起」とタイトルをそのまま使っているのに「HUNTER×HUNTER」が「獵人」、「Mr.FULLSWING」が「野球長打王」?
こなつ:タイトルのつけ方の基準が結構曖昧?
ねじき:おーこれは「カードキャプチャーさくら」だ「小桃的魔法陣」だって。さくらが小桃か。

などと店中を物色して回る二人。結構怪しい。

こなつ:あっ!これは!「Get Bakers」だ!「閃靈二人組」!?二人組だってv(ふふふふふ)
ねじき:おや?平積みの新刊は中が見れるのね。おー欄外の手書き文字まで訳してあるね。
こなつ:すごい!こんな細かいトコまで!買って帰るわ!全巻!(大昂奮)

結局戦利品は・・・

こなつ:「閃靈二人組」18冊「網球王子」4冊
ねじき:「WHISTLE!哨聲響起」1冊「鬼眼狂刀KYO」1冊「網球王子」3冊

の台湾版のコミックを買い込みました。レジを打っているおばちゃんの視線がちょっと生あたたかった様な気がしたのは気のせい?

充実した(?)買い物の後、中山駅付近で約10年近く前Pi-子とねじきが台湾を訪れたときに行った水餃子屋が未だあったのでそこで昼食を食べた。

その後今日到着のしずると合流するため一旦ホテルへ帰ることに。
ねじき:ガイドブックに牛乳大王のパパイヤ牛乳がおいしいって書いてあったよ。
こなつ:駅前にそういう店が何件かあったね。
ねじき:ちょっと試しに飲んでみようかな。
こなつ:あ、この店牛乳大王だって。
ねじき:じゃあ買ってみよう。ふーん、色々種類があるんだね。まあ今回は基本でパパイヤ牛乳かな?
この店ではパパイヤと牛乳と氷を一緒にミキサーへ。出来上がりはスムージー風のさっぱりしたものでした。
ねじき:あ、結構さっぱり。スムージーとかフラペチーノみたいでおいしい。
こなつ:どれ?…あ、ほんと飲みやすいね。


そうこうしているうちにホテルのロビーでしずるちゃんが合流。
こなつ:いらっしゃい。ちゃんと来れたね。
しずる:当たり前じゃん!でも1人で飛行機乗るのって超キンチョーするね!
ねじき:ガイドさんにもちゃんと会えたしね。
しずる:そう会えなかったらどうしようかと思ったよ。
ガイド:皆さんそろってますね。あら、何飲んでいるのですか?
ねじき:牛乳大王です。ガイドブックにおいしいって書いてあったんで。
ガイド:あ、コレは違います!これは偽物です!
ねじき:え?牛乳大王って書いてありますよ?
ガイド:違います。本物は台北牛乳大王です!
ねじき:え?あ、三重牛乳大王って書いてある。
ガイド:割引チケットをあげます。是非本物を飲んでみてください。おいしいです。
ねじき:あ、ありがとうございます。
こなつ:駅前とかに沢山あったのは競合店だったんだ。

後日台北牛乳大王へ行って見ました。
ねじき:ここは牛乳と果物だけなんだね。
こなつ:うん、濃厚でおいしいけどね。
ねじき:こういうのって好みだよね。私はどっちも好きだけど。
こなつ:うん、私もどっちもおいしいと思うけど。
皆さんも台湾に行ったときは色々飲み比べてみると楽しいかも

奥:杏仁、左:ごま、右:マンゴー


その語は今回の観光の目玉、故宮へ!
(私はキミたちの目玉は「合成書店」だと思っています by Pi-子)

故宮博物院は世界四大美術館の1つ。
中国歴代皇帝が収集したコレクションを元に約65万点もの収蔵品を誇る中国文化の殿堂。
宋から元、明、清代までの貴重なコレクションが堪能できる。常設展示だけでも6000点はある、という。

なぜ中国中のお宝が台湾へ集まっているのか、というと・・・話はちょっと長くなります。

これらのお宝はもともと北京の紫禁城にあったのだけれど、1937年に始まった日本との戦争が激化。
このまま北京に置いておくと、爆撃によって破壊されたり、略奪される可能性がある、と中華民国政府が判断。
宝物を守るべく、すべてを2万ものケースの中に入れ、上海→南京、さらに、中国西部の山の中に運び込みました。

1945年、日本との戦争が終わり、宝物は当時の首都南京へ戻され、一件落着・・・はしませんでした。
1948年、中華人民共和国が政権を握り、中華民国政府と共に宝物も南に移動。価値のある品々を厳選し、台湾まで運ばれて行ったのです。

その後1965年、台北の山のふもとに新しく建てられたこの建物の中に移され、現在一般に公開されているのであります。

それでは、さっそく故宮博物院の中へ・・・と思ったんだけど、「百聞不如一見(百聞は一見に如かず)」
御託(ごたく)はいいから次ページ「故宮博物館写真集」をご覧ください。

今日の夕食は鼎泰豊(ディン・タイ・フォン)
「ニューヨーク・タイムズ」誌で「世界のおいしいレストランBEST10」に選ばれた名店。
常に行列ができている人気店です。
ガイド:このお店は予約を取らないから、いつも行列がすごいですね
こなつ:結構並んでますよね。
ガイド:でも大丈夫です。私たちガイドは、お店の人と仲良くしていますから席が空いたらすぐに入れてもらえるようになっています。
ねじき:
(それってコネと賄賂?)
ガイド:ですから皆さんもまたこのお店を利用したいときはガイドに言って下さい。すぐは入れますから。
3人:はぁ、そうします。(^_^;)(^o^;)(^_^;)

並んでる人を横目に店内へ
すぐにメインの小籠包がどーんと蒸籠3つぐらいが出てきて
「わーたくさん食べられていいね(^_^)v」と喜んでいたら。

店員:おまちどうさま。
店員:おまちどうさま。
店員:おまちどうさま。
店員:おまちどうさま。
店員:おまちどうさま。

出て来る出て来る、蒸餃子・シュウマイが数種類、チャーハン、スープ、胡麻団子…
しずる:もうテーブルに乗り切らないよ。
こなつ:く、苦しい…もう食べられない。
ねじき:え、もう?せめてこの海老餃子1個は食べて。
しずる:おいしいんだけどね、苦しいけど。
ねじき:残すの勿体無い気がするよね。


3人でもういいという位堪能させていただきました。やはり中華は人数がいないと大変です。

少し食休みした後に足つぼマッサージへ。
ここは、最初に漢方の入ったお湯で足浴をし血行が好くなったところでマッサージをします。
ねじき:私足つぼは、初めてなんだよね。痛いかな?
しずる:私は結構大丈夫そうだよ、多分。
こなつ:私ダメそう…(泣)
などと言いながら、マッサージ開始。

なんだ大した事無いじゃんか、と思っていたら。
ねじき:あ、い、痛い!
マッサージ師:ココジンゾウネ。ココワルイネ。
ねじき:え?腎臓?
マッサージ師:ココドウデスカ?
ねじき:そこは大丈夫。
などとやっていたら、隣から悶絶の声が…
こなつ:きゃあぁぁぁ・・・きゃんっ・・・いっ・・・あうぅ・・・うあぁ…きゃいんっ・・・
子犬のような鳴き声・・・いや、泣き声で、ずーっと悶絶していたらしいです。しかし、最後は声も無くのたうってました。
大体30分ぐらいで終了。すごく効いたという感じはしないけど何かすっきりという感じでした。
約一名(誰とは言わないけどこなつ)が瀕死状態でしたけど…

さあ今晩はゆっくり休もうかね。

(ねじき)

HOME TOP BACK NEXT




*1 バックパッカー御用達の旅行情報本「地○の歩き方」のこと。 本の通りに行くと場所が違っていたり、迷ったりするのでこのように呼んでいます。 迷うのは本のせいじゃないこともありますが・・・(^_^;。
なんにせよ旅行に行く度に買ってるから役に立ってる・・・のかな?