6月20日


諾日朗(ヌオリラン)瀑布

6月20日(月)
さて、本日は7時起床。
8時20分にホテルを出発し、いよいよ今回の旅のメイン九寨溝へ!

とても美味しいシェラトンの朝食も食べたしはりきって行きましょう・・・といきたいところが
ねじき:うう・・・体がギシギシいってる・・・
こなつ:足が筋肉痛で動かない・・・
朝から筋肉痛で呻いていましたさ

ねじき:エアーサ○ンパスだけじゃ効かないよ。張らなきゃ(хх。)
こなつ:全身湿布臭い・・・けど、翌日に筋肉痛になっただけ良かったのかしらね(_△_;)

ボロボロな状態で集合場所に行くと
ガイドさん:オハヨウゴザイマス。何だか疲れてますネ、良く眠れませんでしたカ?
ねじき:いえ、筋肉痛です。普段の運動不足が祟って・・・

こなつ:足つぼ行ったんですけどね・・・全然効果がなっくって・・・
おばさま1:おはようございます。あら、具合悪いの?
ねじき:はは、筋肉痛がひどくって
おばさま2:そうね、黄龍はちょっと疲れたわね。
おばさま3:わたしも少し足がだるいのよね

最年少2人が一番の重症でした・・・ し、しかし、現地に着いた途端、激しく違和感(汗)
なんか、入口がテーマ・パークみたいになっとるぞ、おい!
観光地化の余波がこんなトコロに…。な、中は大丈夫なんだろうな(戦々恐々) ヘンに弄って、環境破壊とかやらかしてないだろうな?!
一抹の不安を抱きつつも入場ゲート前まで移動したところ、ここでまたもや衝撃(いや、笑撃?)にぶち当たりました。

こなつ:ふーん。入るのに顔写真なんか要るんだ
ねじき:けっこう厳重なんだね。不正入場防止のため、とか?
こなつ:うん、かもね。苗場のスキー場みたいに写真撮影機があって、入場券に顔写真がプリントされたりするのかな。うわぁ、犯罪写真みたくなりそうでヤダなぁ
ねじき:妙にハイテクちっくだねぇ。中国の、しかも僻地とはとても思えないよ・・・


そんな会話を交わしつつ、入場券用の顔写真を撮影するために移動を開始。
・・・のハズが、ナゼか案内されたのは、ただのだだっ広い広場・・・WHY?

こなつ:なんでワタシたち、こんなトコで集団で並ばされてんの? なに? 観光地でよくある記念撮影? 頼んでないよ、そんなの
ねじき:でもさぁ、あのおじさんが構えてるの、記念撮影用のカメラにはとても見えないんだけどー・・・。だってアレ、ただのデジカメじゃん!

そうなんです。

辺りを見回せば、記念撮影よろしく一様に並ばされてる日本人ご一行様。
困惑顔の日本人を他所に、デジカメ構えるおじさんだけがにこやかに「イー、アル、サン」
追い討ちかけるようにガイドさんに「じゃあ、これから入場しまーす」なんて言われちゃっりなんかしたら、もちろん驚愕の声だって上がりますよ。

こなつ:ちょっ、もしかしなくてもコレが証明写真なの?!
ねじき:一人一人じゃなくて? 集合証明写真?!
こなつ:そんなんでいいの? マジで?!


さっすが中国(汗)大雑把と言うか、いい加減と言うか・・・。
証明写真まで撮るって言うから、ちょっとワタシたち中国の認識改めなくちゃならないかしら、とか思ってた矢先にコレですから (^^;)

まぁとにもかくにも、撮影も終わって無事入場。
ゲートをくぐった我々の目の前に現れたのは、まさしく別世界っ!

・・・ではなく、アスファルトで舗装されただだっ広いバス乗り場でございました。
自然遺産保護のため、九寨溝には外部からの車は一切侵入できない決まりとなっているんですね。
でも、とてもじゃないけど歩いて回れるような規模じゃない(そりゃね、ほぼ丸々山ひとつ分だし…)から、専用のバスだけが九寨溝の中を走行できるっていうシステムな訳。

で、このバス。
普通に街中走っているバスみたいに、時刻表に沿って運行する乗合バスと、団体が丸々一台を貸し切る観光バスと2タイプあるのですね。
我々は、貸切バスで主要な見所を巡るコースでございました。
ちなみに、バスの外装(絵柄)はさすが中国は四川省!そりゃもう、コレしかないでしょうな世界のアイドル熊猫(パンダ)さまw
ぱんだーぱんだー、とナゼかアホみたいに喜ぶワタクシたち・・・もしかして、とっても浮いてましたでしょうか(汗)

こなつ:みてみて!バスが皆耳つき!
こちらのバスはバックミラーがウサギの耳みたいにフロントに垂れてるの。
あれだけで、かなり面白いよ(^^;)
このスタイル、中国の密かな(萌え)ブームなんだろうか・・・。

まぁ、ともかく(^^;)
猫バスならぬ、猫バスに乗り込んでいざ出発

『五花海』だぞ!と自己主張の激しい案内板(石?)ため息が出るほどの美しさデス

でも、あれ? 表札(?)の英語部表記は『Colorful Lake』・・・直訳(Five Flower Lake)じゃないのね(^^;)

まぁ、説明によると、この湖の名前の由来は、湖面が光を反射していろいろな色に見えるからということなので、『Colorful Lake』は正しいんでしょうけど。特に秋、紅葉シーズンはまさに湖の色が色とりどりに変化して、ホントに凄いらしいです。

いや、しかし、九寨溝はよく「神話的」とか「童話的」とか評されるのだけど、それも「確かに」と思いっきり頷けます。
写真や映像で見ても、思わずため息が出るほどの美しさではあったのだけど、実際に自分の目で見てみると、その感はさらに倍増!
こう、迫ってくるような迫力があって、とにかくその幻想的な美しさに圧倒されましたよ〜。

ところで、この『五花海』のビューポイントまで行くために渡った『孔雀河道』(「孔雀の羽」に例えられるほど青と緑の色合いが美しいということで付いた名前らしい)橋があるんですが、ここですれ違ったおばさまに我々二人、激しく反応。

ねじき:ちょっ・・・! あのおばさん抱いてるのって
こなつ:うん。どう見ても子羊、だね。飼いひつじ?
ねじき:なんかさ、犬とか猫じゃないとこが、ね。さすが中国って感じ?
こなつ:ああ、激カワイイィ〜。ちょっと私にも抱かせてほしいっ!
ねじき:でもさー・・・Pi-子さんに見せたら「いや、あれ、食材だから」とか言いそうだよね
こなつ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・


中国では「空を飛んでるものは飛行機以外、四つ足のものは机以外(最近では"車"になったとか?)何でも食べる」という言葉があるそうですが・・・

その後向かったのは、『珍珠灘瀑布』
まぁ瀑布というからにはもちろん滝なワケなんですがね。
「滝」という言葉から連想される直下にだーっと水が落ちるようなものではなくて、幅310mにも及ぶ岩肌にいく筋もの流れが傾斜面を走っているというもの。

こなつ:「珍珠」って「タピオカ」のことでしょ?タピオカの滝?
ねじき:え・・・「珍珠」って「真珠」のこと・・・じゃなかったっけ?
ガイドさん:ハイ、中国語で「珍珠」とは日本の「真珠」のことデス。中国では化粧品や漢方薬なんかにもよく使われますヨ。
こなつ:そうなんだ〜、よくカフェとかで「珍珠コーヒー」とかっていうとタピオカが入ってるから「珍珠=タピオカ」だと思ってた。^^;

それはタピオカを真珠に見立てているんですよ、こなつちゃん

流れ落ちる水の飛沫が真珠のように見えることから、この名前が付いたらしい。
まぁ、つまりそれだけキレイだってことだよね。

タピオカ?いえ、真珠です最後は文字通り布って感じ

続いて、『鏡海』へ。
案内板(石?)後ろ、湖の青さと透明度に注目『鏡海』・・・思わず納得

いやー、もぅ壮観!
広さもさることながら、湖の透明度にびっくりさせられました。
もうね、水深めっちゃ深いのに、湖底の倒木の様子がはっきり見えるくらい透き通ってんですよ。
そして、目線を近場から遠くへ移すと、今度は別の意味でびっくり。
湖面に周囲の山の樹木が映し出されていて、まさに鏡のよう。
見る景色がすべて絵画みたい。

その後、いったん下山(?)してお昼ご飯しました。あーんど、お土産を物色v
なんか時間制限あって、耐久レースみたいだったよ(^^;)
「あと、何分!」みたいな(笑)

午後のコースは・・・

 諾日朗(ヌオリラン)瀑布 九寨溝のなかで一番
 広い滝。(幅320m)
 五彩池 旅行社のパンフレット、ガイドブックでおな
 じみ。期待を裏切らない美しさだけど人多すぎ・・・

長海 九寨溝最大で母なる湖といわれるチベット村

犀牛海 0.2km2と小さなサイの湖!?(なぜサイ?)老虎海 淡い青色の美しい虎の海!?(なぜ虎?)


樹正群海 大小9つの湖が梯形に分布している
樹正瀑布 老虎海を出た水は木々の間
を流れ、樹正瀑布になる

バス&徒歩でかなり広範囲に見て回りました。(´ヘ`;) (´Д`)

観光コースを回り終わった後は、ホテルに帰る前にちょっと寄り道。
中国と言えばお約束。はい、お茶屋さんでございます。
聞き茶をさせてもらって、ご満悦〜w なねじきとこなつ(^^)
そして茶マニアな二人は、やっぱりここでもお馬鹿に中国茶を買いあさるのでした。←※両者ともに家にまだ山ほど開けてない茶が和洋中問わずありまくり

お茶の講習?会高級烏龍茶葉

笹?茶 成人病予防に効果が有りとかん十年物のプーアル茶2万円也

さて、今回の旅で一番受けたのが、この後の民族舞踊。←オプションで付けてもらった
コレがねぇ、なんというかまぁ、ド肝を抜かれましたデス(^^;)
ステージの方もツッコミどころ満載(この舞台のDVDでもあったら間違いなく買ってたよ…)でオモシロおかしかったんですが、なんといっても観客席の客がおかし過ぎる!
ステージが始まる前から、手の平の形の平べったいプラスチックが3枚重なった鳴り物オプションで囃し立てる中国人のミナサマ…(^^;)
舞台は静かに見るもの、という日本人の常識は、中国人には全く通用しないのね、と痛感した次第であります。

お茶を飲みながら観賞獅子舞?

出演者総出で踊り始めると最後は観客も一緒に踊ってます

さて終演後はホテルのお部屋に戻って、優雅にティータイム・・・その前に
部屋に入るなり、最初にテレビのスイッチをつけるねじき
ねじき:あっ、また昨日の変な時代劇の続きやってるよ!!あははは!何時見ても変な番組(笑)
こなつ:本当!・・・でも昨日見たのと話が微妙に繋がっていないような?
ねじき:しかも昨日と放送時間が違うし。
こなつ:番組表はどうなってるんだ?


話している内容は全然分からないんだけど、中国語の字幕が出ているので漢字の感じ(ダジャレ?)と映像を見ている限り、なんだか優柔不断なおぼっちゃま の主人公が毎回違うオンナといちゃいちゃ(苦笑)

ねじき:武侠ものだから、たまにアクションが入るんだけど、これがありえなくて笑えるんだよねぇ。
こなつ:うん「ドラゴンボール」実写でやってます!って感じ
(笑)
ねじき:主人公は武術は強いみたいなんだけど、お姉ちゃんたちの間にはさまるとあたふたして、ホンットに、ヒーローとはほど遠いヒーロー (^^;)
こなつ:おかしいっ、おかしすぎるーっ!!(爆)

こうしてまた変な盛り上がりを見せながら、三日目の夜は更けていったのでした。

(こなつ&ねじき)