春川(Chuncheon)


春川第一高校の塀 普通の塀なんですけど・・・

南怡島から春川へ行くのに列車は時間が合わなかったので、南怡島船着場からタクシーに乗り、加平バスターミナルへ行き、バスで春川へ。
ねじき:早めにきりあげるつもりだったけど、結局2時間ぐらい南怡島にいたね。
まる子:そうだね〜

・・・まる子さんは気づいていないようだけど、ねじきはそろそろ燃料切れだな。
春川に着いたら最初にお昼にしますか。お昼の時間を過ぎたし。

春川バスターミナルからタクシーへ乗り、タッカルビのお店が並んでいるという通称「タッカルビコルモッ(タッカルビ横丁)」の所で降ろしてもらう。
大晦日にユジンとチュンサンが待ち合わせをした"春川明洞通り"から一本道を入ったところにある。
「タッカルビコルモッ入り口」という看板があるのだが、それよりもユジンとチュンサンが抱き合っている写真の方が目立つんですけど・・・(^_^;

タッカルビ横丁へ入るとタッカルビ屋アジュンマ(おばさん)から「アガシ(お嬢さん)」と声をかけられる。
内心「きゃ〜、アガシ(お嬢さん)って言われちゃったわ〜」と喜ぶ・・・例え営業トークであろうとも・・・。
Pi-子:どこのタッカルビ屋さんに入る?
ねじき:おいしそうな所・・・まずは客の入り具合を調査しないとね。

・・・食べ物のことはこいつにまかしておこう。

やがてねじきが決定した1件のタッカルビ屋に入る。
お店のアジュンマ:タッカルビ?
ねじき:タッカルビ!3人前
(日本語で言って指で3人前と示す)
お店のアジュンマ:ウーロン茶?
う〜ん・・・辛いかもしれないし、ウーロン茶も頼んでおきますか、とウーロン茶もオーダー。

春川名物タッカルビとは鶏肉とキャベツ、ねぎ、ニンジン、トッポギ(韓国のお餅)とさつまいもなどをピリカラのコチュジャンでで炒め、 サンチュ(サニーレタスみたいな葉っぱ)でくるんで食べる料理です。
アツアツの鉄板の上でどんどん野菜&鶏肉が炒められていく・・・ん〜、真っ赤なコチュジャンうまそっ!
鶏肉より野菜が先に出来上がるので、まずは野菜とトッポギをサンチュにくるんでいただきま〜すっ
トッポギのモチモチ感がいいっ!
そうこうしている間に鶏肉、もういいかな・・・と野菜に鶏肉を入れて、ぱくっ!

ウマいっ! p(^o^)q o(^0^)o o(^q^)

やわらかくとても食べやすい鶏肉です。コチュジャンは辛いだけじゃなくてほのかに甘い。
野菜も一緒に食べているから体にもよさそう。
最後にアジュンマがご飯を入れてポックンバッ(炒飯)にしてくれます。1度で2度おいしい!!

いや〜、満足、満腹。
お店のアジュンマ:おいしかった?(って聞いたんだと思う)
お腹とたたいて満腹&満足であることを伝える。
お店のアジュンマ:ウーロン茶代、4,000ウォン。
Pi-子:え?1つで?3つで?
お店のアジュンマ:1つ4,000ウォン。3つで12,000ウォン。

4,000ウォンっていうと日本円にして400円。
ウーロン茶1本400円!!うわ〜、高いんだ・・・そういえばタッカルビの値段を確認していなかったことを思い出し、恐ろしくなる。

Pi-子:(ウーロン茶代を払いながら)アジュンマ、タッカルビはいくらですか?(冷汗)
お店のアジュンマ:タッカルビは会計が別だから。お店の入り口のレジで払って。
恐る恐るレジで値段を聞くと3人前で21,000ウォン(約2,100円)だった。
3人で割って、一人当たり7,000ウォン(約700円)だとすると・・・

1本400円のウーロン茶っていうのはかなり高くないですか?

ねじき:タッカルビと別会計だったことからして、ウーロン茶はおばさんのチップみたいなもんなんじゃない?たぶん。
まる子:観光地だしね。そんなもんかもね〜(^_^;

ちょっと納得いかないが、タッカルビはおいしかったからよしとしようか・・・これも勉強だ。

ねじき:これで春川での目的は達成した。あとはPi-子さんの行きたい所へ行くだけか。
Pi-子:別に行きたくなければ、別行動にしてもいいんだよ。駅で待ち合わせする?
ねじき:春川はこれといって見たい物もなくてヒマだから一緒に行くよ。

今の春川でタッカルビを食べに来る日本人なんてねじきぐらいだと思う。(-_-;
冬ソナブームになる前は春川へ来るのはタッカルビを食べにくる人ぐらいだったと聞きますが。

ここからは冬ソナロケ地めぐり開始。
まずはチュンサンとユジンが遅刻して塀を乗り越える春川第一高等学校へ。

まる子:場所、分かる?
Pi-子:だいたいは。大通りはいいんだけど、どこで曲がるのかちょっとびみょ〜だけど。ここか一本先の道か・・・
ねじき:もう一本先みたいだね。ほら、あそこに案内看板がたってるもん。
Pi-子:案内看板〜!?

見ると「冬のソナタ」と日本語で書いてあり、あと○mというところまで表示してある。
まる子:親切だけど笑える〜
冬ソナ観光に力を入れているんですね、春川市。

看板のおかげで迷わずに春川第一高等学校に到着。
この時先客がいて、マイクロバスで来たらしい日本人の団体さんが塀の前で脚立に登り写真を撮っていた。
ねじき:脚立?持参して来たのかな。
Pi-子:マイ脚立?マイクロバスだからガイドさんが持ってきたんじゃないの?


その後、団体さんはすぐに次の撮影地へと去っていったが、脚立は残されていた。
まる子:脚立、持って行かなかったよ。・・・ってことはこの塀に設置してあるのかな?この脚立。
Pi-子:そうかも・・・どっちにしても今のうち写真撮影だ!



高校の塀 もれなく脚立付
親切な案内看板(笑)

Pi-子たちも脚立に登って写真撮影。
ヨンさまは簡単に越えてしまったけど、脚立がないとキツいかも・・・
高校の様子をちょっと見ると中では普通の高校生が普通に授業を受けている。
Pi-子:普通の高校なのに外国から観光客が来て、その観光客目当てに塀沿いに土産物の露天が並ぶのって、 ここの高校の子はどう思ってるんだろうね?
まる子:自分の高校がそうだと考えたら、なんか変だよね。でも、慣れちゃってるんじゃない?

そうかもしれない。

次の団体さんがバスで到着したので、Pi-子たちは次、チュンサンの家へ移動。
春川第一高等学校から江原道庁方面へなだらかな坂道を登って行き、左に曲がってすこし行くと・・・見えてきました。数台の観光バスの民家に行列している人たちが!

Pi-子:あれだね、チュンサンの家。実に分かりやすい。
まる子:う・・・けっこうな行列だね。入るの?
Pi-子:いや、並ぶんならいいや。外観の写真を撮って次ヘ行こう。


(※「チュンサンの家」の家主さんは押し寄せる観光客に 「肉体的にも精神的にも苦しいので、開放するのをやめたい」と言いだし、 一時は公開中止か・・・と思われたが、春川市側の説得で現在は5,000ウォン(約500円)の入場料を取ることで公開続行しているらしいです。  2005年3月)

チュンサンの家(右側平屋)と行列ユジンが飛び出して来た路地

「第1話シーンでユジンが飛び出して来た路地」というのがチュンサンの家の近くにあるので、そこの写真も撮ってから、次の目的地 ユジンとチュンサンがバスを寝過ごし、あわててバスを降りた湖畔へ。
再び歩く歩く・・・

出会いの湖畔(笑)に到着。
「冬ソナ撮影地まであと○m」という看板がある為に迷わずに到着。

ねじき:ここは何の場所?
Pi-子:ねじきも見た1話目に出てくるよ。「初めて出会い、言葉を交わした運命の場所」 って看板に書いてある。・・・ぷぷぷ

ここにもお約束で日本人団体さん&観光客目当てのお土産屋さんが露天をありました。
いくら観光客が来るといっても冬にここで土産物を売るのはたいへんそう。

「運命の場所」(爆)「運命の場所」横はすごい人だかりです

ねじき:あとはどこ行くの?
ねじきが燃料切れになってきた。タッカルビもここまでしかもたなかったか・・・
Pi-子:あとは春川駅へ行って、座席が空いていれば列車で帰るし、なかったら高速バスで帰る。ソウルまで立ってるのは辛いからね。
今日はよく歩いて疲れたから。

「景色がきれいそう」という理由で湖畔沿いに春川駅まで歩くことにする。
今までは冬ソナ撮影地&韓国の田舎町という感じでほのぼのしていたのですが、駅の近くになると軍のヘリの音がけたたましく聞こえてきて世界が変わる。
そういえば、どこかのHPか雑誌に春川駅の前には軍事施設がある・・・という記事を読んだような気がする。

まる子:あ「春川駅こちら」の標識があるから、ここで左折だね・・・あれ?ねじきさんは?
やっぱり燃料切れだ。ねじきはPi-子&まる子さんの数十m後ろをゆっくり歩いていた。
またはぐれてしまうとまずいので(イギリス(旅行編)ご参照) 「こっちに曲がるぞ」という合図を送り、左折。

曲がったらすぐ駅への道があるのか・・・と思ったら、どこかの工場の敷地内?・・・みたいなんですけど。
万一軍の施設の中に入っていたら非常にまずいことになるので誰かに聞いてみるか。
見回すと一人のおばあさんがいた。

60過ぎ・・・かなぁ?日本語が通じるか微妙な年齢。
日本に悪い感情を抱いていたら日本語で聞くのはまずいし、無難なところで英語で聞いてみますか。「チュンチョン・ステーション(春川駅)」という単語は分かってもらえるだろう。
Pi-子:すみません、春川駅へはどう行けばいいんですか?
案の定、言葉は通じなかったのだが、おばあさんは両腕を直角に曲げて腰のところでぐるぐる回し「しゅ〜、ぽぽぽぽぽっ」と言ってまっすぐ前を指差した。
おそらく「春川駅のことかい?」と言って汽車のジェスチャーをしてくれたのだろう。分かりやすい。
Pi-子:ネー、ネー(そう、そう)
おばあさんは「ここをまっすぎ行って、右折し、さらに道なりまっすぐ行く」というジェスチャーでおしえてくれた。
カムサハムニダ(ありがとうございます) m(_ _)m

おばあさんの言った通りひたすら真っ直ぐ行くと春川駅へ到着。
そういえば、放送部の皆でキャンプに行こうと待ち合わせたのは春川駅だったっけ。写真撮っておこう・・・。
こじんまりとした三角屋根の駅でいかにもローカルな雰囲気がよいのですが、駅の目の前は有刺鉄線で囲まれた軍事施設。ちょいとミスマッチですね。

駅で切符を買おうとしたら「座席は完売」とのことだったので、高速バスへ行ってバスで帰ることにする。
Pi-子:(タクシーに乗り込んで)コソクボス(高速バス)ターミナルッカジ プタッカミダ
わ〜い、今度は最後まで言えた\(^o^)/
タクシーの運ちゃん:ソウルに行くのかい?
Pi-子:そう!
まる子:違う!

2人して違うことを言うので運ちゃんが困惑している・・・(^^;

まる子:ソウルまで、って言ったらタクシーでソウルまで行かれちゃいそうじゃない?
それはないと思うけど、そんなことになったら恐ろしい金額になるので念押ししとくか。
Pi-子:ソウルへ行くので高速バスターミナルまで、お願いします。
タクシーの運ちゃん:OK

快くOKすぐが、運ちゃんにちゃんと通じているのだろうか・・・

タクシーの運ちゃん:君たちも 「キョウル(冬の)ヨンガ(ソナタ)」を見て春川に来たのかい?
キョウル・・・冬ソナのことだな。(運ちゃん、ハングルと英語をちゃんぽんして話していました)
Pi-子:そう、そう。
タクシーの運ちゃん:オイちゃんはあのドラマを見て大泣きしたよ・・・ははは!

日本のおじさんは奥さん方が冬ソナを見るのを見て「ドラマなんかで・・・」っていう反応をする人が多いと思いますが、韓国の人はみんなドラマ好きなんですね。
もしかしたらサービスで言ったのかもしれませんが・・・。

タクシーはソウルまで行かず、春川高速バスターミナルに無事到着。

ソウルまでのチケットを買いバスに乗り込んだら、まもなく全員夢の中へ・・・

(Pi-子)


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