狎鴎亭(Apgujeong)


CAFFE PASCUCCI(カフェ・パスカッチ)店内

春川→ソウルのバスの中(前ページからの続き)

ねじき:・・・さん、Pi-子さん!
Pi-子:・・・・・・・・・・?
(起きぬけはいつも不機嫌)
ねじき:Pi-子さん、今の見た?
Pi-子:・・・・・・・・・・いや、今起きた。どこ走ってるの?
ねじき:ソウル市内に入ったみたいなんだけど、渋滞がすごくて全然進まない。それで今、中央分離帯に露天出して食べ物売ってるオヤジがいてさ・・・
Pi-子:え〜、見たかった〜、っていうか写真に撮りたかった〜
(HPの為に)
もっともそんな所で売っている食べ物は食べたくないですけど。

Pi-子:日本に帰ったら、柏の呼塚交差点あたりでねじきもやってみる?あそこも渋滞すごいから(笑)
ねじき:お金がなくてもそんな恐ろしいことしたくないよっ!
Pi-子:それにソウルの道路って・・・・・・
ねじき:ソウルの道路って・・・何?
Pi-子:・・・いや、何か違和感を感じるんだけど・・・なんだろう?う〜ん。


そうこうしているうちにやっと東ソウル市外バスターミナルへ到着。

まる子:春川を出たのが4時ちょっと過ぎで今6時だから、2時間もかかったんだ。
Pi-子:ソウルに入ってから渋滞に巻き込まれたのが大きかったみたい。
まる子:今日はこれからどうするの?
ねじき:明洞で今日は参鶏湯(サムゲタン)食べようと思うんだけど。
Pi-子:あ、その前に狎鴎亭(アックジョン)へ行きたいんだ〜。たぶん今日しか行く時間ないと思うから。
ねじき:お腹減ったから何か食べたい

Pi-子:途中でドラマに出てきたカフェに行くから、そこで軽食食べて、その後参鶏湯(サムゲタン)にすればいいじゃん。
ねじき:じゃ、いいよ。



地下鉄で移動

狎鴎亭(アックジョン)とお隣の清潭洞(チョンダムドン)、この辺りは世界の有名ブランド店が集まる「ブランドストリート」をはじめに、 高級でおしゃれなブティック、カフェ、レストラン等が集まっている所です。東京で例えるなら青山といったところでしょうか。
明洞のごちゃごちゃした面白さとは違ってセレブな雰囲気が漂うおしゃれな街です。


ユジンの勤め先"ポラリス"
Pi-子:おしゃれなブティックとカフェが多いから、よく撮影にも使われるんだって、まずは・・・え〜と、この辺だな・・・あ、あった。
ねじき:そこの居酒屋?
Pi-子:そう。今は居酒屋だけど「冬ソナ」で"ポラリス"として使われたんだって。
まる子:・・・何だっけ?
Pi-子:う・・・ねじきはともかく、まる子さんには分かってほしかった。「冬ソナ」でユジン(チェ・ジウ)が勤めていた会社。
まる子:あ〜、そういえば・・・こんな感じだったような気がする。

お店の前でこんな話をしていたら・・・

男性:イラッシャイマセ。ドウゾお入りクダサイ。
店員さんに声をかけられてしまった。ここで食事をする気はなかったのだけど・・・

Pi-子:どうする?お腹空いてるんだったら、ここで食べてもいいよ。
ねじき:う〜ん・・・参鶏湯(サムゲタン)食べたいからやめとく。

というわけで却下。

まる子:次はどこへ行くの?
Pi-子:この大通りを渡って「美しき日々」に出てきた"ONCE IN A BLUE MOON"へ・・・青になったから渡ろう


歩行者用の信号が赤から青に変わるのを待って渡り始めたというのに横断歩道の真ん中まで来たら、もうウインク始めてるんですけど!
さらに車道の信号はまだだっていうのに信号待ちしているはずの車がゆっくりと横断歩道に進入してくるんですけど!


ONCE IN A BLUE MOON
案の定、車道の信号が青に変わったら、みんないっせいにスタート!
F1のスタートダッシュ!って感じ・・・公道なんですけどね・・・。

まる子:韓国の横断歩道って怖いっ!なんでこんなに信号変わるの早いの!?
ねじき:どうして車が横断歩道に突っ込んでくるの!?
Pi-子:確かにっ。韓ドラでも交通事故が多いのが分かるっていうか、ほどんどのドラマで交通事故が出てくるのがよく分かる。


私が見た韓ドラの中で交通事故がないのって「チャングムの誓い」(韓国の時代劇)だけかも・・・

えっと・・・気を取り直して"ONCE IN A BLUE MOON"へ。
ここは「美しき日々」でヨンス(チェ・ジウ)がミンチョル(ビョンホン)の似顔絵を描いたバーです。
ワイングラスをかたむけながら生のジャズ演奏を聴けるような・・・入り口からして大人な雰囲気が漂っています。
が、高そうなので外から写真を撮るだけっと。店中はドラマを参考にしてください。

ねじき:ね〜、カフェはまだ?
Pi-子:次に行くから・・・(^_^;


"ONCE IN A BLUE MOON"の道を挟んで向かいにある「ロデオストリート」と書かれた門をくぐり、ず〜っと前進・・・ちょっと迷ったけどたどり着きました「CAFFE PASCUCCI(カフェ・パスカッチ)」
「美々日」「天国の階段」でひんぱんに登場するカフェです。

1F窓際の2席のうち入り口に近い方、いつも主人公たちが座ってたのでそこに座りたかったのだけど・・・オヤジが座ってるから空いてないし・・・(T_T)
1Fいっぱいだから2Fに行こう。
このお店はセルフなので2Fの窓際に席を取ってから1Fに戻りオーダーしに行く。


「ボクの気持ち」
店員さん:XXXXX?
ハングルで何かを聞かれたけど「はっ?」って顔をしたら
店員さん:ゴ注文ハ?
すぐに日本語で返ってきた。やっぱり日本人がよく来るのね・・・

Pi-子:カプチーノお願いします
ここではもちろんカプチーノですよ。
店員さん:ハートの形、入レマスカ?
Pi-子:はい、もちろん、お願いします!


カウンターで待つこと数分。ハート入りカプチーノの出来上がりました!

ふっふっふっ。「ボクの気持ち」一気飲みよ〜 (*^o^*)

Pi-子はハート入りカプチーノ、ねじきは紅茶と抹茶(かな?)ケーキ、まる子さんはコーヒーとパニーニ
それぞれを飲み&食べ、それなりに満足したのだった。

さ、では明洞へ戻ってメインディッシュの(?)参鶏湯(サムゲタン)を食べに行きますか。


再び地下鉄で明洞へ移動

狎鴎亭のおしゃれな感じもいいけど、私はやっぱり明洞の雑多な方が落ち着くんだよね〜。
現在、時間は10時近くなっていたけれど明洞の街はまだ眠らず、昨日と同様の賑わいを見せていた。
ねじき:遅くなっちゃった。まだ参鶏湯(サムゲタン)のお店、開いてるといいんだけど・・・
Pi-子:ここ(明洞)は大丈夫でしょ(^_^;


とは言いつつ、一抹の不安を感じつつ、お店まで行くと・・・よかった、まだ開いていました。
ねじきがセレクトしたのはいかにも「老舗」という感じのお店でした。
お店の中に入り、参鶏湯(サムゲタン)3つオーダー。

参鶏湯(サムゲタン)とは、鶏の中に餅米、高麗人参、にんにく、ナツメなどを詰め込んであっさりスープ煮込んだ韓国伝統料理です。 高麗人参が入っているせいか精進料理というか漢方薬のようなテイストですが、おいしくて体によい気がします。
実際にサムゲタンは食欲不振、妊産婦の出産前後、病気の人の体力回復、さらには老化防止や皮膚美容にも効果があるそうです。

店員:おまちどうさま(みたいなこと言った)
やってきた参鶏湯を見て、ちょっと目が点。
Pi-子:わっ、鶏まるごと一羽入ってるんだ・・・食べれるかな?
まる子:・・・けっこう大きいんだね。さっきパニーニ食べなきゃよかった。
ねじき:あ〜、お腹減った。いただきま〜す。

アンタさっきケーキ食べたばっかじゃん!と心の中でつっこむ。



ねじき:ごちそうさま。けっこう多いと思ったけど、全部食べられるものだね。あっさり味がよかったのかな?
Pi-子:それは言えてる。私はカプチーノだけにしておいて正解だったよ。
まる子:私はパニーニが失敗だったかも。少し残しちゃった。おいしいんだけどね。
Pi-子:お肌にいいみたいだから、明日はつるつるかな?
(頭じゃないよ)

しかし、参鶏湯を食べ終わった時点でもはや11時。
ホテルに帰って、シャワーを浴びて、洗濯して、明日の準備していたら2時近く。
お肌には睡眠不足が大敵なんだよね・・・。

う〜む、今日も夜更かし

(Pi-子)