久慈・琥珀博物館
民宿・たかえい（宮古）
浄土ヶ浜＆龍泉洞
氷渡洞(すがわたりどう)
民宿・苫屋（野田村）



前書き

チームアドベンチャー　結成３年！
ようやくひとつの到達点を迎えようとしていた。

入水鍾乳洞Ｃコースから始まった本チームは奥多摩・あきる野の４つの鍾乳洞を征服、青木ヶ原樹海での命がけの探検、秋田でなまはげと対決、山梨ではお買い物三昧＆にわか鉄ちゃんになり、 銚子で食いしんぼうバンザイ･･･思えば今までにさまざまな苦難があった。

Pi-子隊長：しかし、それらの探検は全て今度の鍾乳洞の為といっても過言ではない！
るむ：ええっ、とうとうあそこへ？
ピッキー：はい、そうです。いよいよ氷渡鍾乳洞の地底湖へ突撃する日がやって来たのです。

氷渡鍾乳洞は数年前、まだチームアドベンチャー結成前にPi-子＆ピッキーで訪れたことがあった。
その時のガイドさんから地底湖があることは聞かされていたが、当時はまだ地底湖まで行けるコースは常時あるわけではなく、 年に一回実施される「冬の地底湖探検」の時に参加するしか行く術がなかったのだ。

はうえば〜、それから数年後、ネットを適当に検索していると地底湖まで行けるコースを発見！！
しかも１年に一度の観察会ではなく、お好きなときに行けるというではないですか！！！
さっそく申し込みの電話をするが、季節は春。
ちょうど雪解けシーズンだった為か「水位が高すぎて今はムリ！」と言われ･･･

まる子：それであの時は秋田に行ったんだっけ。
ピッキー：夏も増水する日が多くて、確実に行きたいなら冬の方がいい、と言われたんですよ。

その後は計画は出たが、冬だからスキーなんか行って予算が尽きてしまったり、何度か変更を余儀なくされたが今回は準備万端 出陣を目指すのみ！

銀座の秋田料理のお店できりたんぽをつつきながら出陣式だ！

氷渡鍾乳洞地底湖突入編ついにスタート！！

ところが･･･
まる子：あ、そうだ。マコは仕事が忙しくて参加できないって。今日も急遽仕事が入って来れなくなったよ。
な･･･なにぃ〜！？
大将：オレも行けねぇ。なんせ結婚したての新婚ほやほやだからそれどこじゃないんだよ。
Oh my god !!

チームアドベンチャー（処理班の）重責を担う二人の相次ぐリタイア
どうなるチームアドベンチャー

Pi-子隊長：ふっふっふっ、そんなこともあろうかと思って。今回は新メンバーを加えることにしたのだよ。
隊員一同：なんだって〜！

Pi-子隊長：今日もここに来ることになっているが、用事があって遅れるらしい･･･あ、携帯にメールが来た。
ピッキー：新隊員からですか？
Pi-子隊長：うむ、有楽町駅に着いたようだ。あと５分ぐらいで到着するだろう。

比内地鶏のやきとりをつつき、まる姐さんが日本酒を堪能し、待つこと５分

？？？：遅れてすみませ〜ん
Pi-子隊長：駅から迷わなかった？
？？？：あ、地図があったので大丈夫でした。
Pi-子隊長：紹介しよう、新メンバーのくりりんだ
くりりん：くりりんです。皆様よろしくねぇ

目の前の新隊員はどうみても清楚なお嬢様
･･･しかし、それはきっと仮の姿で、それなりの人物でなけばならない。
前述の数々の探検を経験せずにいきなり氷渡鍾乳洞へ行くということは、ＲＰＧに例えるなら、ＬＶ１でラスボスと闘うようなものだ。
彼女は知る人ぞ知る、隠れ洞窟の達人として日々研鑽を積んでいる人間であろう、間違いない！！

まる子：どこか洞窟とか行ったことあるの？
くりりん：全然ありません。龍泉洞を以前ＴＶで見て、行きたいな〜と思っていたらPi-子さんが行くっていうので今回は参加させてもらいました。
るむ：龍泉洞？氷渡洞じゃなくて？
Pi-子隊長：ああ、氷渡洞の近くに龍泉洞っていう鍾乳洞があって、日本３大鍾乳洞の一つになってるんだよ。ついでにそっちも行こうかと思って。
ちなみに龍泉洞は年間約２０万人が訪れる超メジャー鍾乳洞であり、当然ながら通行路が完備され、川口浩等の装備は不要。

ピッキー：隊長、くりりんちゃんに氷渡洞の話はしてるんですか？
Pi-子隊長：今からしようかと思って
詐欺と訴えられても知らんぞ

まる子：ところでお酒は飲めるのかしら？
くりりん：少しだけなら
まる子：そうなの（いいわ、私が鍛えてあげるわ）

るむ：運転はできるの？
くりりん：免許取りたてなんです。
るむ：そうなの（いいわ、私が教えてあげる）

大将：仕事は何してるの？お住まいは？
くりりん：某学園の職員で、そこの女子寮に住んでるんです
大将：女・子・寮･･･くぅ、なんで甘い響きなんだ。

るむ：学生と一緒ってワケじゃないよね？
くりりん：あ、違いますよ。職員用です。

大将：風呂なんかは個別なの？
くりりん：いえ、共同ですよ。
大将：それじゃみんなでハアーって入るわけね

くりりん：はぁ？
Pi-子隊長：そんな和田アキコじゃあるまいし･･･
ピッキー：あんの時はぁ〜、はぁ！･･･みたいな？
大将：いや、そうゆうんじゃないんだよ！！！
どうゆう「ハアー」なのかは分からないが、彼の中で妄想が膨らんでいることに間違いない。

ピッキー：どうすれば忍び込めるかな、ええとまず装備は･･･ぶつぶつ
大将：夜中に暗視スコープとかあれば･･･ぶつぶつ
くりりん：門限を過ぎると入るのに指紋・声紋・眼球の認証が必要になるし、外は網の目の様にレーザーが張り巡らされるからタイヘンですよ。クスクス
ピッキー＆大将：がっくり

るむ：ところでこのお店、おいしいけど高いわねぇ。きりたんぽ鍋が１人前2,400円もするの！？
ピッキー：へえ、リサーチ不足で申し訳ございやせん
しっかり者るむちゃんのきつい一言に平身低頭の幹事（オレ）

るむ：これで秋田名物料理などちゃんちゃらおかしいわ。世の中不景気なのよ、その点わかってんのかしら。この程度の味は私でも出せてよ。 シェフを呼んできなさい！
ピッキー：ははあー、ここはどうかひとつ穏便に･･･
るむちゃん、いつの間に美食倶楽部のメンバーに？

話が脱線しているようにもみえるが、こうしていながら大胆かつ慎重な作戦会議は展開されていったのであった･･･たぶん。



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