広島(Hiroshima)

厳島神社の大鳥居

・・・まずい、ねじきの予感、大当たり・・・
こなつ:今、どこ走ってるの?
Pi-子:・・・・・・どこだろう?

先ほど「次で左」と言ったら、こなつちゃんが一本手前の細めの道を曲がっちまって(意思の疎通が出来てないらしい) それでも真っ直ぐ走っていけば着くかな〜・・・って思ってたんだけど・・・着かない。

こなつ:山道になってきたよ。
Pi-子:どこかでUターンしたほうがいいかも・・・
こなつ:この道じゃ細くて無理だから、どこかスペースが見つかったらね。
ねじき:あのさ、元宇品公園(瀬戸内海国立公園)に入っちゃったんじゃない?
Pi-子:え・・・
(地図を見る)・・・そうみたいだね。こなつちゃん戻れる?
こなつ:でも、道が狭いのよねぇ・・・こんなに急カーブを走ってると気持ち悪くなってきそう・・・。

怖いこと言わないでね、こなつちゃん。運転手のスペアがないんだから・・・。(^_^;)

公園の奥深く、山の頂上であろうと思われる灯台まで行き、やっとのことでUターン。
そして、かなり余裕のはずだったのに広島港の駐車場に着いたのは、なんと2時24分!

こなつ:どうする?2時25分のフェリーはもう間に合わないかもよ。
Pi-子:ま・・・ここまで来たんだから、行くだけ行ってみよう。

ダッシュ!

切符売り場にて
Pi-子:はぁ、はぁ・・・(息がきれてる)あっ、あの、次の宮島行き間に合いますか?
売り場のお姉さん:は・・・はい。
Pi-子:(ほっ)じゃ、大人3枚です。
売り場のお姉さん:4380円(1460円/一人)になります。

わっ、結構するんだ・・・。しかし、驚いている暇はない。
さっ、と5千円札を取り出し、素早く購入・・・でもおつりはくださいね。
チケットは購入したが、時間はすでに25分を過ぎてる。船乗り場まではダッシュ!
ぽ〜ん(アナウンスが入る音)
売り場のお姉さん:たった今、女性のお客様3名がそちら(船乗り場)に向かいましたので出航は少しお待ちください。
さっきのお姉さんの声だ・・・これって私たちのことだよね・・・。ありがたいけど恥ずかしい。

こなつ:いたたっ!あ・・・足がつったぁ!
こ・・・こなつちゃん、こんな時に・・・でも、もう少しだけがまんして走ってね。


あ〜、間に合ってよかった。

Pi-子:こなつちゃん、大丈夫?
こなつ:う〜ん。宮島へ着くまで30分あるから、ともかく休むわ。

そ〜だね。朝が早かったのと焦ったり、走ったり…寒い所からいきなり暖かい船の中に入ったから 疲れがどっ、と出たみたい。眠くなってきた・・・。

3人、熟睡している間に宮島へ到着。

Pi-子は宮島って厳島神社しかないのかと思ってたんだけど、ちゃんとした島なんだ。 学校や町役場もあるよ。(宮島在住の方すみませんm(_ _)m)

桟橋から厳島神社へ歩いて行く途中、ま〜、人が多いこと。やっぱり連休の影響かな?露天もいっぱい出て いてお祭りみたいだなぁ。さすが、観光地!

ふと、海を見て何やらおかしいことに気がついた。
Pi-子:なんか、海が遠くない?もっとぎりぎりの所まで海だと思ってたのに。
こなつ:引き潮じゃん。
(と言いつつ鹿とたわむれるこなつちゃん/右写真)
Pi-子:そうか、干潮か。

有名な大鳥居の所まで来ると一目瞭然。大鳥居までみなさん歩いてますよ!
Pi-子:う〜ん、私のイメージでは青い海に朱塗りの鳥居が浮かびあがって、 その絶妙なコントラストが…
こなつ:まぁ、逆に鳥居まで歩いていけるのがいいって人もいるから、いいんじゃない。(^_^;)

うん、まぁ、それもそうだな。我々も大鳥居まで行ってみますか。

近づいてみると、うん、やっぱりデカい。(高さ16m、柱の太さ10mだそうです。)
柱の下の方はいつも海に沈んでいるので、フジツボがびっしりついてる。
ええい、大鳥居にタッチ!…何かご利益あるかしら?

では、社殿の方へ。 こなつ:ふぅん、ここの神様はみんな女性なんだ。
ねじき:あ、そうだね。
こなつ:だからかな?女性的な神社って気がする。
Pi-子:そうかもね〜。


ちょっと早いけど、帰りの船に乗り遅れないように桟橋へ戻る…但し、お土産屋さんをひやかしながら、だけど。

ぷらぷら歩いていると…あ、牡蠣焼いてる!
ねじき:やっぱり広島と言ったら、牡蠣だよね。(前頁では「お好み焼き」といったような気がしますが)
Pi-子も牡蠣好きなんだけど、数年前に牡蠣に当たって死ぬような苦しみを味わったから、ちょっと拒否反応あるのよね〜。 でも、おいしそ〜(ぷりぷり感がたまりませんな)
牡蠣売り(?)のおじさん:どうするの?いらないんだったら、もう店じまいするよ。
え?そうなの?じゃ、買う、買いま〜す。生じゃないし。

Pi-子&ねじき&こなつ:おいし〜 (;_;)
おじさん:今、一番おいしい季節だよ。ちょうど今日は牡蠣祭りやってるし。
Pi-子:お祭りだったんですか?

おじさん:そうでなきゃ、冬でオフシーズンだから、こんなに人が多くないよ。

そうだったのか、てっきり「やっぱり世界遺産の観光地は違うわ〜」って思ってた。(^_^;)


フェリーに乗って広島へ戻る。帰りもやっぱり爆睡。

がたん!

船が止まって、半分ぐらいの人が出てゆく。
あれ?もう広島へ着いたのかな?…と思ったけど、なんか風景が違う気がする。
見上げると灯台?…これは広島港へ着く前に迷い込んだ元宇品公園の灯台かい?

と思って、地図を見てみると…あら、元宇品公園からも宮島行きの船が出ていたのね。
ここには某有名チェーンホテル(直訳すると「王子旅館」)が建っているからかしら?

しかし、さっきここからも宮島行きフェリーが出ていることに気がつけば
焦って船にかけこんだりしなくてもよかったんだぁ!?
Pi-子、一生の不覚… ( ̄ー ̄;)(←でも、すぐ忘れちゃうけどね)

この時、またしても雪がぱらつきだしたこともあり、広島へ着いたらまっすぐホテルへ。
部屋で一息ついてたら、あっという間に夜。

Pi-子:今日は渋滞やら、何やらで意外と回れなかったね。 広島平和記念資料館へも行ってみたかったんだけどな。
こなつ:え…そうなの?私は修学旅行の時に1度行ってて、ちょっと…。(^_^;) 

確かに、原爆の熱線による火傷でぼろぼろになった人の模型とか被爆された方の遺品とか、ひしひしと迫るものがあるんだよね。 TVで見たことがある。
Pi-子:じゃ、原爆ドーム見に行って、余力があったら広島城も見に行く、ということで。
では、出発。

外へ出ると、雪だかみぞれだかが、再び降り始めていた。
今日はずっと降ったり止んだりの繰り返しだな。さむぅ〜 (((o(>o<)o)))ぶるぶる

元安橋から原爆ドームを望む。
TVだと大きく見えるけど、けっこう小さいんだ。
建物はさほど大きくなくても、ここから発する平和への願いが大きければそれでいいんだよね。(照)
簡単に海外旅行へ行く自分と"今"という時代と戦争をしていた時代と…少しだけ考えてみる。

少しだけ考えたが…すぐ俗っぽくなってしまう私たち。
夕食を食べに行く前に立ち寄った中古CDショップで、 こなつちゃんがBOOWYのベストとユニコーンのベストを購入。その後立ち寄ったHMVでねじきがDVD を購入。
しかし、君たち、それってここまで来て買うもの!?

* 余力があったら行こう、と言っていた広島城はあまりにも寒かった為、行くのを断念しました。

(Pi-子)