シュトゥットガルト(Stuttgart)
1週間運命共同体となった フォード・フォーカス
今日から車・・・どきどきだぁ。
Hertzのレンタカーを日本から予約しておいたんだ。
レンタカーの貸し出しは24時間を1日としているので、朝の9時にチェックアウト(レンタカーは借りることをチェックアウト、返すことをチェックインと言います。) したら、1週間後の朝9時までに返さないと1日分追加料金、とられちゃうんだって
(1週間借りる場合)。じゃ、早過ぎない方がよいな。
時間があるから、もう一回「地球の○○方 ヨーロッパ・ドライブ」でも見て勉強しておこうっと。
午前10時、Hertzのオフィスへ。(ハイデルベルクはHoliday Inn Crown Plaza の中にオフィスがあります。)
受付デスクにはお姉さんが一人…。
ここは愛想よく「Guten Morgen!」
さてさて、チェックアウトの仕方は…
1. 予約確認書、国際免許証、クレジットカード、パスポートの提示
2. 保険の加入
3. 契約書とキーの受取り
4. 車の確認
係員と一緒に車のキズの有無、ガソリンメーターをチェック。
バックギアとライト、ワイパーの作動方、ガソリンの種類、給油口の説明は受けておくべし。
1. 運転手はnogiなので、nogiが提示。
2. 万一の為、保険はちゃんと加入、サインをして完了。
3. マニュアル通り、契約書とキーの受取り・・・
Heartsの受付のお姉さん:車は地下2FのNo.16にあるわよ。じゃ、いい旅を!
…って、お姉さ〜ん、4. 車の確認はどうするの!?
と思って、振り向けば、そこには 「レンタカー借りたい」 という人たちの列が…。
ま、いいか。言われたとおり、地下2Fへ行って、車をチェックしよう。
地下2F駐車場へ移動する。
No.16・・・あ、あった、この車か。
フォードかぁ、せっかく、ドイツなんだから、BMWかベンツがよかったなぁ〜。
(BMW、ベンツもレンタカーで借りれますが値段が高いです。)
隣にあったBMWを横目で見ながら、4. 車の確認 を行う。
ざっと、チェックしたところで、キズとかは大丈夫そうし、ま、こんなもんでしょう。
さぁ、レッツ・ゴー!
(配役)
・運転手 nogi (2人よりちょ〜っと、田舎に住んでいるので車は必需品)
・ナビ Pi−子 (免許はあるが、すでに身分証明書)
・お荷物 ねじき (無免許)
ヨーロッパの市街地は、一方通行やらロータリーが多く(街が古いからかな?)、石畳もタイヤをとられて走りにくく、
当然ながら繁華街は人が多いので、早いところ、アウトバーンに乗ってしまおう。
ドイツの高速道路は速度無制限、しかも無料(ただ)。
ああっ、どっかの国の道路公団につめの垢を煎じて飲ませたい。
アウトバーンの乗り方は、ガイドブックで予習済み。標識に沿っていけばいいのよね。簡単じゃないっすか。
車は緑の中をひたすら走り続ける・・・
Pi-子:地図を見ていると、そろそろ、次の街に入るんだけどな〜、おかしいな〜。
(ドイツは街と畑(森)の区別が非常にはっきりしてます。)
ねじき:道、間違えたんじゃないの?
うっ・・・なんとなくそんな気がしていたのだが・・・言われたくないことを言われてしまった・・・。
Pi-子:・・・nogi、スピード落として、Uターンして。(^o^;
料金所がないから、こういうこともあるんだなぁ〜。(でも、無料でよかった)
車は緑の中をひたすら走り続ける・・・
この後、何度か同じような道間違えを繰り返し・・・
結局、うまくアウトバーンに乗れたのは、出発から3時間後ぐらいでした。
Pi-子:アウトバーンでかっとばしていけば、シュトゥットガルドまで3時間だと思ったのに、10:30にハイデルベルクを出発して、現在13:00過ぎ。距離はあと半分ぐらいか・・・う〜ん・・・ぶつぶつ・・・。
実は、Pi−子、シュトゥットガルドのメルセデス・ベンツ博物館に行きたくて、あせっていたのです。
Pi−子にはたっちゃん(4歳)という車大好きの甥っ子がいて、その子のお土産は「ベンツ博物館でしか売っていないという幻のベンツのミニカー(?)」と心に決めていたからであります。
* かの有名な名車、おベンツ様の博物館。(ドイツでは「ベンツ」ではなく「メルセデス」と言うのが一般的。)
シュトゥットガルトは自動車の街としても知られており、ポルシェとベンツがここに本拠を置いている。
メルセデス・ベンツ博物館の他にポルシェ博物館もあります。
車はその後、順調にシュトゥットガルドに向かって走り(方向さえ間違わなければ、順調だったんだよね・・・)、1時間後にはシュトゥットガルド郊外着。しかし・・・
「いい感じじゃないですか!?」(Pi-子)と、思った瞬間・・・あれれ、大渋滞だ・・・。
Pi-子、この辺から、イライラくんに・・・゛(`ヘ´#)
しかし、nogiのがんばりもあり(その間、ねじきは後ろで寝ていた)、15:30にホテル着。
閉館は17:00なので、よゆーじゃん!
・・・などと、言ってはいけません。 ヨーロッパの博物館は17:00閉館と言ったら、17:00に従業員が帰る時間ということ。
となると、遅くとも、16:00には入館しなければいけません。
本日のお宿"HOTEL KOERSCHTAL" |
部屋でくつろぐ間もなく・・・
Pi-子:さ、ベンツ博物館へ出発するよ!
nogi:Pi-子、博物館の行き方、分かるの?
Pi-子:う〜、よく分からないから、フロントで聞こうと思ってる。
フロントにて
Pi-子:すいませ〜ん!
フロントのおっちゃん(以下おっちゃん):はい、何か?
Pi-子:メルセデスベンツ・博物館に行きたいんですけど、どうやって行けばいいですか?
おっちゃん:ちょっと、待ってね。
がさがさ・・・おっちゃんが地図をくれた。
おっちゃん:車? それとも電車?
Pi-子:電車で。(市街地を車で走るのはちょっと怖いから)
おっちゃん:ホテルから徒歩10分ぐらいのところに駅があるんだ。そこから電車に乗って「Gottlieb-Daimler-Station」駅、下車だよ。
Pi-子:ありがとう!(すぐに出ようとしている)
おっちゃん:あ、それからね・・・
Pi-子:はい?(さっさと出たい)
おっちゃん:今、メルセデス・ベンツ博物館の一つ手前の駅で、ビール祭りやってるんだ。
Pi-子:は?(Pi-子、あせりモード)
おっちゃん: カンシュタット祭(Cannstatter Volksfest)と言って、オクトーバー・フェスト(ミュンヘンのビール祭り)に次ぐ、ドイツで2番目に大きいビール祭りなんだよ。
そこのビールがうまくて・・・(ビールと食べ物の話が続く)
Pi-子:・・・(完全にあせり&いらいらモード)
おっちゃん: あ、それから、車はホテルの裏の車庫に入れておいてね。
Pi-子:(そそそんなぁ、正面に置いておいちゃいけないの!?・・・と思いつつ)あ・・・ありがとう。そうします。
nogiに車庫入れ頼んで、さっさと出かけるか」とPi-子は思っていたのですが・・・
・・・どうしてか車庫が見つからず。
nogi:ホテルの周り、もう2周ぐらいしてるけど、車庫らしいの見つからないよ・・・。
Pi-子:脇の坂のところを入って・・・って言ってたような・・・。(おっちゃんとの会話は英語でした。)
ねじき:あ、あそこじゃない?車庫みたいなのあるよ。(と言って、すごーく狭い入り口を指差す。)
nogi、疑いながらも、車を入れようとする。
Pi-子、完全にあせり&いらいらモードで判断力なし。
どががががががががぁぁぁぁぁ・・・・・
(↑車を壁にこすっちゃった音)
げげっ、ヤバいよ!レンタカーなのに・・・。
しかも、ここ、ホテルの駐車場じゃないみたいだ・・・。
nogi:・・・入るのに、こすっちゃったぐらいなのに、どうやって出よう・・・。
(中でUターンできるスペースなし)
ねじき:バックで出るしかないじゃん。(あっさり)
Pi-子&nogi:むかっっっ! (-_-#)×2
(↑怒りのレッド)
ね〜じ〜き〜、あっさり言うなよ! バックでまっすぐ出るの、難しいんだぞ! これだから、無免許はぁ・・・。
(Pi-子)