アシャッフェンブルク(Aschaffenburg)

マイン川(Main)

そろそろ、長かった(?)旅も終りに近づいてまいりました。最後はフランクフルトへ行って白パン(アルプスの少女ハイジ)でも食べに行こうかな・・・ と思ったのですが・・・またしてもメッセ(商業見本市/世界中から出展者、訪問者が来るのでこの期間ホテルはめちゃ混み)とぶち当たり!?

Pi-子:・・・というわけで、どうする? nogi
nogi:メッセの時ってホテルがいっぱいになっちゃう上に宿泊代も高くなるんでしょう?
Pi-子:そうそう、来た時も同じようにメッセ開催の日と重なっていたから、フランクフルトに泊まるのはやめて、ボンに行くことにしたんだ。
nogi:でも、翌日フランクフルト空港へ行くことを考えると、近くがいいね。
Pi-子:・・・それがね、ガイドブック読むと「メッセ開催時には近郊までホテルがいっぱいになる・・・」って書いてあるよ。・・・まいったね。
nogi:そ・・・そうなの。どこへ行こうか・・・


地図とガイドブックとにらめっこするPi-子&nogi。
Pi-子:そしたら、"アシャッフェンブルク" 行かない?ここなら、フランクフルトから近いし、観光もできるし。
nogi:お城があるんだ、ヨハニスブルク城・・・郊外にメルペスブルン城・・・?いいんじゃない。
Pi-子:決まり。じゃ、アシャッフェンブルク城へ出発!

メルペスブルン城・・・Pi-子、どこかでこのお城見たことがあるような気がするんだよね・・・デ・ジャ・ヴュかな?
もしかして、前世はこの城のお姫様だったんだろうか・・・。


前世の記憶を求めて(?)アシャッフェンブルクへ・・・

着いたらまず、宿探し。インフォメーションツーリストへ直行。(だってガイドブックに宿情報載ってないんだもん(T_T))
Pi-子:すみません、今夜の宿を紹介してほしいんですが。
インフォのおばさん:宿を・・・じゃ、これを。

この街のパンフレットを渡してくれた。ホテルの情報が載っているけど自分たちで探せって!?
インフォのおばさん:このパンフレットから好きなホテルを選んだら、私が(宿を決める)お手伝いをしますよ。

おおっ!なんてすばらしいインフォメーション・ツーリストなんだっ!

ドイツの方々は親切な人が多いと思うのですが、ここんとこいろいろあったので( バンベルクのインフォヴェルツブルクのカフェ)、感動 (ToT)×2

インフォのおばさん・・・いや、おばさまに勧めてもらったイスに座って、ホテルを探索。
思っていたよりお金を使わなかったし、最後だから奮発しちゃおうかな\(^o^)/
ここにも古城ホテルがあるぞ!・・・でも、郊外だから移動が大変だしなぁ・・・。やはり駅から近いところがいいな〜。

インフォのおばさま:ホテルは決まった?
Pi-子:はい。このホテルでお願いします。

インフォのおばさまに電話をしてもらったが、1件目は「満室」ここにもメッセの影響がでているようだ。
とりあえず、第3希望まで決めておいたので、2件目に電話をしてもらう。
nogi:Pi-子、この街にもホテルがなかったらどうする?
Pi-子:・・・どうしよう。

ああ、よみがえるバンベルクの悪夢・・・Pi-子は代案を何も考えておりません。ま、なんとかなるっしょ!?

びくびくしながら待っていたが、2件目は「空き部屋有り」よかったぁ・・・。
最後だからちょっとだけ奮発してバス・トイレ&テレビ付き(2人になってからはほとんどバス・トイレ無しでした)それでも120DM(2人で)だから、安い! ホテルにチェック・インし、落ち着いたら、散策に出かけましょうか。

ヨハニスブルク城 (Schloss Johannisburg/ 左写真) へ。 このお城の隣にさきほどお世話になったツーリスト・インフォメーションがあります。
現在、中は城館博物館となっており、当時の生活調度品やら美術品が展示されているようです。

それにしても、このお城、入り口はどこだろう?
入り口を探してお城の周りをうろつくPi-子&nogi(気分はRPG)
通りすがりのお兄さん:May I help you ?
通りすがりのお兄さんが声をかけてきた。不審者に見えたかな?それとも親切さんなのか?・・・どちらにしてもこうゆう時は"街の人に話を聞く"だね!(やっぱりRPG)
Pi-子:お城の入り口を探しているんですけど・・・
通りすがりのお兄さん:今日は月曜日だから、お城の中(博物館)はお休みだよ。

あ・・・そうだった。月曜日は全国的に博物館は休みなんだった。

じゃ、運命のメルペスブルン城へ行ってみますか。



バスで移動。車中、大口あけて寝ていたら、nogiにばっちり写真を撮られた

メルペスブルン城到着。
それにしても、このお城、どこかで・・・あ、分かった。手賀沼親水広場の「水の館」に似てるんだ!(なんだ、前世の記憶じゃなかったのか・・・がっかり)
メルペスブルン城(Schloss Mespelburnn)
水の館(手賀沼親水広場内)

さて、メルペスブルン城は見たことだし、再びバスに乗って、アシャッフェンブルクの街へ帰るとしましょう。 次のバスは何分だろう・・・と、時刻表を見ると何とバスは1〜2時間に1本。・・・さすがはドイツ、自動車大国ですな・・・しかし、前のバスが行ってしまったばかりだから、ここで1時間待つの・・・(T_T)

暇なので辺りをうかがうPi-子。キョロ(・.・ )( ・.・)キョロ
Pi-子:ね〜、nogi。でかい犬小屋発見!
nogi:・・・・・・Pi-子・・・あれって、バスの待合室なんじゃないの?
Pi-子:うん、それは分かるんだけど、遠くから見ると犬小屋に見えない?・・・記念(?)に写真撮っておこうっと。


これがその時に撮った写真 →
日本よりも寒さが厳しいので、風を防ぐようにああいう形になったんだとは思うけど・・・。



やっと来たバスに乗ってアシャッフェンブルクの街中へ戻る。

nogi:夕飯はどうしようか?
Pi-子:ドイツで夕食食べるの最後だしね・・・ちゃんとしたもん食べようか。
(普段はスーパーで食材を買って帰ったり、ファースト・フードだったり・・・)
nogi:じゃ、どこへ行こう・・・そうだ、ホテルの下にレストランがあったよね。そこへ行ってみようか。

帰りもらくちんなのでホテル1Fのレストラン「12 Apostel」へ。
店内に入ると・・・い・・・いかん。時間がまだ早かったからか(18:00ちょい過ぎ)あまりお客さんがいない。いてもまだ料理が運ばれていない・・・ ということは指差し注文ができんじゃないか!?(人が食べている物を指差して「あれ、ください」と注文すること。 だって、ドイツ語のメニュー読めないんですもの。(*^_^*))

そうこうしているうちにお店のおばあさんがメニューを持ってやって来た。 メニューはやはりドイツ語のみ。(そりゃ有名観光地じゃないからね〜)
nogi:どうする?
Pi-子:どうしよう・・・

おばあさん、Pi-子とnogiの困惑しているのに気がついたようで料理の説明を始めてくれた。
おばあさん:This is soup ・・・ This is fish ・・・
英語できるのかな?それは心強い。
おばあさん:This is COW ・・・ This is PIG ・・・
COW・・・PIG・・・英語では"肉"になると牛は"Beaf"、豚は"Pork"になるのでは・・・。
Pi-子:あ、あの・・・What do you recommend ? (お薦めは何ですか?)
おばあさん、少し怪訝な顔をする・・・やっぱり、英語できるわけじゃないのね・・・なのに、一生懸命、英語で説明してくれるとはたいへんありがたいです。
Pi-子:え〜と・・・What is no.1 ? ・・・very good ?

今度は通じたようで、おばあさん、魚ならこれ、牛肉ならこれ・・・と何点か選んでくれた。Pi-子は鶏肉料理を、nogiは豚肉料理を注文。 最後だからぱーっといっちゃおう! とか言っていたのに、やっぱり値段で判断しちゃうのよね〜(牛肉はちょっとお高めでした。)

(翌日)
今日はとうとう帰国の日。 もう宿探ししなくていいし、食事にも困らなくなるわけだけど・・・うれしいような、悲しいような・・・。
アシャッフェンブルクからは1時間に1本ぐらいの割合でフランクフルト空港まで乗り換えなしで行ける列車が通っているので それに乗って空港まで。
さようなら、ドイツ。 お世話になった&ご面倒かけたドイツの方々に心からVielen Dank(ありがとうございました)

こうして日本に帰った2人は"宿・食"には困らないが"就職"に困る日々が待っていたのでした・・・。

(Pi-子)

本日のお宿: Hotel Mainperle DM 120/部屋
http://www.hotel-mainperle.de/
(ドイツ語のみですが英語版も準備中・・・だそうです。
駅からとても近く、レストランも (^_^)g ぐー)