ドイツ編

さあ出発

  成田空港待合室で結団式を終えた私たちは飛行機に乗り込みました。空港を午後1時に出発したJAL407便は栃木上空から新潟市の上空を通過し、真っ直ぐ北上します。

 やがてハバロフスクの北東を回り込むようにしてシベリア上空を通過、ウラル山脈を越えてヨーロッパに入りました。ロシアのセントピータパーク上空からバルト海に入りドイツへ、フランクフルト上空で大きく左旋回して着陸しました。

  現地時間の午後5時半、予定より少し早く着きました。飛行距離9,540Km、飛行時間は11時間半でした。

フランクフルト空港  飛行機は新しい第2ターミナルに着きました。乗降客は意外に少なく、入国審査を受けるために長い列を作っているのは日本人客だけ、空港内の照明は何故か暗めです。必要以上に明るくしないのかもしれない。アウトバーンの照明も少なかったような気がします。

  空港を出るとバスはアウトバーンに入ります。周囲には森が多く、赤松が目に付きます。近くに山らしい山はなく平野が続きます。畑も平らです。小高い丘にはブドウ畑が続いています。

  夕日が西の空を赤く染めています。美しい雲がやわらかな線を描く中に飛行機雲の真っ白な直線が映えます。バスは薄暮の中をマインツのホテルに着きました。ハイヤットホテルはライン河の近くにあるアメリカンスタイルのホテルでした。ホテルで食べた10cmほどの丸いパン、ブロッチェン(Broetchen)の味は忘れられません

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