2000年1月前半の学芸員日誌


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押してくださるとうれしいわ。

1月15日(土)晴

帰途。
高山市内観光が3時間たっぷりあるので、生徒はうんざりしているようだが、わたしは大いに期待して出発。
まず駐車場のトイレに入っている間にみんな出発してしまい、都合よく単独行が可能に……。宮川朝市で牛乳。ちゃんと瓶入りのものを飲み、蓋もぽっけに入れる。N西さんへのお土産。
コンビニで『胸やけ通信』のコピーを取らねばと思うが、コンビニなんかあるわけない。下二之町で大きな文房具屋に入りコピー。糊も借りて封印。あとは切手だ。郵便局? ちょいと遠い。さっきの小さな郵便局には切手の自販機がなかった。

ただいまシフォンケーキと紅茶の専門店で休憩中。美人のお姉さんが二人いるが、見た感じではカウンターの中の美人が経営者でもう一人はパートさんだ。BGMはJAZZ、ケーキは自家製。紅茶もはやりのカレル・チャペクのもの。シナモン&ジンジャーのケーキを食べる。これは、んまい! 
で、うちへのお土産はこのケーキ(アールグレイ・バナナ・チョコチップ・レモンフレイバー)に決める。自分のためにハーブティー3種類。集合場所に戻る時刻まで冷蔵庫にいれておいてもらってあとでまたこの店に寄る。

ここで、さるぼぼくんの彼女からの指令がぷちメールで入る。なになに、飛騨高山限定販売の「さるぼぼKittyちゃん」を探せ! とな。あるんかい? んなもんが。

あったよ! さるぼぼKittyちゃん。

もう信じらんねえ。サンリオおそるべし。携帯ストラップをおそろいで2つ。根付けの鈴。ちっちゃなぬいぐるみ。
しっかしなあ。ここで彼女のHNあかすわけにはいかないしな。ま、一部じゃバカ受けだよ、これ。おまけに今日はさるぼぼくんの誕生日オフだとさ。ま、楽しくやってくり。

今はバス車中。
椎名林檎、いいわ、やっぱ。
高山の本屋で買った内田春菊のまんが『愛のせいかしら』(文春文庫)を読み終わる。そういや、東野圭吾、直木賞はずしたね。
なかにし礼か。ま、彼も阿久悠ももう作詞家やめて作家になるべきだ。昭和歌謡の終焉。

連日深夜まで、わたしはmobioくんでネットジャンキーな引率者だったのだが、最も近いAPがなんと富山だったのだね。請求書は7:53、32回のアクセスで¥5780.−。市内通話のおよそ3倍。Y田先生のあきれ顔が眼に浮かびます。

空メールです。このボタンを押して、あなたがここに来てくださったことをわたしに知らせてください。
あなたの町にAPが?  

1月14日(金)晴

晴れた。空気も冷たい。だが昨日の雨が凍結してゲレンデ全体が傾斜のあるスケート場と化していた。
何が哀しくて、スケート場でスキーせんならん。しかし、これも仕事。楽しいお仕事じゃあありませんか。最高です。あああ、明日はもう現実に戻るんだな。

1月13日(木)曇ときどき雨

スキー場で雨だなんて……。
このわたしがゲレンデに出たくないなんて、どんなコンディションかおわかりでしょう。わたしにやる気がないのではなくて、雪のないスキー場が悪いのよ。みるみるうちに雪が溶けていくのを、指をくわえて見ているだけだなんてさ。
それでも滑りましたよ。スノボもやってみましたよ。何ですか? あれ。もう、両足を板に固定されてるもんだから、腹が立つったらありゃしない。こけつまろびつ下までたどりついたわけですが、ああもう。
ゲレンデで転んだまま起きられないでいるお尻の重い女って嫌いだった。でもなあ、自分がそうなっちゃっている。「起こして」なんて言わない。自分でわたしは起きる。起きようと思うが起きられない。なんてこったい!
自分の肉体くらい自分で制御したい。いつもそう思う。だがそれができない。歯がゆい。

1月12日(水)曇のち雨

去年と同様、修学旅行に出発。
ただいま車中にてぷちぷち。寝たのが2時で、目覚ましもずいぶんしつこく鳴ってて、それでやっと起きた。今年はモデムのしっぽも確かに入れたが、うっかりACアダプターを入れ忘れるところだった。うわお、意味ないじゃーん! になるところだった。靴下もよく思い出したものだ。普段はめったに靴下なんかはかないが、スキー靴を素足ではくわけにはいかないからな。
それでも、自宅のPCからはしばしお別れ、のメールチェックと早朝チャットで発言してから、荷造りするこの余裕をみよ。ははは、筋金入りのnetジャンキーやね。
あ、サングラス忘れた。ま、いっか。なくても困らない。

1月11日(火)晴ときどき曇

明日から3泊4日の旅に出る?
ほんとかよ。何の準備もしてないぜ。

1月10日(月)晴

長い冬休みだったな>ムスメたちよ。
ガイナックス製「エヴァンゲリオン」タイピングソフトを探しにいったんだけどな。なんか売り切れみたいだ。
行きつけではないほうのレンタル屋で会員証の更新。1本サービスになるので『ブラス』を借りたが、ちゃんと見るんだろうか。いったいいつ見るんだろうか。

1月9日(日)曇のち晴

冬休みがだらだらと続いているような気がする。
夜中はチャットやってるし……。だが、それも、もういい加減にしないと。

1月8日(土)晴

歯が欠けている。
元旦あたりから歯磨きする時、奥歯にしみるのでいやな予感がしていたが、ぽろっと歯が欠けていた。やべーっと思い、もとの場所に押しつけると何とかその場に引っ付いてくれたが、いつまでもごまかしているわけにはいかない。
今から歯医者さんに行きます。やだやだ。

やだーーーーーーーーあああっ。

帰宅。こんな大きな字でいやだなんて書いてごめんなさい。神谷先生は本当にやさしいです。ま、正直なことを申し上げれば、あんまり同級生の前に口の奥までさらしたくはございませんが。

1月7日(金)雨のち曇ときどき晴

未明より前、むしろ昨夜の深夜に近いが、チャットしてたら雷だとか地鳴りがするとか、みんながいってて「ふうん、そうなんだ」と思ってたら、こっちにも雷雲到来。
春雷である。
が、しかし歳時記によれば「春雷」は「花曇」のころで「初雷」も「啓蟄」のころだという。正月なのに雷がなるのはとても珍しいようだ。

ところで雪はいいのか? 60cm滑降可能。ほんとかよ。むしろが露出してたりするんだろうな。

1月6日(木)曇

新春かくし芸の反省会というか、内輪ぼめの番組をやっていたが、つまらん。かくし芸は渡辺プロの番組だからな。中山ヒデがキャプテン? ほんとつまんねーよ。ナベプロも昔にくらべると、これってのがいないからしょうがないか。

1月5日(水)晴

高給研の出張。
といっても、高給取りの研修会ではなく、高校の給食の研究会。
その前にどんちゃん、Kりんと大須電脳ショッピング。
わたしはまず、数あるGSの中ではタレント性音楽性ともに最上級にランクしているスパイダースの全シングルをAB面とも収録した2枚組CDと早川義夫のミニアルバムをget。早川義夫のCDにはアラーキーの写真と題字が使われている。昨夜の鑑定団スペシャルでGSものが続々CD化されているとのことだったが、その通りで、その店はかなりの品ぞろえだった。また行こう。
かといって、あたしゃスパイダースのファンではなかったのね。テンプターズ、タイガース、オックスの御三家に、カルト的なところではジェノバ、こいつらのヒット曲は『サハリンの灯は消えず』があるのみだが。
でも今ふりかえると限られた予算内でCDをあえて買うなら一番ほしいのはスパイダースのものだった、というわけ。『夕陽が泣いている』『風が泣いている』など今聞いてもすばらしい名曲が多いということやね。
それから電脳関連はUSBスマートメディアリーダー&ライターに原稿ホルダー、さらに三洋堂にて¥500ゲーム「百人一首」。

1月4日(火)晴のち曇

Y2K元旦より要注意の日。
自分的にはなんにもなし。

1月3日(月)曇

終日(ちょっとおおげさ)チャット。夜中27時くらいまでやってたかも。

1月2日(日)曇

昨夜のフジTV系元旦ゴールデンタイム『踊る大捜査線』について。
そうか、この程度の映画をあんなにも大勢の人が、中にはリピーターとなって映画館に見に行ったのか。その人たちは普段は映画館では映画を見ない人種だな。
普段は本を読まない人たちが先を争って買うような本がベストセラーと呼ばれ、社会現象化していくが、そういう本を本当に書物の好きな人種はあえて読まない。本を読まない層にも売り込んで初めてベストセラーは誕生する。同じく観客動員数の記録を塗り替え、予想をはるかに超えてロングラン上映されたことと『踊る……』がいい映画だったかどうかは、また別問題だ。
ま、多少、肩を持った発言をするならば、あちこちに各種映画の設定や台詞の引用があり、それをわたしは楽しんだというところか。
『天国と地獄』の桃色の煙突の煙。1場面だけモノクロにするなど、臆面もなくよくやるな、と思う。わからないやつがいるといかんので織田にも「天国と地獄だあ」というダメ押しの台詞を吐かせているし……。
それから「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてるんだ」の会議室での円卓会議も『エヴァンゲリオン』のVOICE ONLY会議みたいだったじゃん。
あとは柳葉が「これは演習ではない」というのは『フィフスエレメント』の台詞だというくらいかな、わたしにもわかったのは。他にもありそうなので御存じでしたら教えてください。
しかしだ。ここまでヒットした映画なのに監督の名前が全然健勝されないというのもへんな話。それで、TVドラマ的な手法で観客を飽きさせなかったことだけが持ちあげられるというのは、要は客の鑑賞能力がばかにされていることの証明じゃないのか。

1月1日(土)晴

日付が変わる前に外出してしまい、その瞬間のことは不明だが、帰宅すると首相の記者会見もすんだあとのようだった。
ライフラインが断たれるようなことはなかったが、文書を打ち出すと明治33年と表示されてしまう自治体があったりするなどというのは、りっぱな不具合いだ。担当者は徹夜で待機したことが無駄ではなかったと、本当のところはほくそえんでいたのではなかったか。
1:50ごろからチャットに入る。
日付がかわる瞬間もオンラインのままだったという人もいた。わたしも電源を入れるときはちょっとどきどきはしたさ。で、メールチェック。立ちあがるといきなりO.E.は強制終了したがね。はははのは。ブラウザのI.E.はなんとか無事だった。
同時に窓3つくらい開いて、かけもちでチャットなんぞをする。チャットおみくじは吉。寝たのは4時前後だった。朝、早起きしてお雑煮なんて作れるかしらんってちょっと心配したが、起きてみたら、台所には出しが引いてあって、具もちゃんと下ごしらえがしてあった。
鍋に入れてお餅が柔らかくなればいいのだ。さすがである。ま、わたしが早起きなどするはずがない、と思われているわけだがな。



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