99年1月の学芸員日誌 [表紙][最新][BACK][NEXT][学芸員日誌のもくじ][館内案内] 日記猿人に参加しています。よろしければこのボタンを押してください。 初めて押した場合、登録手続き画面に飛びますが、驚かないで下さいね。 [MAIL] 1月31日(日)晴のち曇 また一人、高校の同級生が死んでしまった。 胃がん。130人いた女子の中で、一番のお嬢さまだった。お父様は有名人で、大きな病院をやってらした。 彼女と幼なじみの男子がいて、二人はほんとに仲がよかったのに、彼はもっと早く、25歳くらいで死んじゃった。 「考えようによっちゃ、早くこんちのとこにいけて、よかったじゃん」と、あたしがいうと亭主は 「そんなこたあねえ。なんで死なないかんだ」この人はM子が死んだことを2週間も知らないで生きてたのがつらいんだな。ちょっと好きだったんだもんな。 宵のうちに出ていって帰らない。一人で追悼集会やってんのかも? 合掌。 金曜18:30TV東京系。『彼氏彼女の事情』というアニメの原作が最高におもしろい。 だんだんアダルトチルドレンのトラウマにも話しが向かっていくしな。 全国の小林少年、読むべし。 1月30日(土)晴 READ MEがアダルトコンテンツを締め出すらしい。 シャープのコミュニケーションパル買っちゃった。モデムと通信ソフトと簡易ブラウザとPDAか。 なんかOL向けザウルスみたい。使えんのか、ほんとに。こんなんでさ。 1月29日(金)晴のち曇 きょうは、おけいこもないし、医者の予約もないし、会議もないし……。 むっふっふー。金曜日じゃん。映画=1000円。 まよわず『のど自慢』を見にいきましたさ。 『のど自慢』泣いてしまいました。 阿久悠が歌謡曲の衰退と現代のこの閉塞というか、病理的な状況とを結び付けてんだか、なんかTVでいってるのをみたけど……。 そりゃあ、確かにいまは歌は消耗品のように排出されては忘れられていく。カラオケで歌いこなせば注目されるから、あんな難しいいいまわしや、予測のつかないメロディーや、わけわかんない早口や、それでも歌か? と旧世代がいいたいってのはわかる。 たしかに歌詞をいちいちこころに刻みながら歌ってるやつなんか、いないかも。だけど、若い衆の中にはちゃんと、あんな流行の歌の歌詞にだって感動して、人生支えられたり、けっこうしてっぞ。 歌謡曲は昭和で絶滅して、今はJ−POPSと演歌しかないけど、出回ってる歌があんまり多いんで、そのことで消耗品にはなってるけど、でもいい歌はちゃんとある。 歌うたいながら泣くときゃ泣く。イントロだけでうるうるくる。 阿久悠の仕事はたしかに激減したけどさ。それだけのことじゃん。作家やってよ。小説書いてよ。作詞家はもう廃業してさ。 だけどさ、あんたの書いた歌は昭和の財産じゃないか。なあにが不満なんだ。 1月28日(木)晴 英語。またしてもJefがいないんだもん。 「はろー、あいむうぇいてぃん、ふぉ、ゆー」 「あー、はー、ごめなさぃ」 「はぅ、ろん、たいむ、どぅ、ゆ、かん?」 「ふぁい、みにっ」 「おけー」 Whyで始まる疑問文の答えはみんなbecauseで答えるんだと思っていたが違うんだって。びっくらこいた。 yesとnoがあるんだよ。 つまりさ「ほわい、わずん、たい、いんばいてっど?」=なんで、あたしが招待されなかったのよ。という時にさ。 YES=そんなことないよ、招待状出したぜ。という答えと、NO=だってあいつは君を嫌ってるからさ。っていう答えがあるじゃん。 「ほわい、だずんと、ひー、ふぃくすぃつ」=なんで、彼はこれ直せないんだよ。NO=だって、部品がないんだって。YES=ちゃんと、なおすってさ。ってわけだよ。あはー。 1月27日(水)晴ときどき曇 黒板ぶるーすの読者さん(=全日制の1年生さん)からmailが来るようになった。 「毎日更新、楽しみにしています」 が、しかーし。 本日は出張で、そのあと年休をとって職場には戻らない。更新ができないから、どこかのグレ電から、彼あてにmail送信して、印刷したのを学校に持っていってもらおうとしたんだが、しかーし。 T松さんと、お酒飲んでしゃべっていたら、それどころじゃなく、おまけに 「今、何時?」 「10時半です」 がーーん。門限を1時間も過ぎてらい。てなわけでござんした。 出張の内容は連句の矢崎藍先生のお話と、連句の実作。 いやあ、一度やってみたかったんです。おもしろかったです。そのうち矢崎先生のHPにもリンク張ります。 1月26日(火)曇ときどき晴 13:00。英語教室に行ったら、鍵がかかっている。 Jefは? レッスン日の変更知らないのかな。ちゃんと電話したぜ。日曜日、女が出たけどさ。Jefの彼女かな。 「はろー、あいむ、たま」 「おー、はろー、たま」 「あのー、おんまんでい、を、ちゅーずでい、せいむ、たいむ、どぅゆ、の?」 「りすけじゅー?」 「ぃや」 「らすと、さんでい、いぶにんぐ、あい、こーる、ゆ」 「せくれたり?」 なんだ、彼女じゃないのか。せくれたりだと? 「ぃや」 「おー、あぃむ、そり、あー、はー、ゆあ、ねーむ、のー、おんまい、すけじゅー」 なんだと、このやろ。と、思ったがいわない。合言葉は国際親善。 「はう、ぁばう、ふろん、ふぁい、おくろっ?」 「のー。あぃ、はば、じょぶ。はう、ぁばう、おん、さーずで、せいむ、たいむ?」 「おけー」 なあにが、おけー、だ。と、思ったがいわない。合言葉は国際親善。 それにしてもせくれたりにしては無能すぎないか? ただの黒人好きなねーちゃんじゃないのか。 1月25日(月)曇のち雨 なぜか、おでかけ。 この週末は夜ずっと起きていたせいか、長く感じた。やっと月曜日かよって思う。 1月24日(日)雨 ふううっ、できましたさ。 しかし、書いてからプリントアウトして推敲っていうのは絶対やんないとだめだね。ディスプレイじゃわかんないことがいっぱい見える。 ていねいに推敲しました。やぱり活字の世界の人が読むんだから。パソコンなにするものぞって思ってる人も多いんだし……。 ひとまず安心ですわ。 1月23日(土)晴 週末は子どもがいるから、昼間はまったく原稿はむりだ。 問題は夜にかかっている。子どもを寝かすために部屋を暗くして、なおかつ自分は子どもと一緒に眠らないでいられるか。最近はてんでだめなんです。もうぐうぐう寝ちゃう。 今日は寝ないと決めて、見たくもないホラー映画『リング』の音声だけで恐怖心をあおり、睡魔を払う。まずは成功。 一人だけぬくぬくしたふとんから出るのはほんとにいやだが、出たくないが、これもなんとか成功。 でも結局は現実逃避してネットで遊んでしまう。夜の26時をまわってやっと、原稿でも書かないことには夜中に起きている意味がない、と思い書きはじめる。 1月22日(金)晴 締め切りが延びたのをいいことに現実逃避してないか?>自分。 3回目の英会話。ちゃんと復習してったもんね。余裕のよっちゃんさ。 ジェフ=先生ね、も『プライベートライアン』見たんだって。 1月21日(木)晴 ごめんね、本田さん。 誕生日だって気付いたのがもう夜で、教室で「黒板ぶるーす」書いて日付を……って思った時まで忘れてた。 いろんな日付を覚えたり忘れたりしていく。本田さんもわたしの誕生日を忘れてるでしょ? 1月20日(水)晴 『1リットルの涙』という大ベストセラーがあった。 愛知県内では爆発的に売れた。全国的にはどうだったろうか? でも、もうどこの本屋でも平台に高く積み上げて売っていたその本を「難病もの」ということで、わたしは立ち読みさえしなかった。 市の主催みたいなもんなんだが、母の会の研修会でこの本の著者である木藤潮香さんの講演を聞いた。 木藤さんは働くおかあさんをしながら、娘さんと一緒に難病と闘ったんだった。なんか、ご本人の人柄もとても好感が持てたし、難病ものとはいえ、あれだけ売れたのは内容が実は本当に感動的だったからだったんだろうなあ、と今は思う。 ぱんちゃんの映画採点簿でも『マイフレンドメモリー』は邦題がしょうもないが、たんなる難病ものではくくりきれない感動的な作品であると絶賛されている。 見に行かなくっちゃ。 1月19日(火)曇のち雨 朝、子どもが残したパンの耳をかじっていたら、石がはいっていて、今時そんなことってあるものか! とびっくりした。硬い、かたい乳白色の小石だった。 むかしはよくご飯の中にも石が入ってたりしたもんだ、なんて思ってさ。ところが……。 歯をみがいていたら、やけに水がしみるので口の中をのぞいてみたらば……。 がーん。大きな穴があいている。詰めてあったものがない。じゃあ、石だと思っていたあれがそうだったのか? 歯の詰めものはあんなに硬化するのか? 今日はちょうど歯医者に行く日。まあ、それを不幸中の幸いといおうか。 歯医者さんは「ずいぶん欠けちゃいましたねえ」なんていってる。なあにい! じゃあ詰めものは本来のわたしの歯まで道づれにしてはずれたのか! あああ、もったいない。 歯は無傷ではないけれども歯並びのよさは自慢なのさ。かねがね「雅子さまに勝てるのは歯並びだけー」とか、いってんだけど。歯周が最近やられちまって面目ないっす。 1月18日(月)晴 今日も13:00から英会話。 先生がわたしの能力についての感想をいろいろいってくれるんだけど、それも英語なんで、なにいわれてるのか、ほめられてるのか、けなされてるのか、わからないだよ。 英語を日本語に訳すのはよくできるのに 「エイゴ、ハナス、ジュンバン、ギャク、チョト、オカシー」 などといわれる始末さ。 桃山書房にいって、原稿はぎりぎりいつまでならいいか、さぐりをいれるというか、まだ書けてませんと言い訳に行く。 みっともない。古本屋さんの目録だから読者の年齢層も高そうだし、なんだかほんとにうまく書けるのだろうか? 職場にもFD持参で続きを書こうとするが、キーのタッチミスで舌打ちばかりしている始末。あちゃちゃー。 1月17日(日)晴 やったー、外食だ。 1月16日(土)曇たまに晴 『DIME』最新号。猫でもできるモバイル最先端活用術を読む。 自分の生活に何が必要かがわかってない人に流行だけでいろんな情報を与えたってだめだね。 そういえば、わが職場の事務室もインターネット環境が整ったなあ。自宅の電話がいまだに黒いダイヤル機だからっていきなりモバイラーになろうとしている同僚がいるが、いくら通勤時間が人より長いからって、それは間違ってるの。 自宅にモジュラージャックつけて、ついでにプッシュ回線にして、普通の電話からまずやってみなくちゃ。われわれ公務員がモバイルする必要がほんとにあるかどうか、職場のパソコンをいじりながら、再考してごらんよ。 1月15日(金)雨のち曇 成人の日なんて、関係ないね。子ども全員いて原稿だって書けないしさ。 でも9年後、長女はどんなおねえちゃんになっているんでしょう? 1月14日(木)曇ときどき晴 ではここで、読者のみなさんの素朴な疑問にお答えいたしましょう。 修学旅行で生徒が飲酒や喫煙をしていいのか? いいわけがありません。 が、生徒さんのほとんどはもう20歳をすぎてますし(待てよ、今回きた16名のうち未成年は……おやまあ8人もいたわ) ふだんの19人ならどうだ? 19分の7で36%か。ま、いいさ。 でだ、だめっていっても、どうせやるから知らないことにしておくって感じですかね。喫煙についてもかげでこそこそ空きカンに吸い殻入れたりされても宿の人には迷惑がかかるから、堂々とホテルのロビーで、まわりの人にも聞こえるように指導部長はこういいましたさ。 「君たちはもう成人に達しておるのだから、灰皿のある場所でなら喫煙してもよろしい。ただし、リフトに乗りながら下に吸い殻を落としたりするな。あれはマナー違反だからな。これだけは言っとくぞ」 スキー場ってリフトの下に茶色い吸い殻いっぱい落ちてるじゃないですか。あれ、やですね。今回、彼らちゃんと携帯用灰皿持ってたらしいです。ほんと、自慢じゃないけど1本も落ちてなかったもん。 飲酒はですねえ、こちらとしてはもっとこっそりやってほしかったんですが、普段担任のわたしが甘やかしてるということもあるだろうが、だいたいさあ、そういうことはこっそりやるから楽しいっていう美学がわかってないんだよ。情けない。 「お前なんでゲレンデに出てこんだ?」って指導部長にいわれて 「昨日、飲みすぎて寝てなくて頭いてえ」なんて答えられちゃ大目にみてた担任の立場がないでしょうが! まったく子どもなんだよ、そういうとこが。 教頭は新任だし、いままで進学校にいたもんだから、このおおっぴら体制になれなくて、おろおろしてる様子。 「今後の学校生活に影響ないですか?」なんて心配してるけど、どうだかね。 「まあね、酔って宿の備品をこわすとか、ガラスを割るとか、他の客とケンカするとか、そういうことはうちの生徒は絶対せん。部屋でおとなしくしてるんだからいいぞ」と指導部長もいうから、いいんだよ。 まったく、前任校じゃ考えられませんね。2回行きましたが、先生だって1滴もお酒飲まなかったもん。校長が校長だったしなあ。 1月13日(水)曇のちぱらぱらっと雨 修学旅行がすんで、代休もすんで、いやあ、今日から3学期なんだけど、なんか笑っちゃった。 1,2時間めが芸術選択なんだけどさあ、いっくら美術が嫌いで音楽にしたっていっても、一緒に卒業制作くらいやったっていいじゃん。って別に怒ってるわけじゃないけどさ。 できないことをやれっていってんじゃねえんだよ。できることの範疇だと思うぜ。でもですよ、寄せ書きっつったってただの色紙じゃなくって銅板に書き込もうなんて粋なはからいだわ。あたしゃ、その原版をGETできるだけでもしあわせ。 だから、あたしのしあわせを邪魔すんなよ、協力せい。 1月12日(火)晴 今回の修学旅行のおみやげはH田と精神的なつながりができたということだけといってもいいんだが……。とにかく彼とは話が通じるのである。 こちらが向こうにあわせるとか、向こうがこちらにあわせるとかもあるかもしれないけど、話題に登場する人物に対する説明ぬきで職場のぐちもいえるわけだし、まったくえがたい話し相手だが、そうそういつもいつも話せるわけではない。いいたいことを伝えるだけなら別に直接、話さなくてもいいわけで『黒板ぶるーす・ノート篇』を書いて手渡すことにした。 「ピアノが弾けるようになったら、どんなにいいか」なんていってたので『水城式ピアノの弾き方』と一緒に宅配。なにが入ってるとはいわずに「おまけも入ってるから……」とだけいう。 1月11日(月)晴ときどき曇 今日から英会話をならう。13:00から初LESSON。 うちから歩いてもいける程のところにある飲み屋の2Fに入って行く黒人男性を初めてみたのは、いつだったかな? その後地元タウン誌に生徒募集の記事が出て、そこがAmerican English の教室だったと知った。 去年、ギターを習っている同僚がハーモニカも習いにいっていると聞いて、その場でテレホンカードを持って階段をおり、職場の1Fにある公衆電話から入校申し込みをした。発作的な決意だったけど、正解だったと思う。 ほとんど日本語は話さない。完全なプライベートレッスン。 以下の会話も一応、英語でしゃべりました。スペルがわかんないんで……。 「仕事はなにかやってますか?」(と聞かれたような……) 「I am a high−school teacher.But night school」(とかなんとか……) 「夜の学校とはめずらしいねえ? どんな生徒がいるの?」(と聞かれたような……) 「生徒は昼間アルバイトしたり、寝てたりしてます」(とかなんとか……) 「旅行は好き?」 「あー、はー、ドメスティック オンリー」 「いいじゃない、ドメスティック オンリーでも。どんなとこに行った?」 「ホッカイドー、キューシュー、シンシュー」 ああもう、会話はどうでもいい。 注意されたのは、もっとはっきり(clearly)。 前置詞に注意。at、on、in。 過去形、現在形、未来形、区別しなさい。 次回からはプリントを閉じるバインダーとノートをもってくるようにね。 よーし、がんばるぞお! 1月10日(日)曇 出張中(=修学旅行の引率は出張である)にたまった家族の洗濯ものの始末がはてしなく続く。自分の旅行中の汚れ物までは、とても手がまわらない。 おまけにコインランドリーはどこも超満員。順番待ちで行列してんだぜ! 配達も復活して、いつものハードな日曜日さ。 1月9日(土)大雪 6:55 とんでもない大雪に見舞われて、駐車場のくるまも雪だるま状態である。 はたして、無事にO崎まで帰りつけるのか! フジTV系の朝のワイドショーみたいなのに、二谷英明がコメンテーターで出ているが、二子山部屋のしょうもない騒動についてコメントとかしているのを見ると、口もとがもごもごしちゃって、なんなんだろう? ただのもうろくじじいにしか見えないぞ。 10:03 名古屋からの貸切バスは予定より1:30遅れで宿に到着し、退屈しきった若者を乗せて即、出発。 はあ、この先どれほどの時間をかけて、愛知県までたどりつくのか不明である。 東名は一宮−岡崎間、通行禁止らしいし……。 高山市内の古い町並み散策とか、楽しみにしてんだけどね。 実のところ、毎日2、3時間しか寝てないんですね。 昼間はずっとスキーをしてて、それでもさほど疲労感はない。あくび一つ出ない。たいしたもんだ。 緊張してるせいか、リラックスしすぎたせいか。だって家事と育児の一切から解放されたわけだからな。 きのうの夜、生徒諸君は最後の夜に興奮して、盛りあがり(迷惑だが)その中でも一番アルコールに強いやつがいたと思いねえ。 「なんだか、みんなもうつぶれちゃいそうなんすけど。まだ自分、眠くないっす。ここまだ起きてます? つきあってくださいよお。じゃあ、あとで来ますから」 「うん、いいよ。おいでー」 っていっておきながら、あたしは温泉に逃げ、H田は爆睡しているふりをした。 裏切られた彼の今朝の表情は硬い。考えすぎだといいけどね。 雪景色の中をバスは走行中。 17:43 雪国から帰ってきたら、ここも雪国だった。お疲れさん。 1月8日(金)雪 17:45 これにてスキーは終了。今日ぐらいはゆっくりさせてくれい。 22:33 H田と語りあっている。引率職員どうしでお酒を飲んでもおもしろくないし、さっさと切り上げて正解。 1月7日(木)雪 「なんで、この部屋だけ、こんなにいいの?」 「ベッドなんてずるいじゃん」 「冷蔵庫もカギかかってないし……」 「なんで、なんでえ?」 「ほんなもん、わたしが先生だからに決まっとるじゃん」 「オレ、ここいいわ。気に入った。引越していい?」 無防備なやつ。 8:05 そうだ、今日の夜は安藤政信主演『青年は荒野をめざす’99』を見なくては。 去年の暮れに『深夜特急』の再放送をしていて、予告編を見た。 本編の『深夜特急』も積ん読のままだが、まあ、なんというか、あれだね、旅に出られない代償行為としてTVを見る情けなさもあるけれど……。 むかしの男も「あれはよかった」といい、積ん読だとかいってたというのもあるが……。 19:52 要くん、H田と三人で「詩とはなにか?」について熱く語り合ってしまった。 要くんが知りたがったのは、すぐれた詩とはこういうもの、という誰にでも理解しうる判断基準はないのか、だ。 そんなものはあるのか? ああ、これだけはいえる、イメージの喚起力のないものはつまらない。 1月6日(水)晴 やってきました、修学旅行。来なかった生徒は5名。予定より1名ふえてしまった。あちゃちゃー。来たのが16名だから、参加率ひくいじゃん。 10:45 ただいま、バスは中央高速道をおり、中津川有料道路にはいりました。 しまった! モデムのしっぽを忘れた。これじゃ、アクセスできない。まいったな。 ま、原稿書きに集中できるか。本だって、どうせ読めないって思ってP・コーンウェル『業火』1冊にしたんだし……。 17:32 ひとすべりして、ホテルで夕食前のひととき。 ごはんの支度しなくていいし、子どもの世話もしなくていいし、なによりたった一人になれるんだぜ。 5年ぶりに引率者という極楽身分で来たんだけど、まったくサイコーの気分だ。これでモデムのしっぽさえあれば……。 1月5日(火)晴 ええーっ、あしたから修学旅行! 冗談じゃないよ。なんのしたくもしてない。ま、旅行かばんだけは出てる(というか、出しっぱなし……)なんだがね。 1月4日(月)晴 仕事始めで出勤するつもりだったけど、さぼって映画。 アルマゲドン、泣いちまいましたぜ。 正月映画ってやっぱり、ド派手で、ちょっとほろりとさせられて、ああおもしろかった。って、それだけで、あとのことは不問。これでいいんじゃないっすかあ? 『コンエアー』の殺人鬼のにーちゃん(あの歯並びの悪さが、不気味さをかもし出すんだろうが、外人にはめずらしいな。わざとか?)とか、脇役のくせものたちもいい味出してて、NASAのエリート集団じゃだめだっていうのがかっこいいんだな。 大統領の出番が少ないのもよかったかもしれない。あんまり人望のありそうな大統領じゃなかったしね。 代々のウルトラマンも、生真面目タイプから、ダイナのつるの剛士(山田まりやのカレシ!)で急に路線変更というか、お調子者タイプになったわけだけど、もう優等生では完全にだめですね。地球を救えるのは、いわゆる落ちこぼれなわけよ。 だけど、何の取り柄もない落ちこぼれじゃ、あかんわな。 1月3日(日)晴 旅行から帰った翌朝は宅急便で送った荷物が届くので、それをあけて洗濯に追われていると暮れてしまう。 1月2日(土)晴のち雨 盆と正月はどこかよそで宿泊しているのだが、のろまなわしにとっては、スケジュールどおりに動くのがせいいっぱいで旅行を楽しむ余裕などはない。 亭主におこられないように、それだけに気をとられていると、なんだかレストランのごはんもおいしくない。 新しい京都駅をいろいろ探検しました。東京駅のステーションホテルにもいつか泊まるつもりだが、京都駅にも泊まってみたい。 1月1日(金)晴 何となく 今年はよいことあるごとし 元日の朝晴れて風なし 石川啄木 って感じの朝です。 正月ってなあ、いいねえ。ばたばたしていた大晦日からわずか数時間で世界ががらっとかわってしまう。 クリスマスイブの次の日にこんなに世界はかわらんだろう? ああ、いい気分だ。 [最新] [BACK][NEXT] [日誌のもくじ] [館内案内] [表紙]
1月31日(日)晴のち曇
また一人、高校の同級生が死んでしまった。 胃がん。130人いた女子の中で、一番のお嬢さまだった。お父様は有名人で、大きな病院をやってらした。 彼女と幼なじみの男子がいて、二人はほんとに仲がよかったのに、彼はもっと早く、25歳くらいで死んじゃった。 「考えようによっちゃ、早くこんちのとこにいけて、よかったじゃん」と、あたしがいうと亭主は 「そんなこたあねえ。なんで死なないかんだ」この人はM子が死んだことを2週間も知らないで生きてたのがつらいんだな。ちょっと好きだったんだもんな。 宵のうちに出ていって帰らない。一人で追悼集会やってんのかも?
合掌。
金曜18:30TV東京系。『彼氏彼女の事情』というアニメの原作が最高におもしろい。 だんだんアダルトチルドレンのトラウマにも話しが向かっていくしな。 全国の小林少年、読むべし。
1月30日(土)晴
READ MEがアダルトコンテンツを締め出すらしい。
シャープのコミュニケーションパル買っちゃった。モデムと通信ソフトと簡易ブラウザとPDAか。 なんかOL向けザウルスみたい。使えんのか、ほんとに。こんなんでさ。
1月29日(金)晴のち曇
きょうは、おけいこもないし、医者の予約もないし、会議もないし……。 むっふっふー。金曜日じゃん。映画=1000円。 まよわず『のど自慢』を見にいきましたさ。
たしかに歌詞をいちいちこころに刻みながら歌ってるやつなんか、いないかも。だけど、若い衆の中にはちゃんと、あんな流行の歌の歌詞にだって感動して、人生支えられたり、けっこうしてっぞ。
歌謡曲は昭和で絶滅して、今はJ−POPSと演歌しかないけど、出回ってる歌があんまり多いんで、そのことで消耗品にはなってるけど、でもいい歌はちゃんとある。 歌うたいながら泣くときゃ泣く。イントロだけでうるうるくる。
阿久悠の仕事はたしかに激減したけどさ。それだけのことじゃん。作家やってよ。小説書いてよ。作詞家はもう廃業してさ。 だけどさ、あんたの書いた歌は昭和の財産じゃないか。なあにが不満なんだ。
1月28日(木)晴
英語。またしてもJefがいないんだもん。 「はろー、あいむうぇいてぃん、ふぉ、ゆー」 「あー、はー、ごめなさぃ」 「はぅ、ろん、たいむ、どぅ、ゆ、かん?」 「ふぁい、みにっ」 「おけー」
Whyで始まる疑問文の答えはみんなbecauseで答えるんだと思っていたが違うんだって。びっくらこいた。 yesとnoがあるんだよ。 つまりさ「ほわい、わずん、たい、いんばいてっど?」=なんで、あたしが招待されなかったのよ。という時にさ。 YES=そんなことないよ、招待状出したぜ。という答えと、NO=だってあいつは君を嫌ってるからさ。っていう答えがあるじゃん。
「ほわい、だずんと、ひー、ふぃくすぃつ」=なんで、彼はこれ直せないんだよ。NO=だって、部品がないんだって。YES=ちゃんと、なおすってさ。ってわけだよ。あはー。
1月27日(水)晴ときどき曇
黒板ぶるーすの読者さん(=全日制の1年生さん)からmailが来るようになった。 「毎日更新、楽しみにしています」 が、しかーし。 本日は出張で、そのあと年休をとって職場には戻らない。更新ができないから、どこかのグレ電から、彼あてにmail送信して、印刷したのを学校に持っていってもらおうとしたんだが、しかーし。
T松さんと、お酒飲んでしゃべっていたら、それどころじゃなく、おまけに 「今、何時?」 「10時半です」
がーーん。門限を1時間も過ぎてらい。てなわけでござんした。
出張の内容は連句の矢崎藍先生のお話と、連句の実作。 いやあ、一度やってみたかったんです。おもしろかったです。そのうち矢崎先生のHPにもリンク張ります。
1月26日(火)曇ときどき晴
13:00。英語教室に行ったら、鍵がかかっている。 Jefは? レッスン日の変更知らないのかな。ちゃんと電話したぜ。日曜日、女が出たけどさ。Jefの彼女かな。 「はろー、あいむ、たま」 「おー、はろー、たま」 「あのー、おんまんでい、を、ちゅーずでい、せいむ、たいむ、どぅゆ、の?」 「りすけじゅー?」 「ぃや」 「らすと、さんでい、いぶにんぐ、あい、こーる、ゆ」 「せくれたり?」 なんだ、彼女じゃないのか。せくれたりだと? 「ぃや」 「おー、あぃむ、そり、あー、はー、ゆあ、ねーむ、のー、おんまい、すけじゅー」 なんだと、このやろ。と、思ったがいわない。合言葉は国際親善。 「はう、ぁばう、ふろん、ふぁい、おくろっ?」 「のー。あぃ、はば、じょぶ。はう、ぁばう、おん、さーずで、せいむ、たいむ?」 「おけー」 なあにが、おけー、だ。と、思ったがいわない。合言葉は国際親善。 それにしてもせくれたりにしては無能すぎないか? ただの黒人好きなねーちゃんじゃないのか。
1月25日(月)曇のち雨
なぜか、おでかけ。 この週末は夜ずっと起きていたせいか、長く感じた。やっと月曜日かよって思う。
1月24日(日)雨
ふううっ、できましたさ。 しかし、書いてからプリントアウトして推敲っていうのは絶対やんないとだめだね。ディスプレイじゃわかんないことがいっぱい見える。 ていねいに推敲しました。やぱり活字の世界の人が読むんだから。パソコンなにするものぞって思ってる人も多いんだし……。 ひとまず安心ですわ。
1月23日(土)晴
週末は子どもがいるから、昼間はまったく原稿はむりだ。 問題は夜にかかっている。子どもを寝かすために部屋を暗くして、なおかつ自分は子どもと一緒に眠らないでいられるか。最近はてんでだめなんです。もうぐうぐう寝ちゃう。 今日は寝ないと決めて、見たくもないホラー映画『リング』の音声だけで恐怖心をあおり、睡魔を払う。まずは成功。 一人だけぬくぬくしたふとんから出るのはほんとにいやだが、出たくないが、これもなんとか成功。 でも結局は現実逃避してネットで遊んでしまう。夜の26時をまわってやっと、原稿でも書かないことには夜中に起きている意味がない、と思い書きはじめる。
1月22日(金)晴
締め切りが延びたのをいいことに現実逃避してないか?>自分。 3回目の英会話。ちゃんと復習してったもんね。余裕のよっちゃんさ。 ジェフ=先生ね、も『プライベートライアン』見たんだって。
1月21日(木)晴
ごめんね、本田さん。 誕生日だって気付いたのがもう夜で、教室で「黒板ぶるーす」書いて日付を……って思った時まで忘れてた。 いろんな日付を覚えたり忘れたりしていく。本田さんもわたしの誕生日を忘れてるでしょ?
1月20日(水)晴
『1リットルの涙』という大ベストセラーがあった。 愛知県内では爆発的に売れた。全国的にはどうだったろうか? でも、もうどこの本屋でも平台に高く積み上げて売っていたその本を「難病もの」ということで、わたしは立ち読みさえしなかった。 市の主催みたいなもんなんだが、母の会の研修会でこの本の著者である木藤潮香さんの講演を聞いた。 木藤さんは働くおかあさんをしながら、娘さんと一緒に難病と闘ったんだった。なんか、ご本人の人柄もとても好感が持てたし、難病ものとはいえ、あれだけ売れたのは内容が実は本当に感動的だったからだったんだろうなあ、と今は思う。
ぱんちゃんの映画採点簿でも『マイフレンドメモリー』は邦題がしょうもないが、たんなる難病ものではくくりきれない感動的な作品であると絶賛されている。 見に行かなくっちゃ。
1月19日(火)曇のち雨
朝、子どもが残したパンの耳をかじっていたら、石がはいっていて、今時そんなことってあるものか! とびっくりした。硬い、かたい乳白色の小石だった。 むかしはよくご飯の中にも石が入ってたりしたもんだ、なんて思ってさ。ところが……。 歯をみがいていたら、やけに水がしみるので口の中をのぞいてみたらば……。 がーん。大きな穴があいている。詰めてあったものがない。じゃあ、石だと思っていたあれがそうだったのか? 歯の詰めものはあんなに硬化するのか? 今日はちょうど歯医者に行く日。まあ、それを不幸中の幸いといおうか。 歯医者さんは「ずいぶん欠けちゃいましたねえ」なんていってる。なあにい! じゃあ詰めものは本来のわたしの歯まで道づれにしてはずれたのか! あああ、もったいない。 歯は無傷ではないけれども歯並びのよさは自慢なのさ。かねがね「雅子さまに勝てるのは歯並びだけー」とか、いってんだけど。歯周が最近やられちまって面目ないっす。
1月18日(月)晴
今日も13:00から英会話。 先生がわたしの能力についての感想をいろいろいってくれるんだけど、それも英語なんで、なにいわれてるのか、ほめられてるのか、けなされてるのか、わからないだよ。 英語を日本語に訳すのはよくできるのに 「エイゴ、ハナス、ジュンバン、ギャク、チョト、オカシー」 などといわれる始末さ。
桃山書房にいって、原稿はぎりぎりいつまでならいいか、さぐりをいれるというか、まだ書けてませんと言い訳に行く。 みっともない。古本屋さんの目録だから読者の年齢層も高そうだし、なんだかほんとにうまく書けるのだろうか? 職場にもFD持参で続きを書こうとするが、キーのタッチミスで舌打ちばかりしている始末。あちゃちゃー。
1月17日(日)晴
やったー、外食だ。
1月16日(土)曇たまに晴
『DIME』最新号。猫でもできるモバイル最先端活用術を読む。 自分の生活に何が必要かがわかってない人に流行だけでいろんな情報を与えたってだめだね。 そういえば、わが職場の事務室もインターネット環境が整ったなあ。自宅の電話がいまだに黒いダイヤル機だからっていきなりモバイラーになろうとしている同僚がいるが、いくら通勤時間が人より長いからって、それは間違ってるの。 自宅にモジュラージャックつけて、ついでにプッシュ回線にして、普通の電話からまずやってみなくちゃ。われわれ公務員がモバイルする必要がほんとにあるかどうか、職場のパソコンをいじりながら、再考してごらんよ。
1月15日(金)雨のち曇
成人の日なんて、関係ないね。子ども全員いて原稿だって書けないしさ。 でも9年後、長女はどんなおねえちゃんになっているんでしょう?
1月14日(木)曇ときどき晴
ではここで、読者のみなさんの素朴な疑問にお答えいたしましょう。
修学旅行で生徒が飲酒や喫煙をしていいのか? いいわけがありません。 が、生徒さんのほとんどはもう20歳をすぎてますし(待てよ、今回きた16名のうち未成年は……おやまあ8人もいたわ) ふだんの19人ならどうだ? 19分の7で36%か。ま、いいさ。 でだ、だめっていっても、どうせやるから知らないことにしておくって感じですかね。喫煙についてもかげでこそこそ空きカンに吸い殻入れたりされても宿の人には迷惑がかかるから、堂々とホテルのロビーで、まわりの人にも聞こえるように指導部長はこういいましたさ。 「君たちはもう成人に達しておるのだから、灰皿のある場所でなら喫煙してもよろしい。ただし、リフトに乗りながら下に吸い殻を落としたりするな。あれはマナー違反だからな。これだけは言っとくぞ」 スキー場ってリフトの下に茶色い吸い殻いっぱい落ちてるじゃないですか。あれ、やですね。今回、彼らちゃんと携帯用灰皿持ってたらしいです。ほんと、自慢じゃないけど1本も落ちてなかったもん。 飲酒はですねえ、こちらとしてはもっとこっそりやってほしかったんですが、普段担任のわたしが甘やかしてるということもあるだろうが、だいたいさあ、そういうことはこっそりやるから楽しいっていう美学がわかってないんだよ。情けない。 「お前なんでゲレンデに出てこんだ?」って指導部長にいわれて 「昨日、飲みすぎて寝てなくて頭いてえ」なんて答えられちゃ大目にみてた担任の立場がないでしょうが! まったく子どもなんだよ、そういうとこが。 教頭は新任だし、いままで進学校にいたもんだから、このおおっぴら体制になれなくて、おろおろしてる様子。 「今後の学校生活に影響ないですか?」なんて心配してるけど、どうだかね。 「まあね、酔って宿の備品をこわすとか、ガラスを割るとか、他の客とケンカするとか、そういうことはうちの生徒は絶対せん。部屋でおとなしくしてるんだからいいぞ」と指導部長もいうから、いいんだよ。 まったく、前任校じゃ考えられませんね。2回行きましたが、先生だって1滴もお酒飲まなかったもん。校長が校長だったしなあ。
1月13日(水)曇のちぱらぱらっと雨
修学旅行がすんで、代休もすんで、いやあ、今日から3学期なんだけど、なんか笑っちゃった。 1,2時間めが芸術選択なんだけどさあ、いっくら美術が嫌いで音楽にしたっていっても、一緒に卒業制作くらいやったっていいじゃん。って別に怒ってるわけじゃないけどさ。 できないことをやれっていってんじゃねえんだよ。できることの範疇だと思うぜ。でもですよ、寄せ書きっつったってただの色紙じゃなくって銅板に書き込もうなんて粋なはからいだわ。あたしゃ、その原版をGETできるだけでもしあわせ。 だから、あたしのしあわせを邪魔すんなよ、協力せい。
1月12日(火)晴
今回の修学旅行のおみやげはH田と精神的なつながりができたということだけといってもいいんだが……。とにかく彼とは話が通じるのである。 こちらが向こうにあわせるとか、向こうがこちらにあわせるとかもあるかもしれないけど、話題に登場する人物に対する説明ぬきで職場のぐちもいえるわけだし、まったくえがたい話し相手だが、そうそういつもいつも話せるわけではない。いいたいことを伝えるだけなら別に直接、話さなくてもいいわけで『黒板ぶるーす・ノート篇』を書いて手渡すことにした。 「ピアノが弾けるようになったら、どんなにいいか」なんていってたので『水城式ピアノの弾き方』と一緒に宅配。なにが入ってるとはいわずに「おまけも入ってるから……」とだけいう。
1月11日(月)晴ときどき曇
今日から英会話をならう。13:00から初LESSON。 うちから歩いてもいける程のところにある飲み屋の2Fに入って行く黒人男性を初めてみたのは、いつだったかな? その後地元タウン誌に生徒募集の記事が出て、そこがAmerican English の教室だったと知った。 去年、ギターを習っている同僚がハーモニカも習いにいっていると聞いて、その場でテレホンカードを持って階段をおり、職場の1Fにある公衆電話から入校申し込みをした。発作的な決意だったけど、正解だったと思う。
ほとんど日本語は話さない。完全なプライベートレッスン。 以下の会話も一応、英語でしゃべりました。スペルがわかんないんで……。 「仕事はなにかやってますか?」(と聞かれたような……) 「I am a high−school teacher.But night school」(とかなんとか……) 「夜の学校とはめずらしいねえ? どんな生徒がいるの?」(と聞かれたような……) 「生徒は昼間アルバイトしたり、寝てたりしてます」(とかなんとか……) 「旅行は好き?」 「あー、はー、ドメスティック オンリー」 「いいじゃない、ドメスティック オンリーでも。どんなとこに行った?」 「ホッカイドー、キューシュー、シンシュー」 ああもう、会話はどうでもいい。
注意されたのは、もっとはっきり(clearly)。 前置詞に注意。at、on、in。 過去形、現在形、未来形、区別しなさい。 次回からはプリントを閉じるバインダーとノートをもってくるようにね。
よーし、がんばるぞお!
1月10日(日)曇
出張中(=修学旅行の引率は出張である)にたまった家族の洗濯ものの始末がはてしなく続く。自分の旅行中の汚れ物までは、とても手がまわらない。 おまけにコインランドリーはどこも超満員。順番待ちで行列してんだぜ! 配達も復活して、いつものハードな日曜日さ。
1月9日(土)大雪
6:55 とんでもない大雪に見舞われて、駐車場のくるまも雪だるま状態である。 はたして、無事にO崎まで帰りつけるのか!
フジTV系の朝のワイドショーみたいなのに、二谷英明がコメンテーターで出ているが、二子山部屋のしょうもない騒動についてコメントとかしているのを見ると、口もとがもごもごしちゃって、なんなんだろう? ただのもうろくじじいにしか見えないぞ。
10:03 名古屋からの貸切バスは予定より1:30遅れで宿に到着し、退屈しきった若者を乗せて即、出発。 はあ、この先どれほどの時間をかけて、愛知県までたどりつくのか不明である。 東名は一宮−岡崎間、通行禁止らしいし……。 高山市内の古い町並み散策とか、楽しみにしてんだけどね。
実のところ、毎日2、3時間しか寝てないんですね。 昼間はずっとスキーをしてて、それでもさほど疲労感はない。あくび一つ出ない。たいしたもんだ。 緊張してるせいか、リラックスしすぎたせいか。だって家事と育児の一切から解放されたわけだからな。
きのうの夜、生徒諸君は最後の夜に興奮して、盛りあがり(迷惑だが)その中でも一番アルコールに強いやつがいたと思いねえ。 「なんだか、みんなもうつぶれちゃいそうなんすけど。まだ自分、眠くないっす。ここまだ起きてます? つきあってくださいよお。じゃあ、あとで来ますから」 「うん、いいよ。おいでー」 っていっておきながら、あたしは温泉に逃げ、H田は爆睡しているふりをした。 裏切られた彼の今朝の表情は硬い。考えすぎだといいけどね。
雪景色の中をバスは走行中。
17:43 雪国から帰ってきたら、ここも雪国だった。お疲れさん。
1月8日(金)雪
17:45 これにてスキーは終了。今日ぐらいはゆっくりさせてくれい。
22:33 H田と語りあっている。引率職員どうしでお酒を飲んでもおもしろくないし、さっさと切り上げて正解。
1月7日(木)雪
「なんで、この部屋だけ、こんなにいいの?」 「ベッドなんてずるいじゃん」 「冷蔵庫もカギかかってないし……」 「なんで、なんでえ?」
「ほんなもん、わたしが先生だからに決まっとるじゃん」 「オレ、ここいいわ。気に入った。引越していい?」 無防備なやつ。
8:05 そうだ、今日の夜は安藤政信主演『青年は荒野をめざす’99』を見なくては。 去年の暮れに『深夜特急』の再放送をしていて、予告編を見た。 本編の『深夜特急』も積ん読のままだが、まあ、なんというか、あれだね、旅に出られない代償行為としてTVを見る情けなさもあるけれど……。 むかしの男も「あれはよかった」といい、積ん読だとかいってたというのもあるが……。
19:52 要くん、H田と三人で「詩とはなにか?」について熱く語り合ってしまった。 要くんが知りたがったのは、すぐれた詩とはこういうもの、という誰にでも理解しうる判断基準はないのか、だ。 そんなものはあるのか? ああ、これだけはいえる、イメージの喚起力のないものはつまらない。
1月6日(水)晴
やってきました、修学旅行。来なかった生徒は5名。予定より1名ふえてしまった。あちゃちゃー。来たのが16名だから、参加率ひくいじゃん。
10:45 ただいま、バスは中央高速道をおり、中津川有料道路にはいりました。 しまった! モデムのしっぽを忘れた。これじゃ、アクセスできない。まいったな。 ま、原稿書きに集中できるか。本だって、どうせ読めないって思ってP・コーンウェル『業火』1冊にしたんだし……。
17:32 ひとすべりして、ホテルで夕食前のひととき。 ごはんの支度しなくていいし、子どもの世話もしなくていいし、なによりたった一人になれるんだぜ。 5年ぶりに引率者という極楽身分で来たんだけど、まったくサイコーの気分だ。これでモデムのしっぽさえあれば……。
1月5日(火)晴
ええーっ、あしたから修学旅行! 冗談じゃないよ。なんのしたくもしてない。ま、旅行かばんだけは出てる(というか、出しっぱなし……)なんだがね。
1月4日(月)晴
仕事始めで出勤するつもりだったけど、さぼって映画。
1月3日(日)晴
旅行から帰った翌朝は宅急便で送った荷物が届くので、それをあけて洗濯に追われていると暮れてしまう。
1月2日(土)晴のち雨
盆と正月はどこかよそで宿泊しているのだが、のろまなわしにとっては、スケジュールどおりに動くのがせいいっぱいで旅行を楽しむ余裕などはない。 亭主におこられないように、それだけに気をとられていると、なんだかレストランのごはんもおいしくない。
新しい京都駅をいろいろ探検しました。東京駅のステーションホテルにもいつか泊まるつもりだが、京都駅にも泊まってみたい。
1月1日(金)晴
何となく 今年はよいことあるごとし 元日の朝晴れて風なし 石川啄木
って感じの朝です。
正月ってなあ、いいねえ。ばたばたしていた大晦日からわずか数時間で世界ががらっとかわってしまう。 クリスマスイブの次の日にこんなに世界はかわらんだろう? ああ、いい気分だ。
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