99年12月の学芸員日誌


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押してくださるとうれしいわ。

12月31日(金)晴

やればできるじゃん。大掃除、すすはらい。

12月30日(木)晴

ほれみろ。マスコミ。
雅子さまにおかれましては、あまりにもおいたわしいわ。こんなんでいいのか!

12月29日(水)晴

うーむ。大掃除をしようにも、あまりにも散らかっているので、やる気が出ない。そのかわり、晩御飯のおかずをいつもより頑張って作った。

タイピングソフト『あしたのジョー』をやってみる。『北斗の拳・激打』のようにインストールしてPLAYするソフトではなく、かならずCD−ROMを入れないと遊べない。初戦は名詞を入力するだけなので、KO勝ちできるが、第2戦の短文の入力で、はやくもノックダウンされてしまう。悔しい。

12月28日(火)晴

『御法度』はオトコの情の話だ。しかし、わたしが見ていて、ふむふむなるほど、と思ったのは彼らの話し言葉についてだった。
どうも、最近のオタク連中の話し方とだぶるのであるよ。充分親しいのに、けしてなれなれしく話したりせず「**さん」と呼んだり、ときどきは下の名前で呼んだりする。
たけしが土方歳三役で、近藤勇が、これが役者の名前がわからないのだが、この二人は子どもの頃からの仲であるから、普段は「隊長」「副長」と役職で呼び合うのだが、時々近藤が「としよ」とたけしを呼ぶ。たけしもそういう時は対等に近藤とタメ口をきく。
一番どきっとしたのは沖田総司(武田真治)が夜中にたけしを起こしに来て「あなたが悪いんです」というところだ。
オタクは相手を「おたく」だなんて呼ばない。意外と「あなた」というのだ。オトコがオトコに「あなた」というのは、なんだかとてもぞくぞくする。これは土方も近藤に「あなた」と呼びかけていた場面もあったように思う。
雰囲気として最も近いのは『機動戦士Zガンダム』のカミーユがシャアに「あなた」という、そんな感じ。だからこそのオタクっぽさ。
あとは無声映画のような字幕ですかねえ。あれは笑いをとるためなのかね。最近はビデオやBSで若い世代もいくらでも大昔の映画を見ているから、こういうおもしろさもねらってみました、ってところか。それにしても大島渚の映画はおもしろいのか、くだらないのかよくわからない。『戦場のメリークリスマス』幕末篇というくくり方ではいかんかな。
教授の音楽、ま、いいんじゃないですかあ、重厚で、繊細で。

12月27日(月)晴 小春日

大須へ単独電脳ショッピングツアー。
買ってしまいましたよ。タイピングソフト『あしたのジョー・闘打』それから『機関車トーマス』のゲームや資料のいっぱいつまったCD−ROM。あああ、そういや『不思議な文通』のCD−ROMを探し忘れたな。
情報百科店でHPのジョルナダ680と690を見た。今のこの200LXには予備としてさるぼぼくんにもらったのがもう1台待機していてくれるのだが、うんwinCE機をもし買うなら(買わないけどよ)これもいいかもしんない。

名駅で大島渚最新作『御法度』を見る。ふむふむ、噂には聞いていたが、ところどころ笑わせてもらった。トミーズ雅、いいかも。こいつの起用は成功。あと坂上二郎もね。
だいたい松田龍平、武田真治、浅野忠信の3人に演技をする俳優であることは要求されてはいない。そのルックスと存在だけがすべて。それもまた「俳優」。じゃあ、たけしは? 教授の音楽は? これはまた後日。

12月26日(日)曇ときどき晴

長女の職人化プロジェクト。
以下の話はかなり夫の自慢になる。夫からはこの手の話は自分を知らない人にならしてもいいが、おれを知っているやつにはするなといわれている。というわけで、うちの人をご存じの方は読まなかったことに……。
そもそも夫のどこがすごいって服の仕立てを習わずに見ているだけで習得してしまったあたりだ。これは嫁に来てすぐのころ聞いた話、舅いはく。
「小学校のなあ、3年か4年のころ、学校から帰って来て外へ遊びにもいかずに、じーっとおれの仕事を1週間くらい見とっただ。そいでしばらくしたら自分でもおんなじようにズボンを仕立てやがってなあ」だそうです。6年になると自分のものならスーツも縫い、ズボンだけなら、他の職人と同じ工賃でお客さんのものを縫っていたという。
学生服もお手のもの、いつも校則違反のものを自分で仕立てて着て来ていた。指導部長のコンマツが家に電話して親に注意してもおじいさんは「息子が自分で勝手に縫った服だから、わしじゃあわかりません」とつれなくいうだけ。
こんな伝説の父を持った長女はすでに50歩も100歩も遅れているのだが、まあ多くは要求せんよ。地道な研鑚あるのみさ。

12月25日(土)晴ときどき曇

しかし、宛名書きソフト相手に苦戦しているわたしってPC初心者?
窓PC導入後、3度めの正月だというのに、バックアップを忘れていたりで、毎回の入力騒ぎ。
でももう、CSVファイルの扱いにもなれたので、これからは大丈夫だ。

12月24日(金)晴ときどき曇

クリスマスのために、N華くんに頼まれて予約購入した、某ハンバーガーショップのアイスクリームケーキ。某バイスマネージャー様直伝の解凍法で、おいしく食べたのはいいが、食べ過ぎで体調をこわした。だって、子どもが食べきれないといって残したものを捨ててしまってはお百姓さんに申し訳ない。かくして人間ディスポーザーになる。

12月23日(木)晴

iMACの日本語入力システムはEGブリッジを使っているのだが、これに習熟できないため、どんちゃんに来てもらう。毎度ご苦労さまです。
おもてなしは昨夜、夫がこさえたかぼちゃ入りの「冬至しるこ」。しるこじゃなくってぜんざいか、つぶ小豆なのです。
夜中から朝まで、ずっと台所でごそごそ音がしたので、冬至のかぼちゃの煮物以外にも何か作ってるな、と思ったらこのぜんざいとビーフシチューが出来ていた。うはは。
去年は子どもがお風呂のふたをあけて「おかあさん、お風呂にみかんが入ってるよ」というまで冬至であることには気付かなかったんだよな。

12月22日(水)晴ときどき曇 冷える

最近、長女は夫に入門して職人修業をはじめた。これについては、また書く。ひとまず更新が先じゃ。

12月21日(火)晴 小春日

S藤先生のお宅へネットワーク環境を構築すべく、どんちゃん&かおりん&わたしが乗り込む。だってPC買って、電話回線もISDNになってて、なのにネットつないでないなんてISDNの基本料金がむだだもの。
いずれ暇ができたら……、時間ができたら……、いやそういう時間は予定表をこじあけない限りできない。

12月20日(月)曇ときどき晴 冷える

二日酔いの後遺症。
今年最後の英会話。Jefに先週貸してあげた『On the street corner』山下達郎は好評。ネイティブにも絶対うけると思ったのよね。
でも「ゆあぱーとなー あぶそりゅーとりい のうず ひず ねいむ」
「まいぱーとなー あはー イマチョット ダメ カナシー」
ええー、そんなあ、ごめんねー。

12月19日(日)曇

土曜日の日記。
13:25に東京駅に到着。まよわず渋谷、さらに井の頭線で下北沢へ。美加ちゃんに改札口から携帯でナビゲートされ、美加ちゃんちに到着。
すでに金井くんは来ていた。美加ちゃんの彼、おはつう。いやあ、みなさんなんという懐かしさ。
そうこうするうち、作家の水城さん、ライターの万里さんが到着。このお二人は前日まで中国に行ってらしたそうだ。で、お土産にシルクのパンツをいただいてしまう。嬉しい。これで朝帰りもおっけーさ。
水城さんのデジカメもマルチーズ。ただし最新機種。5穴のミニシステム手帳と携帯ホルダーが一緒になってて、それを肩から斜めがけっていうのも決まってたわ。そういえば金井くんのスケジュール管理は紙の手帳に戻しちゃったとのこと。やっぱ紙よねえ。って住所録いまだに紙のわたし。
携帯電話だけで配信される水城さんの新作小説のタイトルはなんと『たまちゃん』というのだそうだが、いったいどんな作品になるんだろう。たまごっちや『親指Pの修行時代』みたいな感じかと質問してみるが、一緒にしてしまってはプロ作家に失礼であったなと反省。
そもそもゆくゆくはすべての携帯電話にオンラインで新作小説が読める機能が搭載されるということらしい。なんだかピンとこない。
金井くんが「DVDっていうのは確実に何かを変える流れになるし、プレステ2は、その意味であきらかにエポックメイキングな商品だ」
「どこがすごいの?」わたし。
「だってインターネットできちゃうんだよ」美加ちゃん。「ま、ドリキャスでもできるけど」
「もうね。オレはパソコンなんてなくなっちゃうと思うね」と水城さん。「だってさあ、情報なんて携帯でみんな取ってこれるんだよ。メールだってなんだって、もういちいちパソコンの操作覚えたりとかさ、面倒なこといらないじゃん」
「ま、そうすぐになくなっちゃうとは思えないけど……」みんな。
「でもねえ、確実にいろんなものがかわったよね。たまさんもこんなにデジタル化されちゃうしねえ。携帯持ってデジカメ持ってiMACもあるんだよね」
「うん、友だちなくしたけどね」うんうん。
「でもさあ、まだいるよね。パソコンに手を出すと自分が自分でなくなっちゃうからインターネットはやらないっていう人」
「いるいるいるいる」
「そんなさあ、インターネットやるくらいでなくなる自分なんか、最初からたいした自分じゃないんじゃん、なくなっちゃえって。でも人間ってそんなにかわらないよね」水城さん。
なんだかんだと話していると、すぐ時間が来てしまう。もう行かなくちゃ。下北沢といえば、21年前に初めて来て、そこからすべてがはじまったような……。では、みなさん、またお会いしましょう。理想としてはどなたかの直木賞受賞パーティっていうのがいいわ。

16:30に下北を離れる。新宿でさるぼぼくんとその彼女さんが待っていてくれる。
「よっ!」いいなあ、この乗りのよさ=さるぼぼ。ワシントン靴店まで来たら歌舞伎町はすぐそこなんだが、散歩してる暇がない。とりあえず時間がまだあるなら紀伊國屋に行かねば。
あれだけの人込みをかき分けて本を探すのは大変。買ったのは売り出し中の歌人=枡野浩一『てのりくじら』実業之日本社¥1,000。ブコウスキーの文庫『ポストオフィス』幻冬社¥571。
そういや東京駅で紀伊國屋のナイロントートを持っている奥さんを見て、あの袋がゼッタイ欲しい! と思ったのだが、新宿店にあるとは思えなかった。あれははたしてすべての店で扱っているとは限らない。ひょっとすると大阪店にあるとか、そういう次元のものかもしれん。東京駅のホームにいた人は東京の人ではなく、東京に来た人の方が多いはずだからな。
再販の空メールをいきなりここにまた挿入しておくが、先日これを押してくださったのは3名。解体2のうちお一人は本屋さんでのパート経験をお持ちの方。存続を押してくださったのは「とり・つぎお」さんだけでした。

空メールです。このボタンを押して、あなたがここに来てくださったことをわたしに知らせてください。
再販  

焼き鳥屋のさるぼぼオフ。まず撮ってきたばかりの水城さんとの2ショット画像を見せて自慢する。読書傾向からいってきっと何冊か読んでいるだろうと思ったしね。でも、そのあとだんだん、アルコールに飲まれてしまう。もう途中から記憶がないんですよね。泥酔しちゃって……。ま、ともかく全員がweb持ちの日記書きっていうのがおもしろいな。知り合ったのも今年からだし。
初対面なのに、そうとうにプライベートなことまで、お互いわかっちゃっている。こういう不思議な関係も成立するんだってことね。

12月18日(土)晴ときどき曇

11:48。
500系のぞみ、出発進行。
弁当4人分、用意した。洗濯機3回まわして、2日分の洗濯ものをコインランドリーで乾燥させた。配達もした。これで万事おっけーのはずだった。
落し穴というものは予期せぬ時に落ちるからこそ、落し穴なのである。どんちゃんち近所を走行中、シートベルト着用義務違反で、またも金色免許を取り逃がす。くやしいが、金色免許で自分の小市民性を証明したところで、なんぼのもんじゃい! と思いなおす。
ファイトクラブの影響だな。

浜名湖通過中。
待っててねん、すぐに行くわよん。
では、中断して原稿書きモードへ。

と思ったけど大事をとって眼を閉じておく。

12月17日(金)晴ときどき曇

今年の映画は、わたしのツボにはまるものがなく、不作という印象。それが、ここへ来てbest1の登場だ。
『ファイトクラブ』がそれである。絶望と戦慄の『セブン』の監督・主演コンビ。デビット・フィンチャー監督にブラピだ。やっぱり役者としてはブラピのほうが数段上だね。レオはあと何年もつか。

「ファイトクラブ」の規約により、クラブについて口外することはできないが(嘘だよ!)1999年にまことにふさわしい映像表現にやられたって感じ。
『MATRIX』もこれに比すれば、ただのゲーム画像の集合。『The 6th sense』も子どもだまし。あとのものもTVの2時間スペシャルにすぎない。
わたしは日常生活では暴力的な行為や思考をを徹底的に排除している。暴力と向きあったことさえない。だからその分、映画や文学の中の暴力には寛容である。一種のあこがれかもしれない。たけしの映画の暴力。中上健次の暴力。最近だと馳星周あたりか。

くちびるに歌を、ココロにファイトクラブを! この閉塞状況を打破するために。

12月16日(木)晴ときどき曇

年中行事のように「このミス」こと『このミステリーがすごい! 2000年版』とP・コーンウェルの新刊『警告』。さらに警察モノの第二弾『サザンクロス』もついでに買う。去年の『業火』まだ読了してない。死体もまだ1体のままだ。
それにしても郊外型書店。なんという品揃えのわびしさであることよ。主流は本を売ることではない。雑誌売り場のほうが広いぜ! やつらは「消耗品」を売っているのだ。文具およびファンシーものにセルCDか。レンタル屋と併設のところも多い。
がんがんに効いた暖房のせいでそっくりかえった表紙。どうせ返品するんだからって、思ってるだろう、そこの店長! 再販やめて本屋いっぺん再編されろ。
ああでもなあ、身内に本屋いたら、こういうこというか? いや、生き残る方向を模索するだろう、一緒によ。
ったく、まんが喫茶、在庫20,000冊でふつうだもん。まん喫ばっか増殖して、どうすんだい!

わたしの好きな歌謡曲BEST10.順不同。
・小林旭『さすらい』よおーるがまあーたくるー。
・北原ミレイ『石狩挽歌』ごめえーがなくからあ、にしんがくるとおおおおおおお。
・藤圭子『新宿の女』ああーたしがあ、おおとこにい、なあれたならあ。
・森進一『港町ブルース』せのびしてみいるかいきょうをおおお。
・美川憲一『柳ケ瀬ブルース』あめえのふるうよおるはあああああ。
・ちあきなおみ『喝采』いつものよおおに、まくうがあああきい。
・五木ひろし『浜昼顔』作詞:寺山修司、作曲:古賀政男。いいいええのおおないこおおの、すううるこおいいはああああああ。
・八代亜紀『愛の終着駅』さあむいいいいいよぎっしゃっでえええええええ。
・内山田洋とクールファイブ『長崎は今日も雨だった』あなたひっとりいいにいいにいかけえたあこおいい。
・緑川アコ『カスバの女』なあみだじゃあ、なあいのよお。

12月15日(水)晴のち曇 ときに時雨

出張。
でがけに美加ちゃんから電話。今度の週末、わたしはさるぼぼくんちのオフに出るために上京するんだけど、そのメインのオフまでの時間にわざわざわたしの迎撃オフをしてくださるとのこと。
メンバーは作家の水城雄さん、ライターの万里さん、金井くん。へてから美加ちゃんの彼。すっごい豪華メンバーじゃない! 去年は美加ちゃん救急車であえなくって、だってくんまるちゃんには会えたんだよね。ほんと通信草創期の仲間とのつきあいはアクチュアルだと思うわ。

12月14日(火)晴ときどき曇

原稿書き。
をいをい採点はいいのか? いいんだ。
これでも自分の中の優先順位に従ってちゃんとやっている。

12月13日(月)曇

また、更新さぼって……。
いえいえ、たまにはお仕事もいたしませんとね。

12月12日(日)晴ときどき曇

同じマンションの4Fにわたしの母が一人で住んでいる。12月に入ってエアコンを暖房にしようとしたが、なんだかヘンな音がするとおびえている。で、エアコンもつけずに寒くて震えている。しょうがないから、その音がするまでじっと耳をすませて待機させられた。
電源を入れていないエアコンから音がするわけがない。ないからこそ年寄りはおびえているのだが、そういう理詰めで説得できる相手ではないのだ@うちの母。正直いってうっとおしい。

ぴ。

「そらした。おの音だ、あの音だよ」ばあさんがいうエアコンだとかの無機質の音ではない。木製の家具が乾燥してきしむような音。
答えは見つかった。
「あの椅子だ」磯貝さんのところで買った柿谷工房の椅子が目の前にあった。ありゃ。椅子の座面に水たまりが……。

「雨漏りだよ! ほら」ばあさんはあまりにも簡単にわたしが答を出したものだからびっくりしている。あんた、あたしを誰だと思ってんだよってなあ、こんな心配性のばあさんが育てたムスメのなれのはてがわたしなのだが。

さて、この雨漏りがなんでこんな最上階でもない4Fで起きているのか? ベランダの天井に亀裂があるわけでもないのに。5Fの住人は不在がちで全然つかまらない。その後やっとつかまえた自治会長と管理業者の話によると原因は5Fの洗面所の給水管の水漏れ。
でだ。下の部屋の天井からぽたぽた水がたれるならば、5Fの床は……? 
そう、水浸し! 
なのにその人は原因追求もせず、びしょびしょの床にビニールを敷いて2週間以上も暮らしていた。修理屋を呼ぶでもなく自治会長に電話さえせず、うちからの電話で初めていろんなことがわかったわけだ。

いくらやもめ暮らしがわびしかろうが、そんなことはどうでもいい! おまえさんは一人ぐらしだろうが、一つ屋根の下に自分以外にも18世帯が同居してるという意識をもっとしっかり持ってくれい!

12月11日(土)曇ときどき晴

職場の忘年会。
旧式のカラオケなので新曲は一切入っていない。それがかえってよいと好評。
いわゆる「歌謡曲」。それも定番しか入っていない。自分の記憶をたどると昭和歌謡の全盛期と成長期が重なっている。一番記憶力旺盛だった時代=小学生のころTVの歌番組に流れているだけでしっかり歌詞を記憶してしまっている。歌いこむ必要もなく、歌詞がアタマに入っている。
これは他の同世代の同僚にもいえることで、U田さんがちあきなおみの『喝采』(作詞:阿久悠)を歌っている最中に歌詞のディスプレイが消えたにもかかわらず、彼女もしっかり歌詞を覚えていて、そのまま歌い続けたんだ。うーん、いい話だねえ。
なんか結構歌っちゃったんですよねえ。八代亜紀『愛の終着駅』緑川アコ『カスバの女』小林旭『北へ』加山雄三『旅人よ』以上4曲。
本当は宇多田ママの『新宿の女』とか小林旭も『さすらい』森進一『港町ブルース』奥村チヨ『終着駅』なんかも歌いたかったねえ。
しかしさあ『カスバの女』って時代背景とか状況がわかんないのさ。昭和43年ごろの大ヒット曲なのに「ここーは、ちーのはーてあるうじぇりあー」だぜ。

12月10日(金)晴

朝日新聞が『号外』発行。
あのさあ、ご懐妊はめでたいかもしらんが、マル高なのよ。これからの8ケ月がどれだけ大変か、オトコどもはわかってねえな。ったく報道関係はいまだにオトコの尺度でものごとをっていうかー、ワイドショーを維持させてんのは家庭の主婦だしなああ。結局みんなわかってないんじゃん。
そっとしといてやれよってば。

12月9日(木)曇たまに晴

ふう、突貫工事でテスト2学年分やっつける。
一難去って、また一難。今度は採点と成績評価。どんぐり裁判じゃわい。

12月8日(水)晴

姪の年賀状作成を手伝ってやる。めんどくせー。

12月7日(火)晴ときどき曇

12月のはじめのうち、まだ銀杏の葉に緑が少し残っていていいんかーと思っていたが、やっとすべて黄色になり散りだした。
紅葉の身頃がいつまでも長引いて観光地は思わぬ増収って噂は本当か?

子どもの頃、広告写真で神宮外苑の銀杏並木を見て、本当にこんな場所があるのかって不思議だったが、実際に行ってみたらその通りのものすごい銀杏の木と敷き詰められた落ち葉で、あれは本当にすごいですね>都民のみなさん。
自分の小学校では銀杏がなんらかの象徴だったんだよ。校庭の銀杏の木、好きだった。今の学校も銀杏がたくさんあって、秋になるとギンナン拾って、ストーブで炒って皮むいてその翡翠の実を食べる。なんのこっちゃ。

12月6日(月)曇のち晴

恒例の山盛りパフェを食べる会。
それにしても日記。更新をさぼると、こういうことになるという悪い例の1週間。こまめな更新。今後の目標。

12月5日(日)曇夜半に雨

第一日曜日は墓参。うむむ。毎月っていうのは……。んなことを考えるのは親不孝だろうか?

12月4日(土)晴ときどき曇

原稿完成。夜、本局にて投函。

12月3日(金)晴

通信仲間とランチオフ。美博のレストラン。

12月2日(木)曇

『YOYO』第20号用原稿のことでアタマがいっぱい。

12月1日(水)曇夜半に雨

なんとか、原稿のめどがついた。ひとまずプリントアウトしてみる。



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