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新緑光る奥武蔵ハイキング「日和田山・物見山」を歩く

狭山白門会 歩こう会幹事  益子隆雄 (文・写真共)

  今回(4月19日)は、奥武蔵自然公園の中心にあり、低山ながら美しく魅力的な山として人気の
ある日和田山から物見山〜北向地蔵〜への新緑萌え光る伸びやかな尾根道を歩いた。

 基点の高麗駅には9時15分到着。
 改札口前広場には天下大将軍、地下女将軍の大きな赤柱が立っている。

参加者14名は、この将軍標(高麗人の信仰のシンボル)を見ながら、9時20分出発。

 駅から左へ線路沿いに進み、西武線の踏切を渡る。

 国道(台の交差点)を横切り、「台の高札場跡」から右の細道に入り、突き当たり「水天の碑」
を見て左に折れると正面に目指す日和田山が大きく現れた。

 車道に出て高麗川を麓台橋(ろくだいばし)で渡ると右側の人家の裏手に巾着田(きんちゃくだ)
が広がっている。

 我々はそれを横目に見ながら橋から二本目の信号機のある道を左に曲がる。

舗装道路の途中から日和田山への登山道が分かれ、緩い登り道を行くと直ぐに登山口に到着。
山道に入って雑木林の中を少し登ると尾根に出て大きな石の鳥居に辿り着いた。

 その先で登山道は二分される。
 左は滝不動明王を通る急坂で岩場も登る男坂道、正面は一般道の女坂道だ。

 小休憩後、大室、藤尾の健脚者は男坂道へ、松倉会長ほか11名は緩いジグザクコースの
女坂道へ進んだ。

 女坂といえども所々大きな岩が露出していて歩き難い。

 初心者や足腰の弱い者には一苦労だ。

 汗が滲み出た頃、小さな鳥居がある金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)前の台地へ出た。

 「やぁ!素晴らしい景色だ!」

 「巾着田が見えるよ。」

 「なるほど、高麗川が巾着のような形で蛇行してるね。」

 「ほら、高麗丘陵を見て!ゴルフ場が見えるよ。」

 「富士山は?やはり霞んでいて見えないね。…」

等々感動と残念の声が前後して聞こえた。




 ここは男坂道が一緒になるところ。
 健脚の二人はかなり前に着いたようで、我々一行を待ち草臥れている様子だった。

全員が揃ったところで絶景を見渡しながら記念写真を撮影。



 暫時、眺望を楽しんで出発。

 頂上へは社殿裏の露岩の道を少し登ると直ぐ歩きやすい道になり、一登りで到着。

 山頂中央には大きな石塔・宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、その傍らに四等三角点
もあるが、眺望はあまり利かない。木立の中で東側が僅かに開けている程度。

 物見山へは北西へ滑りやすい急坂を下った後新緑の山道から直ぐやや暗い感じがする道を辿る。

緩い起伏を僅かに越えて行くと舗装道路に出た。
 後方は高指山(たかさすやま)330mで、山頂にはNTT無線中継所の電波塔(立入禁止)
が建っている。ここをパスして舗装道路を歩く。行き止まりだから車の往来は殆ど無い。

 間もなくのどかな駒高の山村風景が見えてきた。

 黄色く咲き乱れる山吹の間からちらっと物見山が顔を出す。

 車道の左路肩からの下斜面には白いシャガの群落が見られ心が和む。

 「気持良いね! 里山の道は…」

 「ほーんと車一台通らないもんね?」

 眺めの良い所に来ると右側高台には東屋とトイレがあり、左先には茶店「ふじみや」がある。

 空腹を我慢し、起伏の道を歩いて汗かいた後だけに自販機前に群がった。

 改装して日も浅い店内は以前に比べ窓が広く明るい。

 晴天の日なら丹沢の向こうに見事な富士山が望めるのだが、霞んでいて見えず、残念。

 ふと、屋外下を見ると大勢花見の宴を繰り広げている。

 見頃の八重桜もあって絵になる光景だ。

 それに刺激されたわけでもあるまいが、若おかみ?のサービスのつまみもあり、
「宴会?」になりそうな雰囲気だ。

 突然、会長から「昼食休憩は物見山だよ。出発!」と号令がかかり、未練残して席を立った。

 物見山へは、ふじみやの少し先に道標があり、車道と別れて右上の小尾根をひたすら登って行く。

 やがて物見山に到着。奥の細道を少し行ったところが一等三角点のある山頂(375m)だ。

 しかし周囲は木立に囲まれて眺望は全くないところなので、標識の立つ東側、少し見晴らしの 良い場所に戻って、しばし昼食休憩をとった。

 腹を満たしたところで北向地蔵方面へ向かって出発。再び稜線の道に戻ってやや下る。

 鞍部はヤセオネ峠と言われる道で、右へ宿谷(しゅくや)の滝方面の道を分けている。

 また、左から並行する山道に接触するが見送ってこのまま清々しい樹木の中の尾根道を進むと
稜線を横切る林道に出た。これを横切って正面の短い登り道に入って小道を僅かに歩くと
このコースの最高地点、北向地蔵(406m)に到着。

 参拝を済ませて出発。林道を少し下ると土山という所で五常の滝への近道(山道)の分岐がある。

 西方に視界が開け、周辺にはシャガの群落に混じって薄紫のムラサキハナナも咲いており
目を楽しませてくれた。

 我々は近道を下って行くのだが、この辺りから休み勝ちになる向きが出た。

 ゆっくり歩いて再び林道(車道)へ出て沢沿いの道を行くと左側に五常の滝の標識が現れた。

沢に下りて7mほどの屈曲して落ちる滝を拝むと何となく気分爽快となった。

水量が多ければここで水遊びを楽しめるのだがそれほどではなかった。

 重い足を引きずるようにして車道に戻って30分ほど歩くと国道(299号)に出た。

正面はコース終点・横手武蔵駅だ。

  総距離数 約9.1km、歩行時間 約3時間30分。

 全員無事、ほぼ予定時間通りに到着。祝着至極!


 この後、狭山市駅前の紅梅にて恒例の下山祭を行い、本日のハイクを総括するとともに

次回も元気で参加する旨を約してお開きとなった。  
 ヤレヤレ!

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※狭山白門会は埼玉県狭山市在住・在勤の中央大学OBで構成されています。