『赤目四十八瀧心中未遂』をめぐる往復書簡編集採録
チネチッタ高知」:お茶屋さん
ヤマ(管理人)



ヤマ(管理人)
 お茶屋さん、こんばんは。『赤目四十八瀧心中未遂』は、どぉやった~?

(お茶屋さん)
 普通におもしろかったですよ。でも、普通以上のおもしろさを期待していたからな~(笑)。

ヤマ(管理人)
 ってことは、ちょびガッカリってことか(笑)。

(お茶屋さん)
 うん。「それで?」って感じやった。映画賞総なめって演技賞かと思っていたら、キネ旬で第2位と知って、う~ん、2位かぁ?とは思いましたね。でも、私は、生島[大西滝次郎]さんがよかったです。

ヤマ(管理人)
 役名ってことは、役者じゃなく、役のあのキャラかい? かなり時代錯誤してる感じだったけど(笑)。文学志して、挫折感で逃避に向かう先が、釜ヶ崎だの、尼ヶ崎だのって、いつの時代のセンスよって感じ~(苦笑)。70年万博の年の生まれなんだよ、生島くんは。

(お茶屋さん)
 そうね~、文学を志してたというのにはビックリでした。

ヤマ(管理人)
 「あ、ほんで辞書か」って安直な短絡ぶりに笑えもし、納得もしたんだけどね(笑)。

(お茶屋さん)
 編集者が追いかけてきてたけど、生島はあの性格じゃ小説家にはなれそうにないのにね~。

ヤマ(管理人)
 むろん川端系じゃないよね。
 でも、太宰系とか、作り手にはあったんじゃないかな(笑)。

(お茶屋さん)
 う~ん、今時は流行りませんね~。

ヤマ(管理人)
 そやろ? だから、古くさいって感じたんだろね、僕(笑)。

(お茶屋さん)
 あ、それと役者かキャラかってことでは、私が好きなのは、あのキャラね。あのキャラ自体は、私は時代錯誤とは思わなかったのね。対人恐怖症というか、『ハッシュ!』の片岡礼子以来の緊張しいだと思いました。

ヤマ(管理人)
 なるほど。しかしまぁ、あの奇妙な人たちの巣に放り込まれれば、キャラの如何によらず緊張を強いられるとは思うけどね(笑)。犀[新井浩文]に口の利き方咎められるし、真田[大楽源太]には脅されるし、隣室では昼間っから変な呪文や喘ぎ声が聞こえてくるし、だもの。

(お茶屋さん)
 生島さん、ホアキン・フェニックスが入ってるキャラなので、好きなのよ~(余談ですが、ホアキンは、今、カントリー歌手の自伝映画の主役をやってるそうで、その歌手の弟が事故死するシーンの撮影でリバーのことがフラッシュバックしたらしく、壁にガンガン頭をぶつけて病院に運ばれたんだって(涙)。奇しくも明日は、リバーの命日じゃ。ということはフェリーニの命日でもありますね。)。

ヤマ(管理人)
 こういうとこ、僕はさっぱりと疎いからな~(たは)。

(お茶屋さん)
 話はもとに戻って・・・、いつの時代の話だ?とは思ったけど、それより年齢のほうが気になりました。生島さん、もしかして30過ぎ?

ヤマ(管理人)
 だから僕は、震災のあった1995~2003のなかで1970年生まれの彼が最も若くて済む95~96年か、としてるんだけど、それなら、も少し震災の影が出てきてもいいような気がするね。

(お茶屋さん)
 うん。でも、考えて作られてないからな~(笑)。私は30過ぎかもしれんと思ったよ。あの編集者と同じくらいの年齢。生島は少年が売りだから若く見える!←これでどうでしょう?(笑)

ヤマ(管理人)
 でも、いくら何でも30過ぎということはないでしょう。それにウエストコースト系っぽい機械彫りのタトゥがまだハシリだった感じなら、やはり今から随分前ということにはなろうという気がするし、ね。ま、ここんとこにしても、きちんと辻褄が合ってない感じなんだけどな、この映画は(苦笑)。

(お茶屋さん)
 まあ、そういうことでしょう(笑)。
 ところで、生島を演じた役者について言うと、皆さん、セリフが棒読みで素人っぽいと思われたそうで。みんな、見る目があるな~。新人なんだってね。私は、この人、めちゃめちゃ上手いと思いながら見てたのよ(^_^;。

ヤマ(管理人)
 いつも妙な緊張感に晒されてばかりいる役処だから、台詞が硬くても、ちょうど役のシチュエイションに見合ってるから気になりにくいとは思うよ。

(お茶屋さん)
 あの「え?」というところ、相手のセリフを理解するまでの(あるいは理解できずに生じる)絶妙の間、思い出しても生島のキャラにピッタリ。

ヤマ(管理人)
 その場とコミュニケーションに一体化してないというか、馴染んでない存在っていうものを事々に感じさせる「ズレ」の表出だよね。

(お茶屋さん)
 それに、あの眉が半分ない人相は、尼でも十分やって行けそうなのに、性格が人相と一致してないところがすごくよかったです。私なら安藤正信くんか西島秀俊くんを配役してたよ(笑)。

ヤマ(管理人)
 大西滝次郎くんは新人らしく、ちょっと台詞が硬かったように思うけど、見た感じはなかなかよかったね。で、性格と人相が一致してないってのは、具体的には?

(お茶屋さん)
 チラシの顔見てもワイルドじゃないですか。何にでもビビるような性格には見えないと思いますが。

ヤマ(管理人)
 なるほど、確かに強面だ(笑)。ある種の厳しさ(自分を追い込むということでの)は必要なキャラだったけど、アマの生活のなかでそれが出てくるのも相応しくないから、人相でのみ窺わせたのかねぇ(笑)。


------お茶屋さんのおもしろかったところ------

(お茶屋さん)
 生島の緊張が伝染して、ずーっとドキドキしながら見ていたので、そのドキドキが妙に快感で、これが一番おもしろかったところでした。

ヤマ(管理人)
 あ、それならフツー以上に楽しめたんじゃない?
 実社会に居場所なく言葉(辞書)だけが友の半端落伍者が、“異界”尼ヶ崎に足を踏み入れての緊張感があった前半はまだしも、綾[寺島しのぶ]との道行き過程を延々だらだら綴ったとこは、綾を待ちながらも戻ってきてほしくないとの思いのあった生島が結局、彼女と瀧への道のりを共にするなかで次第に緊張感と覚悟を固めていったところだから、まさしくそここそがクライマックスとも言うべき作り手の思い入れの佳境部分なんだろうけど、僕には「延々だらだら」ってな感じしか伝わってこなかったんだよね(とほ)。

(お茶屋さん)
 綾と二人の道行になってからは、私も面白くありませんでしたよ。

ヤマ(管理人)
 やっぱりね。けど、あそこがクライマックスとしたもんでしょ?

(お茶屋さん)
 私は生島が、勢子姉さん、彫物師、肉の運び屋など、近所の子どもにまで緊張して接している様子が楽しかったんだもの。尼では生きていけないと綾と勢子姉さん[大楠道代]に言われたとき、とても悲しくて胸が痛いのが快感でした(爆)。

ヤマ(管理人)
 うんうん。それならワカる。

(お茶屋さん)
 意外だったのは、笑えたところ。あんなに笑いを取る作品とは思ってなかったです。

ヤマ(管理人)
 「明解さん」だとか、花札手裏剣とか、オーマイキーみたいなマネキンとか、友人の某氏が言ってた「バカと書いたドラム缶のコンクリ殺人で海中に沈めたらカバが泳ぐショットに繋がった」とか、「マネキンの指の節と節を合わせて不幸せ」とか、まぁ あちこちにあるけど、ちょっとセンス悪くない?(笑)

(お茶屋さん)
 でも、苦笑まじりでも笑わなしょうがないじゃん?(笑)

ヤマ(管理人)
 生島に辞書で“射精”という言葉を引かせて「勢いよくか」と呟かせるとかもしてたけど、それって生島くんの台詞じゃなくて、原作か脚本か演出指示か知らないけど、作り手のおっさんの嘆息なんじゃないの?ってシラけたけどね(笑)。


------遺されたはずの辞書と綾の脱いだパンティの謎------

(お茶屋さん)
 そりゃいかんだろーと思ったのは、冷蔵庫に新明解国語辞書を置いて出て行ったこと。匂い袋をなぜ置かん!?

ヤマ(管理人)
 匂い袋が綾の手に渡らなくなるからやろ?(笑)

(お茶屋さん)
 綾が最後に生島から貰い受けるのは、辞書でいいじゃん。

ヤマ(管理人)
 なるほど。そのほうが「生島の形見」というか分身だよね。でも、綾が辞書を欲しがるっていうのもなぁ(苦笑)。

(お茶屋さん)
 そりゃ、絵的には付箋がビラビラついている辞書より、匂い袋のほうがいいかもしれませんが(博多まで行くには軽いもののほうがいいし(笑))。

ヤマ(管理人)
 ま、綾は生島の“すれてない少年性”に惚れたんだから、蝶の標本なり装飾品だったらよかったかもね(さすがに腐乱したガマガエルの標本ってわけにゃいかんだろうから(笑)。)。

(お茶屋さん)
 でも、コインロッカーで辞書が戻ってきますよね。これはわたくし的には、綾に去られて独りになった生島への作者からのプレゼントと思えば納得できます。(いくらなんでも勢子姉さんが返しに来たとは思わんで(笑)。)

ヤマ(管理人)
 友人の某氏は、これゆえに夢落ちやと思ったそうな(笑)。
 冷蔵庫からコインロッカーへのワープはあり得ないから、何もかもをバイト帰りなりなんなりの生島がロッカールームに貼ってあったポスターを観て触発された妄想やと(笑)。まぁ、そう言ってしまえば、最も都合よく辻褄だけは合うけれど、そんなんワヤにしなやってなもんでね~(怒笑)。
 お茶屋さんの作者からのプレゼントとの解釈で僕が触発されたのは、そーか、そーか、「綾の脱ぎ捨てたパンティよりも辞書やぞ、辞書!」って、生島青年に作り手のおっさん連が説教垂れとったんか~って笑いやな。

(お茶屋さん)
 それ、いいんじゃないですか?

ヤマ(管理人)
 何か閉じた構造やなぁ(苦笑)。

(お茶屋さん)
 お友達の解釈も、いいんじゃないですか?

ヤマ(管理人)
 夢落ちが? 憤慨ものやない?(笑)

(お茶屋さん)
 いやいや、夢落ちというのを考えつかなかったもんなー、わたし。私は夢落ちに寛容なのかも。

ヤマ(管理人)
 僕は不寛容みたい(苦笑)。特にこういう作品だと余計に。

(お茶屋さん)
 だって、真面目に作られた映画とは思えんもん。

ヤマ(管理人)
 あちゃ~、こいつがイチバン手厳しいやないか!

(お茶屋さん)
 う~ん、だって、変に笑かそうとしているでしょ? 原作にそういうトボケたところがあるのでしょうかねえ?

ヤマ(管理人)
 どうやろ? ま、さして興味も湧かないけど(苦笑)。

(お茶屋さん)
 それはそうと、辞書を綾にやってしまうと、それが生島に戻るというのは変なので、やっぱり勢子姉さんに置いて来たということでよかったのかな。

ヤマ(管理人)
 あれは勢子姉さんに置いてきたんじゃなくて、死に向かうことになりそうだってんでの、文学との訣別では?(一応)

(お茶屋さん)
 私は文学のことは全く頭になかったな~。生島さんの頭にはあったのね(笑)。

ヤマ(管理人)
 そりゃあもう(笑)、文士願望ってこの作品の最大モチーフやと思うよ。なにせ蝶[文学]を追う少年なんやから。

(お茶屋さん)
 へぇ~、わからんかったー。不覚・・・・、とも思わんけど。

ヤマ(管理人)
 でもって、辞書自体は、残すという意味より、持っていかないことに意味を置いてたんじゃないのかなぁ。死に向かわなくても、尼ヶ崎を出ることには多分してたみたいで、そのときも辞書を置いて出たかどうかは、受け手が想像するしかないけど、どうも作品自体のあちこちに破綻があるモンで、自分のなかでイメージが像を結んでくれないよ(とほほ)。

(お茶屋さん)
 そんなに考えて作られた映画じゃなさそうだから、気楽に見ておしまいでいいのでは?

ヤマ(管理人)
 そりゃまぁそうだけど、そんなのに数々の賞を与えないでよって言いたいなぁ。実害ありだもんな。

(お茶屋さん)
 だったら、辻褄合わせじゃないですが、冷蔵庫の前で匂い袋を置こうとして迷い、結局、辞書を置くシーンがほしかったですね。

ヤマ(管理人)
 勢子姉さんへの遺品としての意味を与えるのなら、当然そうした処理がほしかったし、それなら、やっぱ遺していくのは匂い袋のほうだろうね。でも、それをそうしてないのは、生島青年の言葉とは裏腹に、実際の真情として、匂い袋を京都で買ってきたのは、元々勢子のためではなく、綾のためだったということなんじゃないの?

(お茶屋さん)
 匂い袋より、一番大切だった辞書を勢子姉さんに置いていくことで、一番の感謝の気持ちを表したというふうに考えると、生島は綾と落ち合うから、心の友である辞書を手放せたんだと私は思うんですよね。

ヤマ(管理人)
 なるほど。だから辞書を手放せたんだと観ると、置いてきたことを感謝の気持ちというふうに見るのもアリかもしれないな~。なにせ行き場のない生島に、半端とはいえ、居場所を与えてくれたんやからね。

(お茶屋さん)
 でも、やっぱり、よく考えて作られた映画とは思えませんねぇ。

ヤマ(管理人)
 あちこち壊れているような気がするよね(笑)。でも、辻褄の合わなさとか、なんとかよりも、作り手のセンスの古さが僕には一番どうにもトホホな感じだった。
 はじめのほうで言ったように、これ、いつの時代よって感じ(苦笑)。“異界の住人”として釜ヶ崎や尼ヶ崎や元パンパンとか朝鮮人とかって記号を、ちょうど『ヘルボーイ』のラスプーチンのようにして使うセンスが古すぎ~(笑)。文学求道者観もなんか仰々しくって時代錯誤してると思わない(笑)? あの生島の才能を惜しんで献身的にパトロネージュしてきてたらしい友人とかってどぉよ(笑)。しかも追ってきて泣き入れたりするし(笑)。 映画的には、とにかく思わせぶりなシーンと演出・編集だった気がして、肌合いが合わなかったねー。だもんだから、和彫りの彫眉と機械彫りのタトゥ師が一緒の部屋で仕事するか?とか、チマチマしたとこにも突っ込み入れたりしてた(苦笑)。

(お茶屋さん)
 ヤマちゃん、えらくハズされたようで(笑)。

ヤマ(管理人)
 たぶん最初の躓きは、辞書で引いた射精の「勢いよくか」って呟きだった気がするなぁ。25~6歳のときにそんなこと思うわけないやろって(笑)、作り手が公私混同というか感情移入の仕方を間違ってると思い当たってから、何もかもが作り手の思わせぶりなり、独りよがりな思い込みに感じられ出し、どうにも乗れなくなったね~(とほ)。

(お茶屋さん)
 ちなみに、ある友達とは、生島さんに救われたね~と話したし(細かったね~とか、指が長い~とか)、別の友達は大楠道代がカッコえいとか、また別の友達はクレジットに串刺し指導ってのがあっておもしろかったとか言っていました。まあ、そういうところでも楽しまないと、といった感じでしょうか。

ヤマ(管理人)
 我々好事家のような者がそうやって楽しむ分には一向に異議なしなんだけどね(笑)。

(お茶屋さん)
 確かに罪作りな作品かもね。「やっぱり日本映画は、たいしたことない」と思われちゃ困るものね。

ヤマ(管理人)
 これこれ! これが残念なんだよね~。珍しくお客さんたくさん来てたしね~。でもってチラシやチケットに「“赤目”圧勝! 映画賞20冠超!」とかって印刷してあったろ? 普段あんまり日本映画を観に来てないような人が、この映画を観て、今の日本映画での“圧勝”レベルの作品なのかと思われちゃうのは心外の極みというか、残念至極って感じだったよ(たは)。賞を授けた連中に無責任なことするなって言いたいな~(笑)。

(お茶屋さん)
 大勢の人が見る映画に限って面白くないというのは、マーフィーの法則になかったっけ(笑)? 笑い事じゃないんだけど。

ヤマ(管理人)
 そうね。確かに日本映画に限った話じゃないし、ね。でも、普通、映画賞20冠超!とかってことにはなってないでしょ。実際、たまに映画を観に行くような知り合いから「なんで寺島しのぶはいきなりパンツ脱いで迫ったわけ?」とか僕、訊かれたよ(苦笑)。

(お茶屋さん)
 ははは。それで何と答えたの?(笑)

ヤマ(管理人)
 映画には連綿と事実描写を続けて真情を描く手法と端的な場面イメージを提起して関係性を示す手法とがあって、そういう意味では、あれは後者の方に属してて、その迫り方とかパンティの脱ぎ方に事実描写としての姿があるのではなく、綾の側の積極性とか強度、生島のたじろぎと享受みたいなことを場面イメージとして映像化するとああなるってことだと思うよって(笑)。
 「いきなりパンツ脱いで・・・」ってのは、「いきなり綾のほうから~矢鱈と積極的に接触してくるようになり、そのうち~パンツ脱いで」交わるようになっていったということを“~”で挟んだ中間部分を省略して、場面イメージとしてワンシーンで端的に示す場合もあるってことだね。

(お茶屋さん)
 ほぉ~、おみごとですね。

ヤマ(管理人)
 能書きなら、お任せあれ(笑)。

(お茶屋さん)
 私なら「う~ん、なんででしょうね~。(長嶋調)」と答えたと思う(笑)。

ヤマ(管理人)
 で、綾が生島に惹かれたのは、アマに住む人間にはない「私心なき少年性」に対してで、それは彫眉[内田裕也]の台詞にあったわけだけど、映画として観る側が自然と納得できるような感じでは描かれてなかったように思うよね、とも添えた。

(お茶屋さん)
 最後のほうでは、寺島しのぶの演技のおかげで、私は納得できましたよ。生島が自分を純粋に愛してくれたという思いを支えにして、これから苦界を生き抜いていくのだろうなと。

ヤマ(管理人)
 そうそう、そういう流れで描いてたでしょ。だからこそ、それを夢落ちにしてどぉよってことにならない(笑)?
 そやから僕は、自分があまり支持してない作品だとはいえ、これを夢落ちと解釈するのは、あまりに作品が気の毒ではないかと(笑)。しのぶさんもせっかく脱いだのに、文士崩れの青年の妄想のなかやいうのは気の毒やん(笑)。それと、僕に質問した知り合いは、どうもその場面に綾の「女の肉欲」のような描き方がされていると感じて、ちょっと違和感と不快感を覚えたみたいだったんで、まぁ補足してあげたんだよ。
 それは、さすがに作り手も心外だろうからね(笑)。


推薦テクスト:「This Side of Paradise」より
http://junk247.fc2web.com/cinemas/review/reviewa.html#akamesijuyatakisinjumisui
推薦テクスト:「eiga-fan Y's HOMEPAGE」より
http://www.k2.dion.ne.jp/~yamasita/cinemaindex/2003acinemaindex.html#anchor001010
by ヤマ(編集採録)

'04.10.26. 美術館ホール
      



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