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 ブラック企業 スパイラルに陥らないために・  経験者は語る
 〜社会人になって最初に入社した会社の是非で、貴方の一生の大部分が決まると言っていい・・ 
 現在の日本の社会では、社会人になって最初に入社した会社の良否が、あなたの一生の大部分が決まると
言っても過言ではないでしょう。 最初に勤めた会社に問題がある、いわゆる「ブラック企業」だった場合、遅かれ早かれ転職を試みなければならなくなるでしょう。
 転職をするためには一般的には、中途採用を行っている企業を探す事になります。 
 企業が中途採用をする理由は、大きく分けると次の3つのケースに分かれています。 
@「増員
 企業業績が好調の為、業務拡大を図るため、求人を行うケース 
A「欠員パターン1」
 女性の寿退社や定年退職者により欠員ができたため、人員補充として求人を行うケース 
B「欠員パターン2」
 働く環境に何らかの問題があり辞める人が続出するため、人員補充として求人を行うケース 
 @Aのケースでの求人募集で入社できた場合、あなたの身に問題が起こることは少ないと思います。 
しかしながら、バブル経済の崩壊後、事実上20年間近くも不況・デフレ経済が続いている日本では、
(地域にもよりますが)@Aの良求人に出会う可能性は極めて低いのが現状です。 
 現状の日本では、中途採用の求人のほとんどが Bのケース、いわゆる「ブラック企業」
求人募集です。 
 「今の会社がブラックすぎる」 → 「転職」 → 「転職先もブラック企業だった」→ 「転職」 →
 → 「またブラック企業」・
・・  
このような「ブラック企業スパイラル」状態に陥る可能性があるのです。 いや、このようなケースに陥ってしまうケースが多いので、事は深刻です。
 
 ● 最初の会社の重要さ・・
  学校を卒業して社会人となり働き出した時、一番初めに勤めた会社が、幸運にも 技術や教育面がしっかりしている優良会社で 順調に「キャリア」を積んでいけた場合、仮に転職をする時も実力と実績を買われ @Aの様な
良い会社に入社できる可能性が高くなり、更なるキャリアアップを積む事ができます。 
 
 しかしながら、不幸にも最初の会社が人材を育てないブラック企業だった場合、キャリア・実績を積むことができません。優良会社の中途採用求人は、実力と実績を積んだ より良い人材を求めており、志望者倍率も高いです。
よって転職の際も、@に属する優良企業に入ることができず、ほぼ確実に 再びBのブラック企業に捕まってしまうのです。 ブラック企業は優秀な人材というより、 使い捨てができる「兵隊」が欲しいのでしょう。
 
  ですから、社会人になってから 一番最初に働く会社は一生を左右するほど大事なのです。
 これから学校を卒業して就職する人は、真剣に良い会社を探してください。
 有力なコネが使えるなら、例え不本意でもコネを使い、優良企業に潜り込むべきです。
 今は、インターネットで色々な情報が手に入りますから、自分がこれから入社する会社がブラック企業でないか、
情報を集める事は重要です。このサイトも、その力に少しでもなれれば幸いです。 
 学生の方が インターネット等 で「ブラック企業」 の情報を探して いる事は十分 理解できます。
     
 
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