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2-5 病気のリスク改善
    
 
インスリン抵抗性
    肥満になり脂肪細胞が増えると、インスリンが抵抗性が増加しインスリンの効き目が低下します。
 インスリン抵抗性は生活習慣病を引き起こしていくのです。
 以前の項目で説明しましたが、食物が胃などで消化吸収され血液中にブドウ糖が増えると、これを処理する為にすい臓からインスリンが分泌されます。インスリンはブドウ糖を全身の組織に運ぶ一方、肝臓や脂肪細胞での中性脂肪の合成を促進し、その分解を抑制します。 
   ●インスリン抵抗性を起こすと・・・
    下がりずらくなった血糖値を下げるために、それまで以上のインスリンを分泌しようとします。高インスリン血症となるのです。インスリンには中性脂肪の合成を促進する働きがあるので、高インスリン血症になれば、いっそう脂肪の増加につながり、ますます太りやすい態勢が整ってしまいます。
    <インスリン抵抗性から高血圧に>
    インスリン抵抗性が強くなり高インスリン血症では、腎臓でいったん濾過されたナトリウムの再吸収を促進し、ナトリウムを貯蔵するように作用します。そうなると血液中のナトリウム濃度が高くなり、血液の濃度調整の為に水分が増えます。すると、血液の量が増え、血管壁にかかる圧力が大きくなり、さらに血管の平滑筋細胞の増殖作用も強くなるため血管壁が厚くなり
「高血圧症」になります。
   <インスリン抵抗性から脂質異常症(高コレステロール)に>
   インスリンは,、血液中の中性脂肪を分解する酵素の産生を阻害するため、血液中の中性脂肪が多くなります。さらに、インスリンは中性脂肪の合成を促進するため、インスリンの量が多くなれば、高中性脂肪血症を引き起こしやすくなります。
これはやがて 低HDLコレステロール血症(脂質異常症)になります。
   
  適切な 食事や運動で肥満を改善し、インスリンの抵抗性を減少させ、致命的な病気のリスクを減少させることは
重要な事です。
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