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中高年の・・
肥満と健康・食生活
 3-1  食事とカロリー(摂取と消費)  
   「私、太りやすい体質なの・・。」という人がいます。
 第一章でお話したように、太りやすい・肥満になりやすいのは遺伝子の影響もありますが、基本的には
食生活(摂取)です。そして運動(消費)です。肥満の人は太りやすくなる食事、油ものやお菓子が大好きなのです。
好きな物を食べるなとは言いません。食べるのを我慢するのも大きなストレスに繋がるからです。ただし、今食べている
事が、肥満に繋がるかどうか意識して食べなければなりません。そのためには、食べている食事のカロリーを常に意識する
必要があります。
 ○ 食事療法の基本 − 食事のカロリー  
   肥満解消(ダイエット)や生活習慣病予防のためにも、食事のカロリーを知ることは大切です。
● 主な食品のカロリー  
  肥満とは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回った結果、体内に脂肪が過剰に蓄積 された状態であるため、この過剰な
体脂肪を消費させることが肥満解消の要点となります。肥満は食行動全体と深く結びついているため、実践的には栄養指導だけで減食を実現することが難しい部分であります。そこで、近年では行動修正療法と平行することの重要性が唱えられています。
 また、食事療法は、後述(第4章)の運動療法と並行して行なう事が必要で、食事療法と運動療法のうち、どちらが欠けても
継続的な減量は難しくなってしまいます。マスコミ等で、運動をせずに極端な食事制限で短期間で減量が成功すると宣伝
されているケースがあります。これは2〜3ヶ月の食事制限では その期間のみ体重が減り、その後ほぼ確実にリバウンド現象が起きます。そして、食事制限だけでは体の筋肉のみが減り、脂肪が減らない状態になる場合があります。
 「サルコペニア肥満」〜無理なダイエットでリバウンドが起き、身体の筋肉量だけが低下してしまう現象
 食事療法はの基本は、摂取総エネルギー量を抑えながら、必要な栄養素を確保する事であり、運動療法を併用し、
消費エネルギーを増やしていく事であります。
 
 * コラム *
 ダイエットするには糖尿治療食は健康食
 理想のダイエット食は「低エネルギーでバランスのとれた食事」です。
 これにふさわしい食事は、「糖尿病」の食事です。糖尿病治療食というと病院食というイメージが湧きますが、それだけではありません。理想的なダイエット食であり、また、健康長寿食でもあります。
 糖尿病治療食を実践すれば、1日30品目以上のさまざまな食品を少しずつ摂取する事が出来ます。
また1日の総摂取エネルギーは1200〜1800kcalの間でセットされているので、無理なく安全に進める事ができるのです。現在の糖尿病治療食は、単にエネルギーを抑えているだけではなく、栄養のバランスや、味付けも工夫されていますので、おいしく食べられるという点では優れています。
 今後、糖尿病治療食として、宅配食やレトルト食などが多く出され、食する機会が増えるようになることを期待しています。
 
 ● 1kg= 7200Kcal
1kg減量するには、カロリーベースで約7200Kcal 調整しなければなりません。
 
     
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食事と健康
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2013年6月
食事療法
   人間の体の殆どは、食事から摂取したもので作られています。
 食事は体の健康を保つために重要な事です。