さて、この労働者派遣法は、これまでどのように変わってきたでしょうか? 雇用者と労働者の力関係だけで変わってきたと言ってよいこの法律・・・働く派遣労働者も 時の政府による改正で振り回されてきました。 |
||
平成11(1999)年までは、派遣労働ができる業種が限られていました。 特に 平成15(2003)年の改正 では製造業である メーカーへの労働者派遣が解禁 されました。 これにより、製造業の経営者側は雇用調整をしやすくなりましたが、派遣される労働者側は 危険を伴う工場勤務での教育訓練が 不十分であったり、労働災害時の責任体制の不明確さなど、多くの問題を生み今日に至ります。
|
||
●3年働いたら正社員に?? 平成16(2004)年には、 26の専門的業務は、3年間当該業務に継続して従事していた派遣労働者に対しての 雇入れ申込み義務 が 設けられました。 平成16年改正労働者派遣法(厚生労働省パンフレット) しかし、これも「3年経ったら、派遣の契約を切られる」という習慣になるだけでした。
|
||
最近では 平成24(2012)年に大きな改正が行なわれました。 | ||
→次は2012年の改正を | ||
労働環境研究所 TOP > 知っておきたい「労働法規」 > 派遣労働 > 今までの改正