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満月ロウバイ |
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学名/Meratia praecox Rehd.et Wils.var.concolor Mkino 俗名/満月蝋梅 別名/カラウメ 科属/ロウバイ科ロウバイ属 原産/中国 性状/耐寒性落葉低木 花期/1〜2月 香り成分/ボルネオール、リナロール、カンファー、ファルネゾール、シネオール… 香りイメージ/やさしい甘さとわずかに柑橘系 その他/ロウバイの中で最も香りが強い |
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ロウバイは変種が多いらしいのですが、満月ロウバイは、中国原産の素心ロウバイの変種の一つだそうです。茶花として珍重されてきたソシンロウバイの中でも、花が大きく色が鮮やかなものが選別され、満月ロウバイという名前で増殖されたそうです。満月ロウバイは、花が大きいから、強く香るのかしら? |
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「ロウバイ」のロウは、陰暦12月(臘月)のロウとも、蝋燭のロウとも言われているそうです。冬に咲く、ロウ細工のように透き通った、梅に似た花ということでしょうか。「マンゲツ」は、その字の通り、黄色い満月から。英名で「Winter sweet」。学名のギリシャ語でも「冬(早咲き)の花」。寒い季節を代表する花なのですね。ロウバイ自体は、江戸時代に中国から渡って来たので「唐梅(トウバイ・カラウメ)」とも呼ばれます。 |
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漢方薬として有用だそうです。中国や東南アジアでは、つぼみを干したものが「黄梅花」という生薬になるそうです。解熱、鎮咳、火傷に使うんだって。(でも葉と種には毒性があるらしい。)その黄色い花は、ヒヨドリの大好物で、かなり狙われます。うっかりすると見る見る花がなくなり、正月早々、さびしい気分になります。 |
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挿し木は付きにくく、タネから育てるそうです。花付きには日照の多さが必要ですが、西日は避けたほうがいいみたい。日当たりのよい所で育ててあげましょう。家は鉢植えなので、よさそうな場所に移動してあげてます。剪定は、花芽形成の夏よりも前か、花芽と葉芽の区別がつく頃がよいそうです。花の時期以外は、モサモサと葉を茂らせて、よく延びます。成長は早い方ではないでしょうか。花芽がより多く付く剪定方法を習得したいです。 |