家を建てる際、どれくらいの費用が必要になるのでしょうか。
例えば
■家族4人(夫婦+子ども2人)
■木造2階建て・在来軸組工法(延べ床面積35坪)
■土地:購入済み(更地)
という場合、建築費の参考例を下記に挙げてみます。
一般的な注文住宅を例にしています。金額は目安ですから、必ずしもこのとおりの金額にはなりません。建築場所、敷地条件、工事の時期などの諸条件によって異なります。
本体工事費
基礎工事、木工事、建具工事、電気・給排水・換気工事などが含まれます。キッチンや照明器具、造り付け家具はもちろん、建設現場にある足場やネットなどもすべて含みます。
2,150万円
地盤改良工事費
建物の強度を強くしても、地盤が軟弱であれば、やがて建物は傾いてきます。
そのような敷地の恐れある場合は、地盤改良をして、地盤強度の補強をします。
50万円
外構工事費
駐車場、玄関までのアプローチ、塀、庭の植木などの工事です。又、敷地に傾斜があったり、段差が付いていたり、擁壁が必要になるなどの場合は、費用が多くかかる傾向にあります。
100万円
浄化槽工事費
下水道設備が整っていない地域では、合併浄化槽の設置が必要です。トイレやお風呂、キッチンなどで使われた水を浄化して、側溝に排水する為の設備です。市町村によっては補助金が交付される場合がありますのでご確認ください。
50万円
上水引込工事費
道路の下に埋設されている水道本管から分岐して、敷地内に水道管を引き込む工事です。
市町村によって金額が異なります。
30万円
地盤調査費
敷地の地盤構成とおおよその強度及び土のサンプリングなどを行ないます。方法としてはボーリング調査、サウンデイング調査などがあります。地盤改良をする際の判断材料にします。
15万円
水道利用加入金
今までに水道を引いてなかった敷地で、新たに水道メーターを取り付ける際、市町村に支払います。
15万円
空調工事費
エアコンを設置する場合や今使用しているエアコンを移設する場合に必要となります。或いは、一旦暮らしてみて、必要になってから購入設置する場合の準備にも対応します。
費用はエアコンの機能、能力、台数によって変わります。
30万円
カーテン工事費
カーテン・カーテンレール、ロールブラインドなど種類も素材も柄も豊富で、金額も様々です。
35万円
124万円
2,599万円
工事請負契約印紙代
施工会社と工事請負契約をする際に必要です。
1.5万円
住宅瑕疵担保保険料
平成21年10月より新築住宅を建てる際に国より義務づけられた保険です。
9万円
祝祭費用
地鎮祭(地祭り)のお礼や、近隣挨拶の時の粗品、上棟式(建て前)でのご祝儀などです。
15万円
登記費用
完成後保存登記する必要があります。司法書士さんにお願いする費用や登録免許税、不動産取得税などです。
20万円
引越費用
引越し会社によって金額もサービスもさまざまです。年度末は割高ですね・・・。
10万円
55.5万円
3万円
2万円
ローン保証料
連帯保証人を立てる代わりに保険会社に連帯保証をしてもらう場合、保険会社に支払います。
50万円
団体信用生命保険料
借主の返済が不可能になった場合、残された債務を一括返済してくれる保険です。加入した場合に必要ですが、ほとんどの民間金融機関の場合は、金利に含まれています。
0万円
火災保険料
保険会社に支払います。金融機関によっては任意のところもあります。又、加入内容に応じて料金は変わります。
30万円
地震保険料
保険会社に支払いますが、加入は任意です。
5万円
抵当権設定登記費用
融資を受ける金融機関に、抵当権を示すために必要です。登録免許税のほかに司法書士への報酬が必要です。
6万円
96万円
238万円
構造設計料
鉄骨造、鉄筋コンクリート造、混構造等の場合は、構造計算により構造の安全性確認を行ないます。別途構造設計料が必要になります。
0万円
確認申請手数料
審査機関にて、建築確認申請の手続きを行なう際の手数料です。手続き内容と床面積に応じて異なります。
9万円
その他申請手数料
フラット35申請、農地転用、宅地造成申請など、建築確認申請以外でも手数料が必要になります。
0万円
交通費
遠方の場合は別途交通費を請求させていただく場合があります。
0万円
247万円
2,599万円
55.5万円
96万円
247万円
総工事費=建築工事費+諸費用(建築工事費の15〜20%が目安です)