検定問題例(巻の初 千代松編)

平成20年8月17日(日曜日)、午後1時より開催する第1回千代松編の問題例です。

知られざる黄門様の人となり うそか!まことか?

4才のとき、水戸城下三木之次の屋敷で、身分の低い家来の子供として育ったが、通りかかった修験僧に、この子はふつうの子ではないと見抜かれた。

12才の夏、父頼房公は、飢餓で死人が流れる浅草川を泳がせ、みごと泳ぎ切ったのでうれしかったが、ごほうびなどは与えなかった。

態度の悪いことはこの上なかった。腰の刀は突っ込み差し、歩き方は大きく手を振って殿中を歩き、礼をする時は、「町人の不良者」と少しも変わりはなかった。

参勤交代制によって、水戸への御国入りは、30年間で11回でその回数は、父頼房公と同じである。

「大日本史」の資料探しに出かけた佐々介三郎と安積淡泊は、日本各地で、「水戸のお殿様の御用」と歓迎を受けた。

水戸に戻っての就藩寛文3年、36才の時、初めての事業は、調査を家臣平賀勘衛門、工事を永田茂衛門にさせた笠原水道の工事だった。

碁の相手で親しくなった百姓が刀を差すことを願い出たので、許したが、奉行所では、許されなかったと言ってきた。そこで、ならぬことは、わしとてもならぬことなり。