あなたの知らない美唄ツアー2020




2020年10月18日、美唄炭鉱跡を巡る、
探索ガイドツアーを開催。
約5か所を探検する。 全体図

事前にSNSで募集、参加表明されたのは男女計10名。
市街地に朝8:00集合。
初参加の方も多く、注意事項や段取り等簡単なミーティングのあと早速出発。 集合


各自家用車で少し移動後、山中を歩く。
トレッキングシューズの方が多く、
全員ハイキング程度の装備での参加だ。 渡渉


そして現れたのは火薬庫の廃墟。
森に眠る煉瓦の遺構だ。
今回は藪が激しく火薬庫の屋根が辛うじて見える。 火薬庫

到達した二連坑口「奥沢通洞」
流れ出る温泉水の温度を測定、17.2℃ー冷泉だった。
昭和37年の「スクラップ&ビルド政策」に起因する、
密閉、そして閉山に伴う補助金等についてお話しする。 奥沢通洞

移動中に河床を渡る。
付近には錆びたレールが残る。
全員水没することなく川を渡る。 渡渉


そして朽ち果てた変電所遺構に到達。
変電所の三つの機能や三相の碍子について説明を行う。
一旦全員で散策する。 変電所

変電所遺構内部の破壊された壁、
高価なトランス等の搬出のための意図的な破壊を解説する。
昭和モダンな窓の意匠などに注目の方もいる。 トランス


写真撮影のための自由時間を設ける。
各自で探索を行う。
遺構自体、残留部物、ツタの絡むコンクリートと興味の対象がそれぞれだ。 自由探索


変電所内部の一角には
表紙の無い朽ちた雑誌が・・・。
コンクリート鍾乳石にも興味津々だ。 変電所



快晴の中、林道を歩き移動。
炭鉱の工程に沿って、
別の遺構へ向かう。 移動



ここは結構な斜面だが、全員で注意して下る。
いよいよ付近で最も巨大な遺構、
運用大幹線だ。 斜面




圧巻の巨大廃墟。
みなさん写真撮影に余念がない。
各自、自由に散策する。 積込ビン


少し険しいルートも通る。
脱落者なくみなさん安全に通過する。
内部まで深く踏み込むのが本ツアーの目的だ。 ホッパー





移動後、全員連なって山中を歩く。
昭和8年以降の施設、三井美唄炭鉱跡施設を目指す。
藪の向こうの遺構に到達。 廃道


巨大な遺構内部に進む。
いきなりの異空間に驚きの参加者もいらっしゃるようだ。
山中に忽然と残る廃祉に全員で分け入る。 ホッパー


ズリや選炭についてガイドした後、
危険個所に注意しながら、
各自、自由探索時間を設けた。 選炭施設


そしていよいよ謎の隧道跡へ案内。
ここは短い隧道ながら、
藪に阻まれてwww上の紹介も少ないポイントだ。 隧道跡



明暗の激しい隧道で、
どのように写真を撮るか、
参加者同士で会話も弾む。 隧道


昼食後、今回一番の難路を超え、
謎の隧道を目指す。
照明無しでは闇の廃トンネルを進む。 隧道


内部では貝の化石が帯状に堆積する。
支保工の木材は腐りきっている。
非日常の隧道探検だ。 化石


快晴の中、「沼東小学校」の探索だ。
再訪の参加者もいらっしゃるが、
大勢での探索はまた新鮮だ。 散策


昭和49年廃校の小学校跡の散策だ。
かつては29学級、
1,500名の在籍があった。 沼東小学校


周辺に残る廃車にも興味は尽きない。
後に古い衛星写真を確認された方もいるようだ。
再び移動する。 レガシィ


ヤマを下り、炭鉱記念館で過去の資料を見る。
今訪れた場所を当時の写真と見比べる。
ジオラマや鉱区図も皆さん見入っている。 竪抗


最上流に位置する坑口の廃墟に到達。
半水没した二連坑口だ。
かなりの山中である。 坑口


公園として整備された立坑跡に到着。
エレベーターのような機能、スピード、吸気排気等について説明する。
そろそろ終盤戦だ。 立坑

かつての積込ビンに近づく。
巨大な蜂の巣がある。
皆さんまだまだ疲労の色なく、写真撮影を行う。 積込ビン

こちらも廃線の美唄鉄道東明駅跡だ。
保存された蒸気機関車に乗り込む参加者。
笑い声の絶えない、スムーズな探索であった。 東明駅

参加の皆様、お疲れ様でした。
また、大変ありがとうございました。










参加者
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