柴山鉱山跡  探検: 北の細道 柴山鉱山

柴山鉱山で白鹿権現に参る




北海道北見市(常呂町)

   当時の金属マンガン鉱の鉱石は坑外に搬出されたのち、極めて簡単に手選されることが多かった。
粉鉱の混入が激しい時や泥・粘土等で汚れているときは、 「ジガー」淘汰器=人工の斜面で鉱石を転がせて選別
淘汰器
淘汰器(東邦福島鉱山)
にて転石して選別したり、水洗により泥・粘土等が取り除かれる。
品位の上下は重液に鉱石を沈ませて、その浮き沈みで比重選鉱する。
マンガン40%以上、35〜40%、35%以下と上・中・下と三段階に選別するのが一般的だ。

柴山鉱山という名称は正直、定かではない。
文献によると、 常呂管内 のマンガン鉱床の一部に柴山鉱床と言うのがある。
早くから稼行されていたものの、昭和38年(1963)には鉱況が悪くなり休山した。
第二次大戦時(1939〜1945)までの生産実績は少なく、
昭和6年(1931)〜21年(1946)までは粗鉱量2,000tに留まったが、
戦後活況を取り戻し、出鉱量の総計は30,800tとなった。


前述のとおり、鉱山名さえも決定打に欠ける山中の小鉱山。
資料からの推論が遺構に結び付けば良いが、
今回は結界に到達したかのような、不思議な光景を目の当たりにする。





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( ̄u ̄;)廃道





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