常呂鉱山跡 ズリ山 探検: 北の細道 常呂鉱山

常呂鉱山でズリ山を歩く




北海道常呂町

  常呂町は開拓の初期から各種鉱物の存在が予想されていたが、
昭和15年前後には鉄鋼類の急激な需要増加に伴い、
これまで低品位のため採算に乗らなかった満俺鉄鋼(鉄マンガン)も、着目されることとなる。

山元から常呂駅まで鉱石運搬用軌道の敷設、電化により
採鉱された鉱石は室蘭へ鉱送されることとなる。
常呂鉱山は昭和18年に操業を開始し、
その鉱床は含マンガン赤鉄鋼でマンガン10%、鉄分40%前後の品位であった。

戦時下は増産体制となったものの、
昭和22年までの操業で従業員390名を擁し、
一時は国力鉱山をも凌ぐ勢いであった
運送コストの問題で採算に影響があり、
組合員48名による閉山反対スト行われ、労使紛争まで発展したが5月5日に閉山を迎える。

今回は露天掘りの山中を探索する。
大きな遺構には巡り会えないかもしれないが、
その栄枯を少しでも感じたいと思う。




ズリ山・手押し軌道・露天掘り・・・


満俺鉄
( ̄u ̄;)満俺鉄



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