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良寛の古道

 
良寛古道
 
良寛古道
新潟県出雲崎町
西照坊 のある中山集落から海岸へ抜ける「良寛の古道」と呼ばれる山道は、中部北陸自然歩道の一部となっている。登山道のような細くて急な坂が続くが、尾根に達すると、視界が開け日本海が一望できる。山を下ると小学校跡地の脇に出る。 この道は良寛が西照坊から橘屋の様子を見に伺うときに通ったといわれる山道です。道の途中には橘屋と出雲崎の権力争いをした敦賀屋の墓跡がある。また現在あずま屋の建っているところは、かつては薬師堂が建っており、良寛も道中ここで脚を休めたといわれている。
良寛堂は良寛の生家橘屋の屋敷跡に良寛の遺徳を顕彰し良寛を偲ぶために、大正11年(1922)9月竣功した。堂内には良寛が常に持ち歩いたという石地蔵をはめ込んだ多宝塔に「いにしえにかわらぬものはありそみとみかひにみゆるさどのしまなり」の良寛自筆の歌が刻まれており、境内裏には良寛の母の国佐渡ヶ島を見つめるように座っている良寛像がある。
西照坊 は安永年間に妙喜尼が開基した小堂であると伝えられている。寛政7年(1796)に帰国した良寛さんは生家が争いの渦中にあると知るとここに仮住まいをして現在の良寛の古道を通り、見守ったと言われている。

良寛と夕日の丘公園
 
良寛堂
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