岐阜県関ケ原町
この道は中山道の旧道で美濃(岐阜県)と近江(滋賀県)の国境(県境)の近くにあり近江側には「寝物語の里」の碑がある。そして美濃側に少し行くと
「野ざらし芭蕉道 歳くれぬ 笠着て草鞋 はきながら はせを」 の碑と
「おくのほそ道 芭蕉道」 の碑と おくのほそ道の解説碑がある。
『野ざらし紀行』は、江戸時代中期の俳諧師松尾芭蕉の紀行文。1684年(貞享元年)秋の8月から翌年4月にかけて、芭蕉が門人の千里とともに出身地でもある伊賀上野への旅を記した俳諧紀行文である。芭蕉は近江路から美濃に至る時にこの前を通っている。
おくのほそ道は、芭蕉が崇拝する西行の500回忌にあたる1689年(元禄2年)に、門人の河合曾良を伴って江戸を発ち、奥州、北陸道を巡った旅行記である。全行程約600里(2400Km)、日数約150日間で東北・北陸を巡って大垣に至っている。敦賀から大垣へ向かう時この前を通過している。
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