北四線〜羊蹄に魅せられて・・・
 
  9163(9263)レ 倶知安〜小沢

 羊蹄山。この秀麗な山は、もともとはアイヌ語で「マッカリヌプリ」とか「マツネシリ」と呼ばれていたそうで、「マツネシリ」は「女山」という意味だそうな。(「男山」を意味する「ピンネシリ」はすぐ南側にある尻別岳を指す)
 じゃあ「羊蹄山=ようていさん」という名称はどこからきたのかというと、何と古くは日本書紀にこの山の記載があり「後方羊蹄山=しりべつやま」と呼ばれていたそうな。なんで「後方羊蹄」と書いて「しりべつ」と読ませるのか私の理解を超えていますが・・・。(^^;
 そもそも「尻別岳」というのは別にあるわけで・・・たぶん明治になってから山の名称を一本化するときに混乱したか間違ったか・・・そこで「まぎらわしい」というので「後方羊蹄山」から「後方」が落っこちてただの「羊蹄山=ようていさん」になってしまったのではないかと。(^^;
 まあこればっかりは想像の域を出ませんが。(^^ゞ
 運行年度を重ねるごとに、北四線踏切の鉄ちゃんの数は増えていき、ベストポジションを確保するのは至難のワザになってきました。そうは言っても9162の撮影ギセイにしてまで早くから場所取りするような根性は私にはなく・・・。(^^;
 そこで、運行3年目あたりから、北四線の踏切メインポイントとは別の場所からの羊蹄アングルを探すようになりました。もっとも地勢上、そのほとんどは俯瞰気味の撮影ポイントになってしまいましたが・・・。北四線を中心に北・北東・西・・・それぞれに私たちは勝手な愛称をつけて呼んでいました。
高四線
 北四線踏切の背後に小高い丘があって、ここから北四線の人だかりの頭越しに羊蹄とC62を撮ることができました。ついた愛称が「高四線」(^^;
 ただ、羊蹄はドカ〜ンと大きく写るんですが、C62は豆粒になっちゃうんですよね。
 (↓1991年5月 倶知安〜小沢)

倶知安〜小沢 9163レ

 その「高四線」から見た北四線踏切。すごい人だかりがわかるでしょうか。この日は雲が手前にかからずきれいに山が見えてたからメインポイントで撮られた方はたぶん快哉を叫んだのではないでしょうか。手前の道にズラリと並んでいるのは全部鉄ちゃんグルマです。(^^;
 (↓1991年5月 倶知安〜小沢)

倶知安〜小沢 9163レ

 その「高四線」からの見返りアングル。背後の白樺林がいい感じでしたね。
 (↓1991年5月 倶知安〜小沢)

倶知安〜小沢 9163レ

ウラ四線
 北四線踏切のポイントとは線路を挟んで反対側の丘の上から撮る場所。ウラ側から撮るから「ウラ四線」というワケで・・・。(^^;
 ところがこちら側から撮ると編成のサイドに光が当たらないために、列車全体が黒くツブれてしまって・・・そこに持ってきてC62が思い切り黒い煙を吐くものだから、なんだかワケわからん状態に・・・。(^^;
 それにしても、この1991年のGWは羊蹄の当たり年でしたね。確か4日間連続で山がきれいに見えたんじゃなかったかな?
 (↓1991年5月 倶知安〜小沢 9163レ)

倶知安〜小沢 9163レ