比羅夫 9163(9263)レ ニセコ〜比羅夫
ニセコを発車した下り「C62ニセコ」はいきなり倶知安までの長い上り坂にかかります。倶知安峠や稲穂峠のような険しい峠路というわけではありませんが、12〜16‰の勾配がダラダラと長く続く場所でC62にとってはいきなりエネルギーの消耗を強いられることになります。
比羅夫駅からニセコ寄りに戻った場所にいくつか撮影ポイントが散在していますが、ここは西側の林が一面に伐採された場所で、珍しくC62のサイド編成が撮れる場所でした。ただ、ここを駆けてくるC62は速かったですね。12‰程度の勾配はあまり意に介していないようで。(^^;
(↓1991年9月 ニセコ〜比羅夫)
このあたりは尻別川が線路につかず離れずの形で寄り添い、何度か汽車は川を渡ります。その川の対岸の高台からやや後追い気味に撮る場所がありました。本来ここは背後に羊蹄山の大きな姿が望める場所なんですが、この日は運悪く中腹より上を雲で隠されてしまい、仕方なく画角を狭く取って・・・ところが、ここはあちこちにブッシュが出ていて列車を隠すんですよね。あまり引いて撮るには向いていない場所でした。
(↓1993年10月 ニセコ〜比羅夫)
ご存知「ごみ捨て場俯瞰」。ここを最初に知ったのは、確か武田旅館でNORTH DRAFTさんの写真を見て、場所を教えてもらって行ったんだったかな。それ以来、何度も足を運びましたね。山線ではこういう正面気味に直線を望む俯瞰ポイントはさして多くないだけに、初めて行ったときは新鮮な感じを受けましたね。
(↓1992年10月 ニセコ〜比羅夫)
比羅夫の駅からニセコ寄りにちょっと歩いた場所にあったSカーブ。(ここも逆Sですが・・・)お手軽ポイントな割にはいい絵が撮れる場所でした。(^^)v
この時も汽車が来る直前になって「乾燥剤」が降ったんだよなあ・・・。
(↓1991年5月 ニセコ〜比羅夫)
列車は比羅夫を通過すると大曲トンネルをくぐり、やがて線路の右側には尻別川が寄り添ってきます。この川、けっこう川幅が広く、途中には水門が設けられていました。その水門管理所がある対岸から見ると、倶知安に向けてスパートをかけるC62の向こうに、ニセコ連峰の山並みを望むことができました。はるか上のほうにはスキー場のリフトのようなものが見えていましたが・・・。
(↓1993年5月 比羅夫〜倶知安)