量子と量子技術

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4月18日は「発明の日」です。

現在の特許法にあたる「専売特許条例」が1885年4月18日に公布されたことに由来します。

これに因み、毎年、4月18日を含む月曜日から日曜日までの1週間は「科学技術週間」とされ、

科学技術についての理解と関心を深めるために、

全国の科学館・博物館などの施設では、科学技術に関するイベントが実施されます。

(今年の「科学技術週間」は、4月14日〜4月20日)



この科学技術週間に合わせ、文部科学省は、毎年、

科学の知識を親しみやすく示したポスター「一家に一枚」を制作・配布しており、

科学館や博物館に行けば、もらうことができます。

2025年のテーマは「量子と量子技術」です。 (昨年のテーマは「数理」でした。)



今年は「2025年」であり、100年前は「1925年」でした。

「1925年」と言えば、量子力学が完成した年です。

ドイツの物理学者ベルナー・ハイゼンベルク(1901−1976)が「行列力学」を発表しました。

翌年(1926年)には、オーストリアの物理学者エルビン・シュレーディンガーが、

量子力学の基礎方程式である「シュレーディンガー方程式」を発表しています。



それから100年経った現在、「量子」が様々な技術に利用されています。

現代の科学技術を理解するには、量子力学の理解が前提になっているせいでしょうか、

高校物理にも、最後の章で「量子」に関する内容が登場しています。

「エネルギー値が、連続的ではなく、飛び飛びの値になる。」・・・などの内容を

単なる知識の詰め込みで終わらせたのでは、その後に、それ以上の発展を望めません。

実際にそうなることを確認し、どのような状況だったら、そうなるのか理解することで、次へつながります。



実際にそうなることを確認するのに、数学を駆使します。

高校数学の“メインディッシュ”である「微分積分」は、1変数関数を対象としており、

これをベースに、大学数学では、2変数以上の関数を対象とした微分積分を学びます。

量子力学の基礎方程式である「シュレーディンガー方程式」は、4つの変数を含む微分方程式であり、

4変数を同時に扱うのではなく、1つずつ分離して別個に扱うことで、

高校で学ぶ「常微分方程式」に落し込むことができます。



シュレーディンガー方程式を解くことで得られるのは、“波”としての性質をもつ電子の波動関数です。

高校物理では、波を表す式をグラフ化すると、正弦曲線になっていますが、なぜ「正弦曲線」なのでしょうか?

放物線の頂点付近を複数個つなぎ合わせた曲線にならないのは、なぜなのでしょうか? 一緒に学びましょう!


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