縦波と横波の速さ
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地震が発生すると、震源から四方八方へと地震波が伝わっていきます。 各地に設置された地震計(震度計)が、その地震波を観測し、下図のようなグラフを描きます。 ![]() 大阪府内には、気象庁が設置した震度計が8地点ある他、 大阪府が設置した震度計が73地点と、防災科学技術研究所が設置した震度計が8地点あるようです。 地震を体感した人は、 しばしば「最初はドンと突き上げるように、後からグラグラとした揺れが来た。」と言います。 最初に来る揺れは「P波( Primary wave )」と呼ばれます。 “ドンと突き上げる”ように感じるのは、地震波の進行方向と同じ方向に振動しているからで、 「縦波」と呼ばれています。 P波の次にやってくるのが「S波( Secondary wave )」と呼ばれるものです。 “グラグラとした揺れ”を感じるのは、地震波の進行方向に対して垂直な方向に振動しているからで、 「横波」と呼ばれています。 学校では、「縦波の方が横波よりも速く伝わる。」と教わりますが、単なる知識として終わります。 本当にそうなのか確かめることはしません。 ・・・というわけで、本当にそうなのか、当塾で、真面目に考えてみましょう! 大学数学で学ぶ「ベクトル解析」を駆使します。 少し難しいかも知れませんが、頑張って学んでいきましょう! |
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