新教科「情報T」の付録

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【新教科「情報T」】


「大学入試センター試験」が「大学入学共通テスト」と名称を改めて、

いくつかの科目で出題形式に変化が見られるようになり、

出題傾向は判明しつつも、難易度が落ち着かず、まだまだ日本全国が振り回されている、ここ数年間。

そんな中、(どさくさに紛れる形で、)新教科「情報T」が2022年4月にスタートしました。



内容(単元)は、以下の4つに大別できます。

@情報社会の問題解決

Aコミュニケーションと情報デザイン

Bコンピュータとプログラミング

C情報通信ネットワークとデータの活用



2025年度(令和7年度)の大学入学共通テストから出題科目になるので、

今まで、コンピュータやインターネットに関して、

「そんな専門用語は知らない。」「そんな法律は知らない。」で済まされてきたことが、

これからは、そういうわけにはいかない・・・ということでしょうか。



【塾でのオリジナル授業】


学校で学ぶ「情報T」の内容には、

「インターネット」「LAN」「TCP/IP」・・・といった、情報通信ネットワークに関する用語や、

「著作権」「特許」「肖像権」・・・といった、情報社会に関する法規なども含まれますが、

意外に手薄なのが、情報技術に関する理論です。



教科「社会」の科目として2022年3月まで存在した「現代社会」は、

2022年4月から、科目名を「公共」と改めましたが、その際、

「現代社会」の単元の1つであった「私たちの生きる社会」に含まれていた“情報に関する内容”が引き抜かれ、

そこに、教科「数学」の科目である「数学T」の単元「データの分析」の内容と、

「数学A」の単元「整数の性質」の内容を加えて、1つにしたのが「情報T」・・・という感じ。



科目間、あるいは、教科間の融合をしている点は、良いことだと思います。

しかし、せっかく、独立した教科「情報」とするのであれば、

単に抱き合わせただけでなく、もう少し、情報技術に関する専門性があっても良いのでは・・・と思います。

数学で学ぶことを色々と応用できる、せっかくのチャンスなのに、勿体ない!



ここで、“ボヤキ”だけしてても仕方ありません。

「ないなら、自ら立ち上げよう!」ということで、当塾では、

教科「情報T」で、単に知識(用語)として取り上げられているだけの情報技術について、

その具体的な中身(仕組み)を、もう少し掘り下げていきたいと思います。

具体的な授業内容はこちらを御覧ください。



大学入試を突破するだけなら、単に知識の詰め込みで良いのかも知れませんが、

大学入学後は、それらについてしっかり理解している者と見なされることでしょう。

また、「情報」が教科として導入される以前に大学入試を終えられた方でも、安泰ではありません。

専門家だけの知識として留めておくのではなく、一般の高校生にまで、その裾野を広げているということは、

それが世の中のスタンダード(一般常識)になるということでしょうから、

就職活動時においても、就職してからも、すなわち、現役大学生や社会人の方にとっても、

知っておいた方が有利ということになるのかも知れません。


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