「かがやき」の1編成
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2019年10月の台風19号は、「令和元年東日本台風」という名前がつくほど、 日本列島に大きな被害をもたらしました。 北陸新幹線では、JR東日本が所有するE7系新幹線8編成96車両と、 JR西日本が所有するW7系新幹線2編成24車両が水没し、全車両とも廃車となりました。 新しく車両を造るとなると、1車両あたり3億円ほどかかるようです。 1編成12車両なので、3×12=36億円です。 ![]() 鉄道会社も民営なので、頑張って売上げ、投資した分を回収していかねば、経営が続きません。 E7系やW7系は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」などの名前で運用されていますが、 例えば、1編成が走ると、いくらぐらいの売上げになるのでしょうか? 金沢から東京まで、大人1人あたり、運賃7340円と特急料金6260円を合わせて13600円です。 指定席ならプラス520円で、13600+520=14120円、 グリーン席ならプラス5150円で、13600+5150=18750円、 グランクラスならプラス13370円で、13600+13370=26970円となります。 1編成の定員は、普通車853人、グリーン車63人、グランクラス18人で、 「かがやき」なら普通車に自由席はなく、すべて指定席なので、もし乗車率100%なら、 14120×853+18750×63+26970×18=1371万1070円となります。 1日に上下各10本運転するので、1日では13711070×20=2億7422万1400円です。 常に乗車率100%という状態はないでしょうが、平均乗車率を50%としてみても、 274221400÷2=1億3711万700円です。 うわぁ〜、「億」という単位が出てきました。 日常生活ではなかなか出てこないけれど、こういう計算するときには出てくるんですね。 小学4年生で、大きな数の単位として「億」と「兆」を知ります。 |
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