RSA暗号
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AさんがBさんに情報の送付を依頼するとき、 情報を保管する金庫と、その金庫を閉めた鍵の両方を送ってもらうというのが従来の方法であり、 これら2つともをCさんに盗まれると、金庫の中身(情報)が知られてしまいます。 Bさんが金庫を閉める鍵と、Aさんが金庫を開ける鍵が別々のものであったら、 そもそも、Aさんは金庫を開けるための鍵を盗まれる心配がないので、 金庫の中身を知られることはない・・・というのが「RSA暗号」の発想です。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 各項目がマスターできているか、自分では分からない・・・という方も御安心を! こちらで診断(テスト)していき、まだ理解できていない項目は補強します。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 先取りしたい方は、その学年に到達する前に学べば良いでしょう。 【情報の暗号化】 (01)暗号(高1)・・・第三者が見ても、意味が分からない情報です。 (02)暗号化(高1)・・・安全性を高めるために、送信する情報を暗号にする技術です。 (03)平文(高1)・・・元の文(情報)です。 (04)暗号文(高1)・・・平文から暗号化した文です。 (05)復号(高1)・・・暗号文から平文に戻すことです。 (06)鍵(高1)・・・暗号化や復号の時に用いる一定の決まりです。 (07)共通鍵暗号(高1)・・・暗号化と復号で、同じ1つの鍵(共通鍵)を用います。 (08)公開鍵暗号(高1)・・・暗号化と復号で、鍵が異なります。 (09)RSA暗号・・・公開鍵暗号の1つで、大きな数の素因数分解が困難なことを利用した暗号です。 (10)ロナルド・リベスト(1947〜現在)・・・1977年にRSA暗号を発明した1人です。 (11)アディ・シャミア(1952〜現在)・・・1977年にRSA暗号を発明した1人です。 (12)レオナルド・エーデルマン(1945〜現在)・・・1977年にRSA暗号を発明した1人です。 【RSA暗号】・・・以下の内容を学んで、RSA暗号を理解しましょう! (13)合同式・・・合同の記号「≡」を使いますが、“図形の合同”とは違いますよ〜♪ (14)ユークリッド・・・古代ギリシャの数学者。 「ユークリッド幾何学」で有名です。 (15)ユークリッドの互除法(高1)・・・大きい数どうしが互いに素であることを調べるのに使います。 (16)レオンハルト・オイラー・・・スイスの数学者。 失明しても、なお、研究を続けるド根性! (17)オイラー関数・・・「オイラーの定理」に登場する関数φ(n)です。 (18)オイラーの定理・・・「フェルマーの小定理」を一般化したものです。 (19)ピエール・ド・フェルマー・・・フランスの数学者。 「フェルマーの大定理&小定理」で有名です。 (20)フェルマーの小定理・・・自然数nに対して、n2−nは、2の倍数である。 「新教科「情報T」の付録」の一覧へ |
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