オートファジー

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理論的には、1個の受精卵から約1000兆個の細胞になるはずなのに、

実際には、ヒトの細胞は全部で約60兆個です。

この差は、どうして生じるのでしょうか?



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

各項目がマスターできているか、自分では分からない・・・という方も御安心を!

こちらで診断(テスト)していき、まだ理解できていない項目は補強します。



【細胞分裂】


(01)
サハリアス・ヤンセン・・・1590年に顕微鏡を発明したオランダの眼鏡職人です。

(02)
ロバート・フック・・・1665年に顕微鏡で細胞(コルク)を観察したイギリスの博物学者です。

(03)
アントニ・レーフェンフック・・・1719年に描写した細胞核は、現存する中で最古のものです。

(04)
ロバート・ブラウン・・・1831年に細胞核を再発見したイギリスの植物学者です。

(05)
細胞説(高2)・・・あらゆる生物は細胞から成り立っている、とする説です。

(06)
マティアス・シュライデン・・・1838年に植物について細胞説を提唱したドイツの植物学者です。

(07)
テオドール・シュワン・・・1839年に動物について細胞説を提唱したドイツの動物学者です。

(08)
ルドルフ・フィルヒョー・・・1855年に、細胞は分裂して増える、と考えたドイツの生物学者です。



【プログラム細胞死】・・・ヒトにも、一旦、ヒレは生じるのですが、生まれてくるときは、ありません。


(09)
レナード・ヘイフリック・・・1962年に「ヘイフリック限界」を発見したアメリカの医学者です。

(10)
ヘイフリック限界・・・細胞の分裂回数の限界のこと。 ヒト細胞では50です。

(11)
50・・・1000兆ほどです。 どのようにして計算したのでしょうか?

(12)
実際には・・・成人の細胞数は60兆ほどであり、1000兆もありません。

(13)
プログラム細胞死・・・大きく分けて「T型」「U型」「V型」があります。

(14)
T型・・・アポトーシスによるプログラム細胞死です。

(15)
U型・・・オートファジーを用いたプログラム細胞死です。

(16)
V型・・・ネクロトーシスによるプログラム細胞死です。



【オートファジー】・・・2016年、大隅良典氏がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。


(17)
クリスチャン・デューブ・・・細胞小器官の1つであるリソソームを発見したイギリスの生物学者です。

(18)
オートファジー・・・細胞が自身のタンパク質を、小胞としてリソソームと融合させて分解する現象。

(19)
大隅良典・・・オートファジーの仕組みを解明し、2016年にノーベル賞を受賞しました。

(20)
プログラム細胞死・・・細胞が、自らのタンパク質を分解することにより、細胞死に至ります。

(21)
栄養飢餓・・・アミノ酸の供給が断たれた個体は、生命維持のために、オートファジーを作動させます。

(22)
感染防御・・・貪食細胞をかわすリステリア菌に対しては、オートファジーで対処します。



(※)なぜ、ヘイフリック限界が50なのでしょうか?

   ・・・「DNAの複製」について学びましょう! → こちら



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