平年値

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「平年値」とは、気温などの気候要素を、30年間分平均したものです。

(※)「平均」は、小学5年生の算数で学びます。



1981年から2010年まで30年間の平均値を「平年値」にしたものを「2010年統計」と言います。

2011年に作成し、2011年から2020年までの10年間使用しました。

現在使われているのは「2020年統計」と呼ばれるもので、

1991年から2020年まで30年間の平均値を「平年値」としています。

2021年5月19日から運用開始で、2030年まで使われます。



「平年より低い」「平年並み」「平年より高い」の使い分けですが、

30年間の値を、小さい方から3分の1ずつに分けておき、

下3分の1に含まれる場合を「平年より低い」、中3分の1に含まれるのを「平年並み」、

そして、上3分の1に含まれる場合を「平年より高い」と表現しています。



ここで、素朴な疑問です。

例えば、1月1日の気温の平年値は、

1991年から2020年の30年間にわたる1月1日の気温30個分の値を平均したものですが、

各年の1月1日の気温は、どのようにして決めているのでしょうか?

1日の中でも、気温は刻々と変化するものであり、一定ではありません。

何らかの方法を用いて、その日の気温の代表値を決める必要があると思うのですが・・・。



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