式と曲線
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高校数学の「数学C」で学ぶ「式と曲線」は、「円錐曲線」とも呼ばれます。 古代ギリシャの数学者アポロニウスは、「円錐曲線論」の中で、 1つの円錐を、切断面の角度を変えて切断することによって、4通りの曲線が得られることを示しました。 円錐を、母線に平行な平面で切ったときに現れる曲線 → 放物線 円錐を、母線に平行な角度よりも深い角度で切ったときに現れる曲線 → 双曲線 円錐を、母線に平行な角度よりも浅い角度で切ったときに現れる曲線 → 楕円 円錐を、底面に平行な平面で切ったときに現れる曲線 → 円 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【円錐曲線】 (01)楕円(高3)・・・“細長い円”という意味です。 (02)楕円の性質(高3)・・・アポロニウスは“2定点からの距離の和が一定である”ことに気付きました。 (03)双曲線(高3)・・・「2重円錐」を導入することで、曲線が対になって現れました。 (04)2重円錐・・・円錐の定義を解釈し直すことで、描かれる空間図形です。 (05)双曲線の性質(高3)・・・“2定点からの距離の差が一定である”ことにも気付きました。 (06)放物線(高3)・・・名前の由来は、この曲線が「2次関数のグラフ」と一致するからです。 【離心率】 (07)パップス・・・古代ローマの数学者です。 「離心率」により、円錐曲線を分類しました。 (08)離心率(高3)・・・(定点からの距離)と(定直線からの距離)の比です。 「e」で表します。 (09)焦点(高3)・・・「離心率」における“定点”のことです。 (10)準線(高3)・・・「離心率」における“定直線”のことです。 (11)e=0(高3)・・・「円」になります。 (12)0<e<1(高3)・・・「楕円」になります。 (13)e=1(高3)・・・「放物線」になります。 (14)1<e(高3)・・・「双曲線」になります。 【媒介変数表示】 (15)媒介変数表示(高3)・・・xとyの関係式で直接表しにくいときは、別の文字でxとyをつなぎます。 (16)サイクロイド(高3)・・・自転車が進むとき、反射板が描く奇跡です。 【極座標】 (17)直交座標(中1)・・・京都市内の住所のように、点の位置を「たて」と「よこ」で表現。 (18)極座標(高3)・・・パリ市内の住所のように、点の位置を「向き」と「中心からの距離」で表現。 「図形3要素」に戻る |
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