ALCパネル
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近年、従来のコンクリートに比べて、強度はやや劣るものの、それでも住宅などを建てるには十分な強度があり、 従来のものより非常に軽く、おまけに、解体した後の廃材も環境負荷にならない、 新しいコンクリートとして「ALCパネル」が市場で伸びてきています。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 【ALCパネル】 (01)ニコラ・アペール・・・1804年に瓶詰・缶詰を発明したフランスの食品加工業者です。 (02)シュバリエ・アペール・・・ニコラの甥。 1845年にオートクレーブを発明しました。 (03)オートクレーブ・・・ひと言で言うと“高温高圧蒸気窯”です。 (04)サンド・ライム・ブリック・・・1866年に発明された、オートクレーブ処理による新しいレンガ。 (05)ポゾラン反応・・・ローマン・コンクリートの寿命が長い理由は、ポゾラン反応でした。 (06)ポゾラン・・・主成分は、シリカ(二酸化ケイ素)やアルミナ(酸化アルミニウム)です。 (07)水酸化カルシウム・・・ポゾランと反応することで、不溶性の硬化物質が生成します。 (08)ヨハン・エリクソン・・・1923年に「ALC」を発明したスウェーデンの工学者です。 (09)ALC・・・ Autoclaved Lightweight aerated Concrete の略称です。 (10)日本語では・・・オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートです。 (11)気泡の正体・・・水酸化物イオンが水素ガスを発生させます。 (12)ヨゼフ・へーベル・・・1943年に「ALCパネル」を考案しました。 (13)ALCパネル・・・ALCに鉄筋を組み込んで板状に成型し、規格化されたパネル建材です。 【フライアッシュ】・・・かつての産業廃棄物は、今や立派な工業製品です。 (14)フライアッシュ・・・石炭を燃焼するときに生じる灰。 ALCの原料となります。 (15)火力発電・・・排出されるフライアッシュは、かつては産業廃棄物でしたが、今や立派な工業製品です。 (16)ホキ1000形貨車・・・JR貨物のフライアッシュ・炭酸カルシウム専用貨車です。 (17)炭酸カルシウム・・・火力発電所へ輸送。 排出される硫黄酸化物の除去に使用します。 「1族と2族」に戻る |
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