物質の化学変化
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物質の変化には、大きく2つの種類があります。 1つは、物質を構成する粒子の集まり方が変化するもので、「物理変化」と言います。 もう1つは、物質を構成する粒子の組み合わせが変化するもので、「化学変化」と言います。 物質の化学変化を、化学式を使って表した式が、「化学反応式」です。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【化学反応式】 (01)化学式(中2)・・・元素記号を使って、物質を表したものです。 (02)元素記号(中2)・・・元素を、1文字もしくは2文字のアルファベットで表したものです。 (03)元素(中2)・・・物質を構成している基本的な成分です。 (04)原子(中2)・・・元素の実体です。 (05)ジョン・ドルトン・・・1803年に「原子説」を発表したイギリスの化学者です。 【化学反応式の例】 (01)火口付近では、二酸化硫黄と硫化水素が反応して、自然に硫黄が生じます。 (02)黄鉄鉱を燃焼させると、二酸化硫黄が発生します。 (03)鉄は、高温の水蒸気と反応して、水素を発生させます。 (04)銅の製錬では、まず、黄銅鉱に空気を供給して加熱し、硫化銅(T)を得ます。 (05)銅に濃硝酸を加えると、二酸化窒素が発生します。 (06)銅に希硝酸を加えると、一酸化窒素が発生します。 (07)一酸化窒素と硝酸が反応すると、二酸化窒素が生じます。 (08)アンモニアと酸素が反応すると、一酸化窒素が生じます。 (09)ハーバー・ボッシュ法では、高温・高圧下で、窒素と水素を反応させます。 (10)二酸化マンガンに塩酸を加えると、塩素が発生します。 (11)アルミニウムが酸素と反応すると、酸化アルミニウムになります。 (12)酸化アルミニウムは、塩酸(酸)と反応します。 (13)酸化アルミニウムは、水酸化ナトリウム水溶液(塩基)とも反応します。 (※)化学反応式を書くとき、どのようにして係数を決めたら良いだろう? → こちら 「化学反応式」に戻る |
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