「オーストラリアの旅(2003)」トップに戻る


メルボルン (Melbourne)


メルボルンで一番高いリアルトタワー最上階にある展望台からの眺め。


市の東側。緑が多く、高層ビルが少ないのが
東京との大きな違いです。


市の南側、ヤラ川の河口方面。
右手前に見えるはクリケット競技場。




Fitzroy公園横のプラタナスの並木通り
メルボルンは人口約350万人。シドニーに次いで2番目に大きな都市ですが、高層ビルは市の中心部に数えられるほどの棟数があるだけで、僅か数日の滞在でしたが全般的な印象としては、政治や経済・商業の華やかな匂いからは一歩も二歩も距離を置いているかわりに、古き良き時代の街の雰囲気を漂わせた緑の都というイメージです。

市街地図をみると Park とか Garden などと表示されている場所が多くあるのが目に付きます。メルボルンは別名「ガーデンシティ」とも呼ばれているように、緑の豊かな都市だということが実感できます。


滞在したホテルから歩いても行ける距離にあるフィッツロイ公園(Fitzroy Gardens)には、1768年にオーストラリア大陸を最初に見つけたキャプテン・クックの生家が、英国のヨークシャー州から移築され、往時の生活ぶりそのままの恰好で保存されています。



キャプテン・クックの生家の全景




往時のイギリス人の背丈は現在ほど大きく
なかったそうで、玄関口にある石は
馬に乗るときの踏み台とのこと。



メルボルン王立植物園 (Royal Botanic Garden)は市の中心部から市電に乗って約10分です。

これは珍しい!、黒鳥(ブラックスワン)親子の散歩に出会いました。生後どのくらいでしょう?、柔らかそうなグレー毛のヒナたちが親鳥に寄り添ってヨチヨチ歩き、とても微笑ましい光景でした。
王立植物園へリンクします
ブラックスワンの親子




リトル・ペンギン・ウォッチング:

フェアリー・ペンギン(Fairy Penguin)は、オーストラリア南部だけに生息し、17種あるペンギンの中でも体長約30センチと最も小さく、リトル・ペンギンと愛称されています。

早朝から夕方まではイカやイワシなどの餌をとりに海に出ていますが、日が暮れると、20〜30羽づつくらいの小グループになって、次から次へと海から戻り、砂浜を横切り、草むらにある巣に向かいます。

野生ペンギンのパレードを見物できるところはタスマニアにも何ヶ所かありますが、メルボルンからバスで約2時間、フィリップ島にあるスポットが一番有名で、年間50万人以上の観光客が訪れるそうです。

11月末は春もそろそろ終わる季節ですが、日が暮れると海辺の気温はぐっと下がります。厚手のセーターの上に防寒コートを着て、腰にはガイドさんが配ってくれた毛布を巻きつけましたが、それでもまだ結構寒いです。

でも、よちよち歩きのペンギンの集団が、ぞろぞろと海から上がって巣に向かう姿は、可愛らしく、一見の価値ありでした。

ペンギン保護のため、フラッシュ写真撮影は「厳禁」となっています。
この写真は、購入した「Wildlife of Australia」 (Nucolorvue Productions Pty Ltd 発行、
Copyright: National Library of Australia)から借用しました。



野生動物園へリンクします 野生動物園 (Wildlife Park)

リトル・ペンギンを見に行く途中、野生動物園に立ち寄り、コアラやカンガルーなどオーストラリアならではの野生動物や鳥たちに出会いました。



野生ペンギン見物のツアーは、途中のレストランでの「Lobster Dinner」込みの料金でした。Lobster(ロブスター)というから、大きな「はさみ」がついているエビを想像していましたが、実物は写真のとおりで、これはどう見ても「伊勢海老(Prawn)」です。

ガイドさんの説明では、北半球でとれるロブスターには大きな「はさみ」があるけれど、南半球に棲息するロブスターには「はさみ」がない、とのこと。ふーん??。


ページトップに戻る