メルボルン王立植物園
(Royal Botanical Garden - Melbourne)
メルボルンからタスマニアに行き、またメルボルンに戻ってきました。今回の旅もそろそろ終わりに近づいています。緑の中でのんびり、ゆっくりと過ごしながらリフレッシュしようと、ガーデン・シティとも呼ばれるメルボルンを代表する公園の一つ、王立植物園を訪れました。
1846年の開園ですから、150年余の歴史のある植物園です。 現在は、38万平方メートル(東京の日比谷公園の約2.5倍)の広さのところに、世界各地から集めた12,000種ほどの、大小さまざまな植物が植えられています。入園料は無料。 |
とにかく広いです。大樹から草木まで、そして芝生と、緑に満ち溢れていて、リフレッシュには絶好の場所です。半日ほどの時間でしたが、公園の中を花や植物を見ながら散策したり、木陰のベンチで休んだり、ゆっくりと過ごしました。 歩いたところは右の地図でオレンジ色にマークした所ですが、半日かけて全体の1/3くらいを歩いたことになります。我々旅人は少しでも多くのところを見て廻ろうという気持ちにが先ず起きがちですが、今日だけは急がない!あくせくしない!スローな日を過ごすぞ!と自分に言い聞かせていました。 |
名前は分かりませんが、紫のようなピンクのような色の花をつけた大きな木です。 ウィークデイの午後で訪れている人も少ないようです。写真の小径の奥から人が来るのが見えますが、単行本を小脇に抱えた老婦人でした。散歩して、疲れたらベンチに腰掛けて本を読むのかな?そんな時間が持てるなんて素敵だな!と思っていたら、hello と挨拶しながら通り過ぎてゆきました。 たくさんの自然の中で、リラックスした時間がここには流れています。 |
中央部にある大きな池では、オーストラリアの国鳥であるブラックスワンやいろんな水鳥たちが、のんびりと泳いでいます。 ブラックスワンが国鳥に指定された理由を私は知りませんが、「スワンはやはり白いほうが見た目もきれいだし、可愛げがあるな〜・・・」なんて思ったりしました。 |
花をたくさん見て回るのが目的ではなかったのですが・・・。 (写真はクリックで拡大します)
ピンクッション (Pincushon) 日本でも生花などに使われますが、 こんなに見事なのは珍しいです。 |
赤色ボトルブラシ (Bottle Brush) 花の形が、ビンの中を洗うブラシを 思わせる形です。 |
ストレリチア (Strelitzia) 日本では「極楽鳥」。英名は 「Bird's Tongue Flower」。 南アフリカ原産の花です。 |
クロホウシ(黒法師)。 多肉性植物。日当たりの良い場所ほど 色が濃くなります。 |
ユーホルビア (Euphorbia)。 ユーホルビア属のポリクロマという 種類で、黄色の花が咲きます。 |
アカンサス (Acanthus)。 長く伸びた花茎に、白い花が沢山 咲きます。 |
大きな池のそばで、ブラック・スワンの親子が散歩していました。 カメラを構えて2、3メートルの距離まで近づいても、さすがに近寄ってはきませんでしたが、逃げようとするそぶりもしません。きっと人間から苛められた経験がないのだと思います。 |
セイケイ (Purple Swamphen) という、オーストラリアやニュージーランドに棲息している鳥です。 顔の先っぽが赤いので、最初に見たときは今では希少種に指定されている飛べない鳥(走鳥類)タカヘ?とも思いましたが、ここが王立植物園だとは言ってもそんな珍鳥がメルボルン市街地にある公園にいるわけないですよね。 ブラックスワンの親子に気を取られているうちに、いつかいなくなってました。 |